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中学生時代に姓名占いで青春を台無しにされそうになった話

中学生のころ、姓名占いをやったことがある。

といっても、100円を機械に入れてカタカナの名前を入力すれば占い結果のシートが出てくるという、ゲームセンターの片隅にあるようなボロい占いマシーンでだ。

その結果は、中学生のわたしにとっては衝撃的な内容だった。

 

おみくじみたいな細長い紙には金運とか恋愛運とか全体運とか、そんな内容がつらつらと書かれていたと思う。

その内容はまったく憶えていないのだけど、占い結果の一番最後に書かれていた内容が今もなお心に残っている。

 

そこには運気がアップするあだ名として「カリビアーニ」か「アサトリアーニ」がいいよ、とオススメされていた。

 

「オレを今日から”カリビアーニ”と呼んでくれ!」

なんで片田舎の純朴な中学生男子が”カリビアーニ”なんてわけのわからないあだ名で呼ばれなければいけないのか?

どれだけ運気が上がろうとも、それ以上の青春の傷になりそうだ。

 

占いを頭から信じているわけじゃないけど、あまりにもひどすぎる!

あの占いマシーンをあそこ以外で見かけたことはないが、恐らくあまりにもひどすぎる占い結果のため、すぐに撤去されてしまったに違いない。

やはり運命は自分の力で切り開く方がいいみたいだ。

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