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女性のサドルを200個盗んで逮捕された変態男と、異常な的性指向「対物性愛」とは?

かつて女性が乗っていた自転車のサドルばかりを200個盗んで逮捕された変態がいた。

「サドルのにおいを嗅いだり、なめたりするのに欲しかった」

そう彼は供述したという。

キングオブコメディ高橋が女子高生の制服を盗んで逮捕されたが、それを遥かに凌ぐ変態っぷりだ。

そんなサドルへの愛情と、物体を恋愛対象とする「対物性愛」という性的指向を紹介しよう。

自転車のサドルを盗んで逮捕!その変態的供述内容

かつて何時間も側溝に潜んでスカートの中を覗いていたという変態が逮捕された。

「私は道になりたい」側溝からスカートを覗く変態的行為で逮捕された男、懲りずに2度目の犯行!!

そのエロへの凄まじい情熱に舌を巻いたが、それに引けを取らない変態が「サドル男」だ。

サドル男が逮捕されたのは2013年。彼は女性の乗っていた自転車のサドルばかりを200点も盗み、窃盗で逮捕されたのだ。

彼は女性の利用率が高い電動自転車を狙っていたという。なかな味のある供述をしているので紹介しよう。

 

「女性のサドルは匂いが違う。自分は臭いで完全に(女性が乗っていたか)判別できる!」

「サドルの革の質感やにおいが好きで、なめたりにおいをかいだりしていた」

「自分は皮フェチ。だからビニール製サドルは盗まなかった」

 

サドルが女性のものであるか判別できるって自慢されても…とにかく凄い情熱だ。

このサドルを愛しすぎたが故に200個も盗んでしまったサドル男。それほどまでのサドルにかける愛情は、どこから湧いてくるのだろうか?

この世の中には人ではなく物体しか愛せないという、不思議な性的指向がある。ひょっとしたら、サドル男もそんな性的指向を持っていたのではないだろうか?

物体しか愛せない性的指向を「対物性愛」と呼ぶ。対物性愛の内容と症例を紹介しよう。

物体が恋愛対象!?対物性愛の謎

「対物性愛」という性的指向がある。読んで字のごとく、物に対して性愛を感じてしまう性的指向の事を指す。

常人では中々その感覚はわからないだろう。

誰しもが愛着のある道具を持ったことがあるはずだ。こどもの頃に買ってもらって、ずっと大事にしているお人形やおもちゃ。愛着のあるビンテージのカメラ。長年メンテしながら使い続けて、やっといい音が出るようになったギターやベース。相棒として何千キロも共に走ったバイク。そんな物体にかける愛情ではなく、確かな性的対象として物体を見るのが「対物性愛」だ。

そんな不思議な対物性愛の症例を少し紹介しよう。

  • 2002年の冬のカナダでは道路とセックスしようとした男性が、車にはねられて死亡した。彼は全裸で道路に寝転がり、イチモツを地面にこすりつけていたという。
  • ドイツ、ベルリンの壁を性的対として愛した女性がいた。彼女は対物性愛者であった。
  • 「世界丸見え!テレビ特捜部」ではエッフェル塔に恋をした女性が紹介されたことがあった。彼女はただエッフェル塔が好きというわけではなく、恋愛感情や愛情をもってエッフェル塔を見ていた。

この様に、世界中に対物性愛者は存在するのだ。道路と性交渉をして死んでしまった男には心から同情するが、きっと幸せの絶頂に逝けただろう。

 

不思議な対物性愛であるが、その原因は脳の偏桃体の異常にあるかもしれない。

この世にはクリューバー・ビューシー症候群という聞きなれない病気が存在する。

このクリューバー・ビューシー症候群になると、性的な異常行動を行うというのだ。

猿の脳の偏桃体を切除するロボトミー手術みたいなものを行うと、性衝動が過剰になり性行動にも異常か見られるようになった。雄雌見境なく交尾しようとするばかりか、猿以外のあらゆる動物を性的対象として見てしまうという。

クリューバー・ビューシー症候群は人間にも起こることが確認されている。人間以外の物体を性的対象とする対物性愛の症状とほとんど同じだ。

だとすれば、人間の対物性愛も”偏桃体の異常”が引き起こす現象なのかもしれない。

サドルへの愛

では、サドル男はサドルしか愛せない対物性愛者であったのだろうか?

…そうではないだろう。

もし本当にサドルの対物性愛者であったのなら、サドルそのものに愛情を感じていたはず。わざわざ、女性の自転車からサドルを盗まずとも、街で買ってくることも出来ただろう。男性が乗っていたサドルでも、サドルであれば愛せたはずだ。

しかし彼は女性が乗っていたサドルのみを収集し、そのサドルの臭いを嗅ぎ、舐めまわしていた。明らかにサドルそのものと共に、女性への性愛もそこに存在する。

純粋なる対物性愛とは違うであろう。

きっと自分への劣等感、女性への恐怖、倒錯した性衝動、そんなものがないまぜになりサドルを集めてしまったのだろう。

 

女子高生の制服を泥棒する、女性の下着を泥棒する、女性の下着を泥棒して捕まる…。

人間、様々な性的指向を持っているし、それをあえて否定はしないが、他人に迷惑を掛けたり、犯罪行為を行ったらアウトだろう。

例えば…女性の飲んだ缶ジュースの空き缶を集める。これなら犯罪にならないのではないだろうか?

 

「あ、コーヒー飲んだ?空き缶ついでに捨てておいてあげるよ」

「ありがとう、やさしいね」

「いえいえ…」(そっと空き缶をカバンにしまう)

男の部屋の中には女性が飲み終わった後の空き缶が、飲料メーカー毎に丁寧に並べられている。

彼はその匂いを嗅いだり、残った数滴を飲んだり、飲み口を舐めたりして楽しんでいるのだ。

 

…むしろ、下着泥棒の方が健全に思えてくるくらい気持ち悪い!!

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