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ミニ氷河期がやってくるらしいが、江戸時代にあった氷河期の時はどんな様子だったんだろう?

投稿日:2015年7月20日 更新日:

いま世界は地球温暖化を懸念しているが、一部の科学者は逆に氷河期の訪れを予測している。

このミニ氷河期は2030年くらいにやってくるらしいが、ミニ氷河期という気象現象は過去も地球を襲っている。直近では1645~1715年の間だ。

この期間の日本は江戸時代。はたして、どんな気候だったんだろうか?

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2030年に氷河期がやってくる!?

イギリス・ノーザンブリア大学のヴァレンティーナ・ザルコバ教授が、ウェールズ、ランディドノーで行われた王立天文学会総会で身の凍るような調査結果を発表した。最新の技術によってこれまでよりもはるかに高い精度での太陽周期の予測が可能になり、 ザルコバ教授の予測によると、2030年から2040年の間に太陽の活動は半分以下に落ち込んでしまうという。

参照元:marketwatch.com「Global freezing: A ‘mini ice age’ could be on the way by 2030, scientists say」

科学者が予測する太陽活動の低下と、それによって引き起こされるであろう地球全体の気温低下。このミニ氷河期をマウンダー極小期と呼ぶらしく、一番最近だと1645年~1715年がこの期間に当たらるらしい。

マウンダー極小期の期間は太陽の活動が極端に落ち込み、普通なら太陽の表面に現れる黒点が、この期間はまったく現れなかったのだ。

過去400年の太陽の黒点数のグラフを見て見ると、それが明確にわかる。

画像参照:wikipediaマウンダー極小期より

気温低下の影響でイギリスのテムズ川では、真夏なのに氷が張り、そこでスケートが出来たという。その様子を描いた絵画が実際に存在する。

そんなマウンダー極小期、ミニ氷河期が2030年ごろに始まるという。

「え!?大丈夫なの??みんな死ぬの!!?」

真夏でもコートが必要なのか?こたつが必要なのか?

そのヒントを得るためにも、かつてのマウンダー極小期では日本で何が起こっていたのかを調べてみた。

日本のマウンダー極小期

二酸化炭素やフロンガスの排出によるオゾン層の破壊、それによって引き起こされる地球温暖化によって、地球は年々気温が上がっている。

それに対して、直近のミニ氷河期が発生した1645年~1715年ごろ、つまり江戸時代は今よりももっと寒かったらしい。

 

今現在は、真冬でも東京で雪が降ることはあまりない。たまに成人式の日に大雪になって、新成人が大変な思いをするくらいだ。

だが江戸時代はもっと雪が多く降っていた。雪を題材にした絵や落語、文献もたくさん残っている。

 

また、冷害による飢饉もたくさん起こったという。

しかし江戸の四大飢饉と呼ばれている大規模な飢饉は、この期間中には発生していない。ミニ氷河期が寒いとはいえ、なんとか作物は育つようだ。

 

またこのミニ氷河期の時代には当てはまる1702年には、忠臣蔵が勃発した。赤穂浪士が吉良義央を討ったわけだが、太陽の活動とは無関係であろう。ただ、討ち入りの時はめちゃくちゃ寒かったかもしれない。

更にいうならマウンダー極小期の真っただ中の、宝永4年(1707)に富士山が大噴火を起こしている。

まったく関係ないけれど、今の日本の活発化する火山活動を鑑みると、富士山の大噴火は次のマウンダー極小期といわれている2030年以降に起こったりして…。

 

とにかく、日本の歴史的な出来事を見ても、太陽の活動が落ち込んだ影響と思われる事件は起こっていない

日本の江戸時代は、確かに現代よりかなり寒かった。しかし、致命的なほどに寒かったというわけではないようだ。

もしミニ氷河期が訪れたら人類は滅亡するのか?

先ほど紹介した科学者によると、2030年から2040年の間に太陽の活動は半分以下に落ち込んでしまうという。

太陽の活動状況は黒点を観察することでわかる。黒点の数が多ければ活発化していて、少なければ沈静化しているってこと。このサイクルは通常、約11年周期で繰り返されている。

この太陽の周期と黒点の数について、近年のグラフを見て見よう。

画像参照:国立天文台・太陽活動データベース

太陽の黒点の数が、2000年代以降は低下しているのがわかる。

数年前までは「太陽の活動は2013年ごろに活発化するだろう」という専門家が多かったのだが、実際は太陽の活動がそれほど活性化することもなく、再び黒点の数は減少傾向にある。

このような太陽活動周期の沈静化が、今後も続くとしたら…先ほどの科学者の予測も現実味を帯びてくるだろう。

 

では、本当にミニ氷河期が訪れたら地球はどうなるのだろうか?

何が起こるかはわからないけれど、少なくとも人類が絶滅するようなことはないはずだ。だって江戸時代だって、何事もなく人間は生き残っているのだから。

 

今より数度気温は下がるかもしれないが、温暖化が進む地球にとっては寧ろラッキーだったりして。

もしかしたら、東京も雪が降るようになり、ホワイトクリスマスの確率も上がるかもしれないし、ウインタースポーツは今よりも盛んになるかもしれない。スキーやスノーボードなんか今よりもが流行したりして。

過去の状況を見る限り、そんなに悲観する必要はないような気がする。

 

ただ、このミニ氷河期をきっかけにして、本格的な氷河期が訪れる可能性もゼロではない。

いま地球温暖化が騒がれているが、本当に危惧するべきは次の氷河期なのかもしれない…。

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