中国の工業地帯から飛んでくる極小の粒子「PM2.5」は、日本でも健康被害が問題になっていて、特にこどもや高齢者が影響を受けやすいといわれている。
どういった健康被害があるのか、そしてその効果的な対策についても紹介したい。
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PM2.5の健康被害と対策
PM2.5ってのはとにかくめっちゃくちゃに小さい粒子で出来ている。
何が悪いのかと言うと、この小さな粒子のおかげで肺の奥深くまで侵入してしまう事や、普通のマスクじゃ防げないことが挙げられる。
ではPM2.5の健康被害にはどういったものが考えられるのだろうか。
- のどの痛みや違和感
- 咳
- 鼻水
- 目のかゆみ
しかしこんな花粉症に毛の生えたような軽度の健康被害では、PM2.5がここまで大きな問題になる事もなかったであろう。
PM2.5にさらされると、重篤な病気になるリスクも格段に上がるのだ。
- 肺がんのリスクが上がる
- 心不全・心筋梗塞のリスクを上げる
- 気管支炎の原因になる
- ぜんそくが悪化する
- じんましん・肌荒れの原因になる
- 脳が萎縮したり、認知症や脳中風になるリスクが上がる
デンマークがん協会研究センターの研究結果によると、PM2.5が1立方メートルあたり5マイクログラム増加するごとに、肺がんのリスクが18%増えるという。
PM2.5の国が定めた大気1立方メートル当たりの環境基準値は35マイクログラム以下である。
因みに本日(7/4)福岡のPM2・5濃度が基準値を超えて注意喚起がなされたが、そのPM2.5濃度は46.1マイクログラムであった。
日本の基準値を11マイクログラムも超えている。これは肺がんのリスクもかなり上がっている可能性がある。
米ボストンの心臓血管流行病研究室によると、大気汚染が深刻な地域で生活している人の大脳は総質量が小さく、脳中風の発病率が高いことが明らかになったという。大気汚染が脳みそにまで影響するのだ。
PM2.5は気管支系に悪いだけじゃない。慢性的にさらされていると、心臓病の原因や、認知症などの原因にすらなるという事。
なんとも恐ろしいではないか。
ではどういった対策が有効なのだろうか?
PM2.5最高の対策は家から出ない事?
マスクを着用する。確かに大事だけど、全然不十分。
結局はPM2.5対策で最も有効なのは、家から出ない事だろう。自分の住んでいる地域のPM2.5濃度をチェックして、濃度が高くなると予測される日には外出を控える。
特に気管支が弱い人やぜんそく持ちの人、こどもや高齢者は不必要な外出を控える。
もちろん、PM2.5にも効果的なマスクは市販されているが、やっぱり完璧に防ぎきれるもんじゃない。もちろん、外出する際にマスクをしていなかったら肺の奥までPM2.5を深呼吸してしまうだろうが…。
だからこそ、せめてPM2.5に対して注意喚起がされている場合は外出は控える。外で遊ばない。目的地につくまでは致し方ないものの、基本的には屋内で過ごす。そういったことが大事なのだろう。
環境省の大気汚染監視システム「そらまめくん」で自分の地域のPM2.5濃度を確認出来るので、対策の参考にしてほしい。
締め切った部屋の中で、PM2.5対応の空気清浄機を使いながら、テレビを観たりゲームをしたりネットをしたりカントリーマァムを食べたりして過ごす。
これが最高のPM2.5対策なのではないだろうか。
少なくともインドア派の自分にとっては、最高の休日なんだけどな…。