いきなりステーキの業績悪化がヤバいらしい。
鳴り物入りでニューヨークに進出した店舗も大量閉店したし、大幅な減益で国内の店舗も大量に閉店するとか。
今、たまたま木村拓哉主演のゲーム「ジャッジアイズ」をやっているんだけど、ゲーム内でいきなりステーキの社長が登場して驚いた。
ジャッジアイズはいきなりステーキとコラボしていて、一瀬社長自らが出演している。
そんないきなりステーキ社長のセリフがあまりにもタイムリーすぎたので紹介したい。
いきなりステーキ社長が語る「ビジネスにおける勝者」とは何か?
いきなりステーキで食事をしたのがきっかけで、社長の一瀬氏と知り合いになった主人公の八神(キムタク)。
彼は社長から「ビジネスにおける勝者とはなにか?」という質問を受ける。
ところで、八神さん。
ビジネスにおける「勝者」ってどんな人だかわかりますか?
ビジネスにおける勝者、ですか?
う~ん、そうだな…
そりゃやっぱ儲けている人じゃないですか?
ビジネスですからね。
なるほど…
違いました?
八神さん、僕はね。
ビジネスにおける勝者っていうのは…
お客様を勝たせる人のことを言うと思うんですよ。
お客様を勝たせる?
おいしいお肉をリーズナブルな価格でご提供する。
そうすればたくさんのお客様に喜んでいただける。これは、お客様が勝っている状態なんですよ。
確かにおいしいお肉を安く食べられれば得した気持ちになりますね。
そうやってお客に喜んでいただければ、またお店に来ていただける。
そうすれば、よりたくさんのお客様がお店に足を運んでくださる。
私はそう思って、毎日お客様に勝っていただこうと頑張っているんですよ。
なるほど…
さすが社長さん。
いいことをおっしゃいますね。
ハハハ、とんでもない。
このゲームが発売されたのは2018年の年末。
いまのいきなりステーキの現状は、当時とはずいぶん変わってしまったみたいだ。
いきなりステーキの業績が悪化した原因
いきなりステーキの業績が悪化した原因はなにか?
「ワイルドステーキが硬い!」とか、「出店しすぎでいきなりステーキ同士で競合している」とか、いろいろあるだろう。
でも、根本的な原因は”お客様に価格以上のものを提供できていない”ことなんじゃないだろうか。
つまりお客様が負けている状態。
いきなりステーキには何度か行ったことがあるけど、噂通りワイルドステーキは硬い。
固めのステーキというより、柔らかめの自動車のタイヤってくらい。
サーロインステーキも「おおっ!これがサーロインか!!美味い!」といった感動はない。
だけど、ヒレステーキはバツグンに美味い!!
しかしヒレステーキにも欠点が2つある。
ひとつは高すぎること。
わたしぐらいの貧乏人になると、ランチで出せるのはせいぜい1000円くらい。いや正直500円以内で抑えたいくらいだ。
だけどヒレステーキを頼めば軽く2000円はいっちゃう。
しかも当たりはずれがある。
いきなりステーキは目の前で部位を切断して、それをそのまま焼いてくれる。
そのワイルドさがウリなんだけど、その分、部位による当たり外れが激しい。
せっかくのヒレステーキも、イマイチなときがあったし。
(ワイルドステーキはいつでも硬いので、ある意味で当たり外れはない)
まずくて高い!
そんなイメージがいきなりステーキが失速した原因なのではないだろうか。
よく考えるといきなりステーキって”料理”をしていないんだよ。
他のお店はファミレスもラーメン屋も寿司屋も、みんな料理してるのに。
いきなりステーキはただ肉を切って焼くという、シンプルな工程があるだけ。
だったらシェフの人件費もかからないし、もっとステーキを安く提供できるんじゃないのだろうか?
ただ高級な肉を焼いてそれなりの値段でだすのではなく、安くても高くてもいいから美味しい肉をただ安く提供する。
そうすれば「お客様が買った状態」になるだろう。
そこでお客様を勝たせるために最初にやるべきことを提案したい。
とりあえずワイルドステーキの価格は580円にしよう。
その他のステーキも1300円以内でお腹いっぱいになるように調整すれば、再びいきなりステーキが繁盛するはずだ!!
お願いします。
大好きなヒレステーキを安く食べさせてください!!