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生瀬勝久が様々な職業になりきる「三宅裕司のワークパラダイス」のお仕事を紹介!!

2016年10月24日

先日、ロバート秋山が様々な職業に扮する「クリエイターズ・ファイル」を購入した。

これがまた、本当にいそうな人を秋山が完璧に演じていて、めっちゃ面白い!!メイクもバッチリだし。

このクリエイターズ・ファイルを読んでいて、ひとつの伝説的バラエティ番組を思い出した。

「三宅裕司のワークパラダイス」という深夜番組だ。

もう15年以上前に放送されていた番組なので、知らない人も多いだろう。需要があるのかどうかわからないが、三宅裕司のワークパラダイスの番組内容と、その魅力について紹介したい。

三宅裕司のワークパラダイスとは!?

三宅裕司のワークパラダイスとは1999年~2000年に放送されていた、深夜のバラエティ番組。

司会の三宅裕司が、様々な職業に扮した生瀬勝久をゲストに招き、話を聞いていくトーク番組だ。

独特のカメラワークや、三宅さんの鋭い突っ込みに狼狽する生瀬さん、という構図がとても面白い。

その番組で登場したさまざまな職業を紹介したい。

ウナギのぬめり選別士 杉原恭一

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ウナギのぬめり選別士は、その名の通りウナギの”ぬめり”を選別し、ランク分けする仕事。

ぬめりレベルによって「上ヌラ」「並ヌラ」「捨ヌラ」の三種類に分けられる。選別したウナギは、主にバラエティ番組の「ウナギつかみコーナー」で使われる。

三宅「その時(バラエティ番組)用のためだけですか?それ以外の使い道というか…あなたの仕事の必要というのは…?」

杉原恭一「ないわね」

最近ではウナギの需要もめっきり落ち込み、月収はサラリーマンの初任給よりちょっと少ないくらいだという。

 

☆悩める若者たちへの一言

「柳の下のにウナギは居ない」

ヨット数え 関口波男

日本全体で海にとめられるヨット数には”制限”があるのを知っていただろうか?

ヨット数えは、海辺に並ぶヨットの数を正確に数え、その制限数を超えないように監視する仕事だ。

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関口波男「海の上にヨットが浮かびます。そうすると、ヨットの分だけ、え~海に穴が開きますね。海に穴が開いた分、え~水面が上がりますね。それが一定であれば大したことはありませんが、それが一艇、二艇、三艇、たくさんの数になりますと、それだけ海面が上がりまして、日本が水没すると

三宅「あ、そ~いうことなんですか」

関口波男「そういうことで、海上保安庁から委託を受けてやっております」

一見地味な仕事だが、ヨット数えは日本の国土を守る大切な仕事なのだ。

 

☆悩める若者たちへの一言

「波風なくしてヨット走らず!!」

ダルマ電話相談室 赤蔵太一

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「ダルマをどこに置けばいいのか?」

「ダルマを家のどこに置いても転がってしまう」

「ダルマを置いていたら、翌朝、緑色になってしまった」

「お腹の上にダルマを置いていると、水虫が治るんじゃないか?」

などなど、ダルマ電話相談室はダルマに関する様々な悩みを専門に応える仕事だ。

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番組ではダルマに瞳を描くとき、より目、斜め目、半目、点目などはやってはいけないと、丁寧な解説がなされた。

 

そんなダルマ電話相談室は営利目的ではなく、赤蔵氏の本業は夜警。

昼はダルマ電話相談室をやっているので、夜警の時はほとんど寝ていると語る赤蔵氏であった。

 

☆悩める若者たちへの一言

「だるま、主(あるじ)を選ばす!!」

植物弁護士 庭泊明(にわどまりあきら)

世の中には様々な事件があり、その中には植物に関係する事件も思いのほか多く発生している。

そんな植物に関連した事件を専門に扱う弁護士、それが植物弁護士だ。

といっても、中々イメージがわかないと思うので、庭泊明氏の取り扱った事件簿を紹介しよう。

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・竹の子家屋転覆事件

竹の子は地下を伝って繁殖する。その特徴を利用し、竹の子で隣の家を転覆させた事件。

・ツタ植物家屋崩壊事件

ツタを植えて、隣の家にへばりつかせて、その家を潰してしまおうとした事件。

・ヒマワリ覗き見事件

「ずっと誰かの視線を感じる…」そう不安に思っていたら、その原因が庭に植えてあるヒマワリがずっと同じ向きを向いていたせいだった…という事件。

・藤棚熊ん蜂事件

隣の家の敷地まで藤棚を広げ、そこに熊ん蜂をおびき寄せ、住居者に危害を加えようとたくらんだ事件。

・スイレン藪蚊事件

スイレンをベランダの鉢に植えたら、そこから発生した藪蚊に足を刺されて苦しんだという事件。

 

…私たちの身近に、植物による危機は確かにあるのだ。

もし植物関連の事件に巻き込まれたら、植物弁護士に相談するのが最適だろう。

 

☆若者たちへの一言

「ママコノシリヌグイ…自分の尻は自分で拭けゆ~ことやね!」

錦鯉セラピスト 虹袋墨男(にじぶくろすみお)

錦鯉セラピストは、錦鯉の精神的なケアを専門とする仕事。

虹袋氏が立ち上げた「株式会社レインボーカープ・メンタルケア」は現在社員8名で、年商は3億にもなるという。

鯉もストレスを感じると、色が悪くなってしまう。

虹袋氏は、そんなストレスのたまった鯉たちに様々なケアを施す。

水槽に麩を入れる、マリモを入れる、音楽を聞かせる、といった方法で錦鯉のストレスが解消されると虹袋氏は語る。

 

☆悩める若者たちへの一言

「鯉に上下の隔てあり」

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三宅「これは若者たちにどういうことを…?」

虹袋「上下関係を大事にしなさいと、いうことですねぇ」

三宅「…はい」

使い込み屋 餅原浩一

買ったばかりの新品の商品は、どうもしっくりこない場合がある。

使い込み屋は、そんな新品の商品を持ち主に代わって使い込み、色、ツヤ、形、すべてをいい塩梅に仕上げる仕事。

餅原氏はジーンズ、テレビ、スニーカー、剣道の面、木魚など、ジャンルを問わず、さまざまな商品を手掛ける。

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剣道の面も新しいと弱そうに見えるため、有段者が依頼する。バイクで走るときに装着すると、いい塩梅で使い込めると餅原氏は語る。

ただ一度、警察からの「新札5千万円を使い込んでくれ」という依頼だけは断ったという…。

 

☆悩める若者たちへの一言

「いい塩梅短し、恋せよ乙女」

ワークパラダイスを復活させてほしい

生瀬勝久さんといえば、ドラマ「トリック」の刑事役をはじめてとした、ちょっとコミカルな役柄が多い。

そんな生瀬さんの原点ともいえるのが、この「三宅裕司のワークパラダイス」なのではないか。

 

ワークパラダイスは放送終了後に、VHSとDVDで発売されている。

もちろん私は、VHSとDVDのどちらも所有している。

workparadaisuVHSの方は再生する機材がないので見れない状態だ。

ロバート秋山のクリエイターズファイルも、本にDVDが付属していて、見応えがあり、かなり面白かった。

あえてこの時代に、三宅裕司、生瀬勝久、ロバート秋山を起用して、ワークパラダイスを復活させる!!

…なんてことはできないものだろうか?

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