痛印とはアニメキャラクターをあしらったオーダーメイドの印鑑のことだッ!!
これは20代のオタク若者が創業したハンコ屋さん「痛印堂」(いたいんどう)でオーダーメイドで作ることが出来る。
「でも、こんな萌え萌えなハンコ、普通に使えないでしょ」
と思うかもしれない。
ところがどっこい、痛印堂の印鑑はそこらへんのシャレで作っているようなおもちゃの印鑑ではない。
きちんと実用性を重視しているのが人気の秘密だ。
この印鑑、ガッツリと萌えキャラが描かれているが、本名を使うことで銀行員や会社の登記にも使うことが出来るのだ。
実際に痛印で試してみたところ、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行などの主な銀行で問題なく口座開設できたとの事。
実用的、かつおしゃれ。
そもそも実印というものは、ぱっと見読めないようなぐちゃぐちゃな字体にしてある。
これは同じデザインの印鑑にならないように、そして複製を防止するためという意味合いもある。
そういった意味でも、この萌えイラスト付き印鑑はオリジナリティと共に複製防止にも一役買うのではないだろうか。
まさに実印としても使える最高技術を駆使した印鑑といっていいだろう。
どういったイラストを印鑑にできるのか?
痛印堂では著作権上問題のない一次創作物の印鑑を作成している。
痛印化が熱望されているキャラクターがあった場合、著作権についてはきちんと正式な契約を結んで製作している。
「東宝project」や「ひぐらしのなく頃に」など正式な契約を結んでいるとの事。
これはかなり幅広い応用がきくのではないだろうか?
自分の好きなアニメキャラを自分の印鑑にして銀行員にするのもいいけど、自分の似顔絵だっていい。
会社の印鑑にする場合は、イラストで印象的に会社のイメージを伝えられる。とくにサブカル関係の会社には最適ではないだろうか。
漫画家やイラストレーター、デザイナーの方は、自分のデザインをコミカルにインスタントに伝えらえる。
たまに街角で萌えキャラを全体にあしらった「痛車」を見かけることがある。
赤信号で止まっているのを見ると、どーゆー人が乗っているんだろう?と思わず見てしまう。
意外と普通の人が乗っている事が多いんだけど、こんなデザインの車乗って何考えてんじゃ?と思ってしまうのが正直なところだ。
だけどこの痛印は違う。
ほんと~に欲しい。
自分の似顔絵のイラスト入りの印鑑、いいじゃないですか!!
めっちゃくちゃイケメンに描いてもらってね。
でも使った後に、自分の顔と見比べられたら…ちょっとやだな。
最後に痛家(いたいえ)を紹介!!
世の中には痛車に始まり、痛自転車、痛単車、痛Tシャツ、とにかくいろんな痛いものがあるけれど、痛い家といえばコレ!!
痛家!!
これじゃ恐怖漫画家、楳図かずお先生の家だ。
これが建築されたとき、近隣の住民から景観に問題があると反対運動が起きたんだよな。一時期ワイドショーにも取り上げられた。
素敵な家じゃないですか!!
楳図先生のトレードマークである赤白のストライプ、清潔感もあるしね。
訴えられたんだけど「平穏に生活する権利を侵害する」という住民側主張は「不快感を抱かせても、受忍限度を超えて侵害するとはいえない」と裁判で退けられた。
いやいや、不快感ぜんぜんないでしょ。むしろ住みたいでしょ。
いろいろ痛いものがあるけれど、日本が世界に誇るサブカルチャー、どんどん発展していってほしいね。