危機対策

富士山や箱根山が噴火した場合の火山灰対策にはどーいった方法があるのだろうか?

2015年5月12日

富士山が噴火したら?火山活動が活発化している箱根山が噴火したら?きっと火山灰は大きな被害を招くだろう。もちろん関東地方にも降り注ぐ。

我々は火山灰対策として、どういった行動をとればいいのかをまとめてみた。

火山灰が降り注いだらどんな被害があるのだろう?

火山灰が都市部に降り注いだ場合、どういった被害が考えられるのだろうか?

  • 火山灰が飛行機のエンジンに悪影響を与え危険なため、フライトが出来なくなる可能性がある。
  • 火山灰が降り積もることで視界や道路状況が悪くなり、交通事故が起きやすくなる。
  • 鉄道も火山灰の影響で通常運行できなくなる。
  • 電信柱に降り積もり、電線が切れたり漏電したりすることで停電が起きる。
  • 浄水場などの施設に降灰することで、給水に支障がでる。
  • 精密機械の内部に火山灰が侵入すると、壊れてしまう場合がある。
  • 農作物に被害が出る。
  • 目やのどを痛めてしまう可能性がある。気管支系の病気やぜんそくも悪化するかもしれない。

どれだけの火山灰が降るのかは噴火の規模によって様々。気象庁では「降灰量階級」を3段階に設定し、その規模によって「多量」「やや多量」「少量」に分けている。

ライフラインに悪影響を及ぼすほどの「多量」な火山灰が降り注ぐかどうかはまだ未知数。

しかし、日本一の富士山が万が一噴火したら、その降灰量も日本一になるのではないだろうか。

最悪の場合全てのライフラインがストップし、首都圏がその都市機能を停止してしまう可能性だってあるのだ。

 

政府は富士山に様々な観測装置を設置し、24時間体制でその火山活動を注視している。噴火の前には、山体膨張などの前兆現象を観測することで、かなりの確率で予測することが出来るという。地震の予知よりは遥かにマシだろう。

そしてその対策についても、内閣府の富士山火山防災協議会が様々な対策を講じている。

 

では我々一般ピープルが、火山が噴火した時に出来る対策とは何だろう?

民間でできる火山灰対策

降灰時のお出かけ対策

基本的に一番大事なのは外出を控える事。

ではどうしても外出しなければならない時にどうすればいいか?

  • 口元にハンカチ、またはマスク着用
  • 降灰時は傘をさす
  • コンタクトレンズの人はメガネにする。花粉症用のメガネならなお良し。
  • 帽子をかぶる

とくにマスクの着用は重要。火山灰はトゲトゲの粒子なので、喉を傷つけたりぜんそくが悪化してしまう可能性がある。

降灰時の室内対策

自宅での対策で一番大事なのは、窓を閉め切って火山灰の侵入を防ぐこと。

換気口があれば、テープか何かで塞ぎ、火山灰がはいらないように対策しよう。

最悪の場合、停電や水道がストップすることもあるので、水の汲み置きや備蓄も有効。

火山灰を掃除するスコップや、火山灰を入れるための袋を常備しておくのもいいだろう。

降灰時の株価対策

紡績関係の株を買おう。具体的には東洋紡など、社名に「紡績」の付く会社。

インフルエンザの大流行、PM2.5問題など、世間が大量にマスクを消費し、品切れ状態になる事件が過去にあった。

その時に紡績関係銘柄はめっちゃ上がっているのである。

 

火山灰対策のまとめ

富士山や箱根山が噴火したらどうなるか?

吹き上げられた火山灰は偏西風に乗り、関東一円に降り注ぐ。

その被害は甚大なものになるだろう。首都圏の経済的打撃は2兆5000億円に上るとも言われている。

停電、交通機関完全ストップ、周りのスーパーからは食品が消える…。

首都圏の建造物や交通機関は、火山灰による被害は想定していないという。きっと、それぞれの機関で様々な対策が練られていると思うが、被害は甚大なものになるだろう。

あまり想像したくはないが、食料や水の備蓄や防塵マスクや防塵メガネを買っておくなどの対策をしておくといいかもしれない。

備蓄は地震対策にもなるしね。

美味しい備蓄食品はこのエントリーでも紹介している。

美味しいアルファ米で大災害を生き残れ!!最高の非常食を常備すべき理由。

 

御嶽山の噴火はまったく予知できなかった。しかし御嶽山とは違い、富士山の周辺には地震計や傾斜計などの観測計器が張り巡らされている。噴火はかなりの確率で事前に予測できるはずだ。

しかしそれだって完璧とは言えない。しかも確実に予測できるのは、噴火の直前である可能性が高い。

噴火予測の情報に敏感になる事や、事前の対策をしっかりと行う。そして後は、それを気にせずに楽しく過ごす。それが我々が出来る精一杯の事ではないだろうか。
  

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