2016年8月12日午前10時27分ごろ、南太平洋のバヌアツ近海でマグニチュード7.6の大きな地震が発生した。
バヌアツ近海では結構な頻度で地震が発生しているが、マグニチュード7以上の規模は久しぶりだ。
バヌアツで地震が発生すると、その数週間以内に日本でも同程度の規模の地震が発生する…バヌアツの法則と呼ばれる奇妙な都市伝説がある。
バヌアツの法則がホントだとしたら、これから数週間以内に日本でもマグニチュード7レベルの地震が発生するというのだろうか?
久しぶりに大きく揺れたバヌアツ近海
12日午前10時27分ごろ、南太平洋に浮かぶニューカレドニアのローヤリティ諸島の近海で、マグニチュード(M)7.6の巨大地震が発生したと気象庁が発表した。ハワイの太平洋津波警報センター(PTWC)が「太平洋で津波が発生する可能性がある」と発表した。
参照元:南太平洋ニューカレドニアでM7.6 日本に津波のおそれなし(ハザードラボ)
ニューカレドニアのちょっと上にバヌアツがある。
この近海に大きな地震が発生すると、その数週間以内に日本でも大きな地震が発生する。これをバヌアツの法則と呼ぶ。
もしほんとにバヌアツの法則がるとするなら、8月12日の数週間以内に日本でもマグニチュード7レベルの地震が発生することになるのだが…。
もともとバヌアツ近海は日本に負けず劣らず地震が多く発生する地域。ここ数か月を見ても、かなり頻繁に大きい地震が発生している。
- 4月3日 マグニチュード7.2
- 4月7日 マグニチュード6.9
- 4月14日 マグニチュード6.0
- 4月18日 マグニチュード5.9
- 4月29日 マグニチュード7.3
- 4月30日 マグニチュード6.0
- 5月5日 マグニチュード5.7
- 6月19日 マグニチュード6.6
- 6月20日 マグニチュード5.4
- 6月30日 マグニチュード5.8
- 7月2日 マグニチュード5.3
- 7月21日 マグニチュード6.0
- 7月26日 マグニチュード5.8
- 8月12日 マグニチュード7.6
4月からの地震履歴を見ても、たくさんの地震が発生していることが分かる。
これを見ればわかる通り、バヌアツ近辺ではマグニチュード5~6程度の地震は、日常茶飯事的に発生しているのだ。
日本も地震が多いけど、たくさん発生する地震をその都度バヌアツの法則に当てはめていったらきりがないだろう。
そんな中でも注目すべきは、マグニチュード7.0以上の規模の大きな地震。
4月3日にバヌアツで発生したマグニチュード7.2の地震は、その約2週間後にあの熊本地震が発生したため「バヌアツの法則が当たった!!」と話題になった。
しかし、4月29日に発生したマグニチュード7.3の地震については、その数週間以内に同程度の規模の地震は発生していない。5月16日に茨城県南部でマグニチュード5.5の地震があったくらいだ。
果たして8月12日の地震はどうなのだろうか?
なんとなく日本も連動して揺れそうな気がする…
バヌアツ近海も日本近海も、どちらも太平洋プレートの影響を受けて地震が発生している。同じ仕組みで地震が発生しているというなら、ある程度連動するのはごく自然なことなのかもしれない。
問題は、今回発生した地震の規模がマグニチュード7.6が、少なくともここ3か月のうちで一番大きな地震だってこと。
でっかい地震のほうが、なんとなく日本も連動して揺れそうではないか!!なんとなくだけど…。
バヌアツの法則が発動するかはわからないが、8月中は大きい地震に注意したほうがいいかもしれない。念のため、水や食料を多めに確保しておこう。
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