2016年12月28日21時38分ごろ、茨城県北部を震源にM6.3の大きな地震が発生した。
その後も立て続けにM3~4程度の余震が発生している。
余震は本震よりも小さい規模で発生するって思いがちかもしれないけれど、その常識は2016年4月の熊本地震で覆された。
茨城県でM6.3の地震が起きたが、約6%の確率でそれより規模の大きい余震(本震)が発生する可能性がある。
本震よりも規模の大きな余震が発生することは十分にあり得る!
- 内陸で発生している
- 震源の深さが30km以内と浅い
- マグニチュード5.0以上
この条件を満たした内陸地震は、約6%の確率で最初の地震よりも大きな余震が発生するというデータがある。
今回の茨城地震のデータを見て見よう。
・発生日時 :12月28日21:38頃
・震源地 :茨城県北部(北緯36.7度、東経140.6度)
・震源の深さ:約10km
・地震の規模:M6.3(推定)
完全にこの条件に合致している。
この6%という根拠は、2016年4月に熊本で連続で発生した大地震の後に作成されたひとつのレポートの中にある。
それは、2016年8月19日に地震調査研究推進本部地震調査委員会によって作成された「大地震後の地震活動の見通しに関する情報のあり方」というレポート。
その中にこんな記述がある。
すなわち、1923年から2016年6月に、深さ30km以浅の内陸地殻内で発生したM5.0以上の地震(余震除去後)は563個であり、そのうち、前に発生した地震より規模の大きな地震が発生した事例は35個であることから、その割合は6%であり、さらに、海外事例(図7)では、深さ30km以浅でM6.5以上の地震が発生した場合、その後により大きな地震が発生した事例の割合は2.2%(2048個のうち45個)であった。
これらの割合からは、最初の大きな地震よりもさらに規模の大きな地震が発生することは、頻繁に発生する事象とは言えないことから、呼びかけでは、まれに本震より規模の大きな地震が発生することもありうる、と留意を呼びかけることが適当である。
詳しいデータや根拠については、参照元の論文を読んで欲しい。
つまり、今後一週間程度は茨城を中心にさらに大きい地震に注意しなければならない。
もし起こらなかったとしても、その後も継続して警戒が必要だろう。
ちょうど正月の時期であり、防災意識が緩まる期間だろうと思う。
年末年始に帰省して茨城や東北地方で過ごす方も多いだろう。
きっと雑煮を食べながらゆっくり過ごす予定のはずだ。
でも、防災意識を緩めてはいけない!!
これから大きな地震が起きるかわからないけれど、2017年の正月はちょっとだけ気を引き締めてゆっくりと過ごそう!!
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