最新の研究によって、見た目の若さには血管や血液の健康状態がすっごく重要なことがわかってきた。
オランダのライデン大学とユニレバー社の共同研究によると「血圧の低い女性は見た目が若くて長生き」なのだとか。
650人を対象とした調査では、血圧が低いグループの方が平均で実年齢よりも2歳も若く見られたとのこと。
愛媛大学の研究では「動脈が硬い人はシミが大きくなる」傾向があることがわかった。
加齢によって動脈は硬くなるのでシミもただの老化現象と思われてしまうけれど、血管年齢の若いグループはシミの面積が少なかったという。
なぜ、高血圧だと老けて見えるのか?
なぜ、血管年齢が高いと老けて見えるのか?
その問題の答えは”毛細血管”にある。
毛細血管は太い動脈から伸びて体中に張り巡らされた、とっても細くて細かい血管群のこと。
毛細血管がお肌に栄養や酸素を届けることで、肌は健康なハリとツヤを保っている。
この毛細血管の全体の量は加齢によって減っていくけれども、血流の悪化によっても減っていく。
(高齢者は20代の若者と比べて毛細血管の量が4割も減っているという)
高血圧ということは、血液がドロドロの状態。
ドロドロの血液は毛細血管まで流れることができず、血液の流れなくなった毛細血管はしばらくすると消えてしまう。
血管年齢が高くなると血管壁がしなやかさを失い、血流も悪化する。これもまた毛細血管減少の原因になる。
高血圧の基準は140/90mmHg
もし自分が高血圧になっているとしたら注意!
若さを保つためにも、すぐに血圧を下げるよう心掛ける必要がある。
高血圧は体質や何らかの病気が原因の場合もあるけど、ほとんどは生活習慣の改善によって改善する。
高血圧を改善する方法を、信頼のおける「高血圧治療ガイドライン」から抜粋して紹介したい。
高血圧治療ガイドライン2019でオススメされている血圧を下げる方法
高血圧改善のために生活習慣を見直すのはとっても大切。
高血圧の薬を内服していたとしても、薬を飲んでいなかったとしても有効だ。
ではさっそく、高血圧治療ガイドラインで推奨されている、「血圧を下げるための生活習慣」をまとめて紹介しよう。
- 1日の塩分摂取量は6グラム未満
- 野菜、果物、低脂肪乳製品を積極的に食べる
- 飽和脂肪酸、コレステロールの摂取を控える
- IBM25未満を維持する(太らない)
- 軽い有酸素運動を毎日30分、あるいは週180分行う。
- 飲酒は男性がアルコール20~30ml以下、女性が10~20ml以下。
- 禁煙する
- 身体を冷やさないようにする
- ストレスを溜めない
血圧は塩分の取り過ぎで上昇し、塩分を控えると下がることは、実証実験で証明されている。
高齢者、腎機能が低い人、太り気味の人は、何よりもまず塩分を控えることによる高血圧予防がより効果的。
また、肥満と高血圧はかなりの因果関係があり、太っていると明らかに高血圧になりやすい。
高血圧+太っているのなら、しっかりとダイエットするのも大切だ。
速攻で血圧が下がるオススメの対策
では次に、わたしが実践している血圧をすぐに下げることができるちょっとした運動を紹介しよう。
①右手を心臓より下の位置にして、握って開いてを1分間繰り返す。
②左手を心臓より下の位置にして、握って開いてを1分間繰り返す。
たったこれだけ。
手をグーパーグーパー繰り返すという運動。
これはためしてガッテンで紹介されてた運動で、これを繰り返すと血管拡張作用のある一酸化窒素の血中濃度が上昇して血圧がぐっと下がる。
運動をした後に血圧を測定すると、あっという間に下がっちゃう。
日常的にこのグーパー運動を繰り返すことで、普段の血圧も下げることができるという。
簡単なので高血圧にお悩みの方は是非ともやってみてはいかがだろうか。
まとめ
- 高血圧になると老けて見える
- 血液がドロドロでお肌が栄養不足になってしまう。
- 血圧を下げるには生活習慣の改善が必須
- グーパー運動もオススメ
自宅に血圧計がないのであれば、そんなに高くないので1台持っておくのがオススメ。
我が家にもオムロンの血圧計があるけど、マメに測っておくと自分の血圧の平均値や異常値が把握できて健康管理にすごくいいですよ!