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「適度の飲酒は健康に良い」はウソとの研究結果が!アルコールが脳と身体に及ぼす悪影響。

投稿日:2016年5月13日 更新日:

「酒は百薬の長」という言葉があるように、適度な飲酒は健康に良いとされている。

しかし最新の研究によると、この考え方は間違っているようだ。

酒を飲み過ぎるのは健康に悪いってのはもちろんだが、適度な飲酒をしたからといってまったく飲まない人と比べても長寿になることは一切ないという。

酒は健康に悪いのか?酒を飲むことで起きる悪影響を紹介しよう。

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適量の酒は健康に良いはウソ??

たとえば日本酒であれば1日の最適な摂取量は1合。ビールなら中瓶1本、ウィスキーならダブル1杯。これが適度な飲酒の量といわれている。

この程度であれば、アルコールにはストレス解消やリラックス効果もあり、全身の血行も促進され、健康に良いとされている。動脈硬化・心筋梗塞・痴呆症のリスクを下げるという研究結果もあるようだ。

もちろん、この適量を超えて飲んだとしたら、様々な病気の原因になったり、健康を害したりする。

 

…しかし、最新の研究によると、まったく飲まない人と適度な飲酒をしてる人の寿命にほとんど違いはないことが判明した。

酒は適量なら健康に良いって話はウソなのだろうか?

適度な飲酒に寿命延長効果はなく、飲酒しない人と寿命に違いはない――「酒は百薬の長」を否定する研究結果が、カナダのヴィクトリア大学と、豪州国立薬物調査研究所の共同研究チームによって発表された。

中略

(87件のアルコールに関する研究論文を検証した結果)一般的に「適度な飲酒(アルコール量で1日1.3~24.9グラム)」とされるレベルの人と、まったく飲酒をしない人を比較しても、死亡率の有意な減少は確認できなかった。

研究者らは、飲酒が動脈硬化症や冠動脈疾患など、一部の疾患リスク低下と関係があることは認めつつ、「飲酒によってリスクが上昇する疾患で、結果的にアルコールの健康効果とされるものは相殺されているのだろう」とコメントしている。

参照元:「酒は百薬の長」と言われてきたが カナダ、豪州の研究で完全否定

研究者によると、たしかに適度な飲酒には一定の健康効果があるが、飲酒によりリスクが上昇する疾患もある。

アルコールの良い影響と悪い影響が相殺されることで、お酒を一滴も飲まない人と適量飲む人の寿命には差が見られなかったのだろう、とのこと。

 

適量のお酒は確かに健康に良い面もあるけれど、だからといって飲まない人に比べて健康になるってわけではないのだ。

”薬”と”毒”のたったひとつの違い

「薬」と「毒」の違いを知っているだろうか?

その違いはたったひとつしかない。

それは摂取する分量だ。

薬も多量に服用すれば毒になるし、世の中にある毒のほとんどは薬にもなりえる。

実際にヘビ毒や植物毒などの自然界に存在する毒が、新しい薬の原料になる例はたくさん存在するのだ。

 

しかし、アルコールに関していえば、それが当てはまるかどうかは判断に悩むところ。

アルコールを少量飲んだとしても、たしかに健康効果もあるものの、悪影響もある。

 

では、アルコールが我々に及ぼす悪影響とはどんなものなのだろうか?

恐ろしいアルコールの健康被害!

アルコールを飲み過ぎるとどうなるのか?

もちろん、死ぬ。

飲み会で一気飲みした挙句、急性アルコール中毒で死亡したなんてニュースは時たま耳にするだろう。

 

また、毎日適量以上を飲酒すると、さまざまな身体的、精神的影響が現れる。

  • 脂肪肝や肝硬変などの肝臓疾患の原因になる。
  • 脳が委縮してしまい、記憶力・判断力・自己統制能力が低下する。
  • 口腔癌・咽頭癌・喉頭癌・食道癌・肝癌・大腸癌などの原因になる
  • 脂肪をつきやすくし、筋肉の成長は阻害する
  • 強い依存性がある

アルコールを日常的に飲む人は、飲まない人に比べてうつ病になりやすく、自殺率も高いという統計もある。

また、一度アルコール依存症になってしまうと完治することはなく、一生苦しむことになる。

 

最近すっかり喫煙者は肩身が狭い世の中になったけれども、タバコよりも酒の方が遥かに健康に悪いのだ。すくなくとも、タバコを20本一気に吸ったからといって死ぬことはないのだから。

これだけ酒が健康に悪いとわかっていながら、なぜ世の中から無くならないのだろうか?

酒が世の中からなくならないふたつの理由

20年前に比べて圧倒的に喫煙者は減っている。「タバコ=カッコ悪い」というイメージ、「タバコ=健康に悪い」という啓発、それに加えて「度重なる増税」。こういった影響の結果だろう。

しかし、タバコ以上に健康に悪く、タバコよりも圧倒的な数の死者を出しているアルコールはなぜ規制されないのだろうか?

それには大きくふたつの理由があるだろう。

①酒は文化である

酒は太古の昔より神事に欠かせない。乾杯や献杯があるように、お酒というのはもはや文化であり、社会生活に欠かせないものになっているのだ。

それに酒を介したコミュニケーションが、社会を回しているという側面も確かにある。

②酒がなくなると困る人が多い

お酒は莫大な市場を形成している。これがタバコと大きく違うところだ。タバコが増税しまくりなのに、酒はタバコほどに増税しないのもそんな理由なのだろう。

飲料水を販売する大企業、たくさんの居酒屋や酒屋…もし酒を禁止したとしたら、たくさんの人の職業を奪う事にもなる。アルコール関連企業が政治にも影響を及ぼしている可能性もあるだろう。

 

お酒は我々の社会の潤滑油として、そして人生を簡単に破滅させる危険な毒として、これからもなくなる事はないだろう。

酒を飲むのは○○の無駄、飲まないのは○○の無駄

アメリカで禁酒法が制定され、飲酒やお酒の製造・販売が完全に禁止された時代があった。

しかし、見つかったら逮捕されるってのに、人々は隠れてお酒を飲み続けたという。

お酒には、それだけの魅力があるってわけだ。

 

私はお酒がぜんぜんダメで、甘いもの大好き人間だ。砂糖が身体に悪いという理由から、禁甘味法が出来たとしたらどうだろう?

国会の前に座り込んで抗議をしたあげく、強引に警察に連行されて拘留。その後、地下に潜り「甘味解放同盟」という地下組織を立ち上げて、ゲリラ的に移動クレープ屋さんをやりながら反政府活動を続けるだろう。

…酒は飲めないが、禁酒法時代に隠れて酒を作り続けた人たちの気持ちはわかる。

酒ってのは人間が生きる為に必要不可欠なスパイスなのかもしれない。

 

最後に大酒飲みの友人が好きな、お酒にまつわる名言を紹介したい。

「酒を飲むのは時間の無駄、飲まないのは人生の無駄」

酒は脳を麻痺させるし、創造的な活動がまったくできなくなる。まさに時間の無駄だ。

しかし…

酒を飲むことが人生を輝かせることもあるのかもしれない。

 

時間を無駄にするのか?人生を無駄にするのか?

あなたはそれでも、酒を飲むだろうか?

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