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核戦争が超古代文明を滅ぼした!?インドの伝承にある”インドラの矢”は核爆弾説を紹介。

2016年7月19日

さて、まずはジブリの名作「天空の城ラピュタ」から、ムスカの有名なセリフを紹介しよう。

「これから王国の復活を祝って、諸君にラピュタの力を見せてやろうと思ってね…。見せてあげよう、ラピュタの雷を!!旧約聖書にあるソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ!ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがねッ!!!」

ムスカが笑いながら飛行石をサッと動かすと、ラピュタの下層から閃光が走った。

ヒュッ!

……どかーーーーん!!

海上に静かに吸い込まれた閃光は、その直後に大爆発を起こすのだ。

 

このシーンで登場したラピュタの最終兵器「インドラの矢」は、古代インドの聖典に登場する兵器がモデル。

実はこのインドラの矢、その描写が核爆弾に酷似しており、大昔に核戦争が行われたのではないか?とも言われている。

しかも、その”痕跡”が実際に遺跡として発見されたというのだ。

核爆弾を作り出すほどの超古代文明が実在し、そして戦争の末に滅びた…その証拠とは!?

古代文明は核爆弾によって滅びた!?

ヒンドゥー教の聖典であるインド2大叙事詩には「ラーマヤーナ」と「マハーバーラタ」がある。インドラはその中に登場する神様のひとり。

マハーバーラタは、今から1万年ほど前にインドで行われた戦争の伝説が記されている。

その描写は、まるで現代の最新兵器を利用した戦争のごとく、リアルで恐ろしいものだった。

「それは、宇宙の力が詰め込まれているただ1個の飛び道具だった。太陽を1万個集めたほどの明るい白熱した煙と炎の柱が、輝きながら立ち昇った」

「それは、未知の武器であり鉄の稲妻、巨大な死の死者だった。プリシュニとアンダーカの全民族を灰に帰らせた」

「死体は、あまりにも焼けただれて、とても見分けがつかなかった。毛と爪は抜け落ち、壺はわけもなく砕け割れ、鳥たちは白く変わった」

「授けられたその力は、千の目を持つインドラ神の雷、生けるものすべてを破壊した」

 

参照元:マハーバーラタの終末予言(世界を動かした予言)

ここに登場する「インドラの雷(イカヅチ)」が「インドラの矢」のことだ。

マハーバーラタにはこういった超兵器以外にも、「ヴィマナ」と呼ばれる空を飛ぶ戦闘機のような兵器の描写がある。ヴィマナで相手の都市を爆撃したというシーンが登場するのだ。

 

…太陽を1万個集めたほどの明るい白熱した煙と炎の柱が、輝きながら立ち昇った

毛と爪は抜け落ち…

千の目を持つインドラ神の雷、生けるものすべてを破壊した!!

 

1万年前の大昔に、これらの描写に見合う兵器が存在しえただろうか?

もし創作だったとしても、紀元前にこんなにリアルに描写できるだろうか?

灼熱の炎を生み出す、核爆弾のような兵器が存在したのではないだろうか!!?

 

大昔の能力バトル系ライトノベルといってしまえば確かにそうかもしれない。

しかし、すべてがフィクションなのだろうか?

 

…実は古代の核爆発の痕跡を思われる不思議な遺跡が存在する!

現代に残る古代核戦争の名残「モヘンジョダロのガラスの町」

インダス文明の古代都市モヘンジョダロには、奇妙な街の遺跡があるという。

現地の住民に「ガラスの街」と呼ばれ、誰もが気味悪がって近づかない曰くつきの場所。そこは一面、不思議なガラスのような物質に覆われているという。調査団がそのガラス質の物体を調べると”超高温によって溶けて”いることがわかった。

もちろん、何千年も前にガラスを溶かすくらいの超高熱を発生させる技術があったとは思えない。

また、ガラスの街では通常の50倍という高濃度の放射能が検出されているといから驚きだ。

そこでは、核実験の爆心地にしか存在しないといわれるトリニタイトと呼ばれる物質も発見されたという。

 

モヘンジョダロは死の丘との異名があり、遺跡では突然死と思われる死体がたくさん発掘された。その一部は明らかに”超高温で死に至った死体”だったというのだ。

考古学者は火山爆発による超高熱が原因と予測しているが、モヘンジョ・ダロの近くには火山は存在しない。

これほどの超高温の原因は何なのか…?

これこそが、古代に核戦争が行われた証明ではないのだろうか?

実際のところはどーなの?

では、ホントに古代核戦争は行われたのか?

 

マハーバーラタで描かれる古代戦争は、今から8,000~10,000年前の出来事と言われている。

そしてインダス文明とモヘンジョ・ダロは、今から4,000~5,000年前。

時代が合わない。

 

また、マハーバーラタの戦争は、今のデリー近くの平原で行われたとされている。

モヘンジョ・ダロの遺跡とは直線距離で、約800~1,000kmほど離れている。

場所も合わない。

 

そもそも、「ガラスの街」の存在自体がねつ造されたものという話もある。

モヘンジョダロで古代に核戦争が起こったという説を一番最初に発表したのは、イギリスのデイヴィット・W・ダヴェンポートとイタリアのエットレー・ヴィンセンティという2人の研究者。彼らがガラスの街を発見し、古代核戦争説をまとめた書籍はもうどこでも手に入らないし、二人の研究者も行方知れず。

モヘンジョダロの専門家もガラスの街なんて見たことないと言うし、グーグルマップの衛星写真で確認しても、ガラスの街なんてどこにもない。

実際のところは、単なる現地のうわさ話や怪談みたいなものを面白おかしく伝えたのが「ガラスの街」なのかもしれないし、マハーバーラタのインドラの矢と結びつけたフィクションの可能性も高いだろう。

発見された9500年前の謎の海底古代都市!!

もちろん、インド周辺にムー大陸やレムリア大陸の流れを組む超古代文明が、インダス文明のはるか昔に栄えていて、その謎の文明が核兵器を使用して跡形もなく滅びた可能性もゼロではない。

実は2002年インド西部のスラト沖合で9500年前の海底遺跡が発掘された。これは当時の新聞でも報道された事実だ。インダス文明の5000年以上前に、すでに文明が栄えていたのだ。

インドのジョシ科学技術相は16日、同国西部グジャラート州スラト沖で9500年前のものとみられる古代都市の遺跡が見つかったと発表した。インド政府の声明は、「紀元前3500年ごろに出現したイラクのシュメール文化をさかのぼる世界最古の都市の可能性がある」としている。

発見されたのは、木片やつぼのかけら、骨の化石などで、同相によると、放射性炭素を使った測定法で木片を調べたところ、紀元前7500年ごろのものと推定された。また、海底には、建造物らしいものがあることが水中音波探知装置で分かったという。

インド政府は、考古学の専門家による特別チームを編成し、さらに調査を続ける方針だ。

2002年1月17日読売新聞より抜粋

紀元前7500年前、つまり約9500年前に、謎の都市が滅び、海底に沈んだ…。

世界中の神話に伝わる洪水伝説の根拠は、やはり謎の超古代文明の名残なのか!?1万年前の戦争を描いたマハーバーラタと、時期的にも場所的にも奇妙な符号がある。モヘンジョ・ダロやデリーと場所的にも近いのだ。

 

スラト沖合の超古代文明が何万年の歴史を持っていたのか?ホントに存在しているのか?それはまだわからない。だけど、四大文明が人類文明の始まりととらえるなら、文明が始まってまだたったの1万年も経過していないのは確かだ。そう考えると、何万年も前に栄えた超古代文明があっても不思議ではない。

インダス文明を含めた人類最古の四大文明は、その発祥や滅亡について、いまだに多くの謎を残している。人類に先行文明があったとしてもおかしくないだろう。

 

世界中の神話にある、やたらと人間臭い神々は、実は古代文明の英雄たちなのだろう。

超古代文明は一度核戦争で滅び、その後に栄えた人類こそが我々なのかも知れない。

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