あなたは「座右の銘」を持っているだろうか?
もし持っていないとしたら、早急に座右の銘を考えることをオススメする。
座右の銘はあなたを金持ちにしたり、素晴らしい人格者にしたりすることができ、人生を劇的に変えるきっかけになるかもしれない。
座右の銘の4種類の分類や、座右の銘を持っていることのメリットを紹介したい!
座右の銘とは?
ざゆうのめい【座右の銘】
常に自分の心にとめておいて、戒めや励ましとする格言
大辞林 第三版より参照
座右の銘とは、常に自分の心に傍らにあり、より良く生き、より良い選択をするための”軸”となる”人生の指針”のこと。
この辞書の説明からもわかる通り、座右の銘には戒めにより行動を制限する効果と、それとは反対に励ましにより行動を促進させる効果という2つの効果がある。
もちろん座右の銘は人それぞれで、たくさんの種類があると思うけれども、それを大きく4つに分類することが出来る。
座右の銘の4種類のタイプ
ではまず、座右の銘の4つのタイプと、オススメの金言たちを紹介したい。
セルフコントロール型(27.1%)
自己の感情を上手にコントロールして結果につなげる座右の銘。
- 時は金なり
- 明日は明日の風が吹く
- 笑う門には福来る
- 今やっていることを愛せ。かつておまえが映画館を愛したように(ニューシネマパラダイス)
- 片手に算盤、片手に論語(渋沢栄一)
- Stay hungry.Stay foolish.(スティーブ・ジョブス)
信じて肯定型(26.8%)
未来・現状・自分のいずれかを信じて受け入れていくタイプの座右の銘。
- 苦あれば楽あり
- 人生らくありゃ苦もあるさ
- 努力は裏切らない
- 足るを知る
- 生きてるだけで丸儲け(明石家さんま)
- のんびりいこうよ、人生は(野比のび太)
- 髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである(孫正義)
これが大事型(23.0%)
人・お金・健康・自分のいずれかを目的重視するタイプの座右の銘。
アンケート調査によると、既婚者や40代と60代に多い傾向がみられた。
- 健康第一
- 明日のために今日も寝る
- 1円を笑う者は1円に泣く
- 出会いを大切に
- 健康のためなら死んでもいい!
- 金は命より重い…!(利根川幸雄)
上昇・まい進型(22.8%)
自己の行動を上手にコントロールして上昇していくタイプの座右の銘。
未婚であったり、若い世代に多い傾向にある。
- 石の上にも三年
- 明日野郎は馬鹿野郎
- 覆水盆に返らず
- 為せば成る、成さねばならぬ、何事も
- 1クールのレギュラーより1回の伝説だ!(江頭2:50)
- なざベストを尽くさないのか?(上田次郎)
座右の銘には4つのタイプがあるのはわかった。では、座右の銘が私たちのもたらす具体的なメリットとは何なのだろうか?
人生を成功に導く座右の銘の効果とは?
ビジネスマン1400人を対象にしたアンケート調査の結果、座右の銘を持っている人の方が年収が高いことが判明したという。
そのアンケートでは、座右の銘を持っているのは、ビジネスマン全体では24.4%であった。
その中で、年収300万円以下の人は座右の銘を持っている確率が23.0%だったのに対して、年収1000万以上の人は31.6%だったという。
成功した起業家のほとんどは座右の銘を持っているともいわれている。自分自身を鼓舞したり、自制したりすることが出来る、自分だけの座右の銘を持つことは、経済的な成功につながる可能性があるのだ。
では、なぜ座右の銘は経済的成功に繋がるのか?
座右の銘を常に自分の心の片隅にとどめておくと、ラベリング効果によって、ホントにそんな自分に変わっていくことが出来るの可能性がある。
ラベリング効果(レッテル効果)とは、自分への印象やイメージの影響を受けて、自分自身がそのイメージ通りの人間になってしまう心理的現象のこと。
有名な実験にこんなものがある。
学力レベルが同程度の2つのクラスに、一方は「学業優秀な生徒を集めました」と新任の先生に言っておき、もう一方は「学力が低い生徒を集めました」と言っておく。そうして数か月後に学力テストをすると、優秀な生徒と扱われた学生の学力が上昇し、劣等生と扱われた学生の成績は下がっていた。これは担任の先生の生徒に対する”接し方”の影響を受けたものと考えられる。
「○○さんって優しいですよね」なんてみんなに言われたとしたら、優しい自分になっちゃうのもわかるだろう。
同様のラベリング効果は、座右の銘でも発揮されると考えられる。
「笑顔を大切に」という座右の銘を持つ人は、持たない人よりも笑顔の頻度が上がるだろうし、「七転び八起き」という座右の銘を持つ人は、持たない人よりも失敗しても諦めないはず。
よい座右の銘を持つことは、より良い自分になり、より良い人間関係や経済状況を作り出す助けになるのではないだろうか。
でも、座右の銘っていっても、どう考えれば良いのかわからない人もいるだろう。
みんな座右の銘をどのようにして考えたんだろうか?
座右の銘の元ネタ・ベスト5
「座右の銘」となる言葉はどこから?
1 古くから言われている格言・故事成語・ことわざ 36.6%
2 著名人・文化人が発言していた言葉 13.8%
3 自分で考えた言葉 12.9%
4 TVや新聞、書籍で見つけた言葉 9.5%
5 母の言葉 8.9%
参照元:あなたが大切にしている言葉・座右の銘は?(青山ハッピー研究所)
座右の銘は、ことわざ、誰かの名言、テレビや書籍で見つけた言葉、母の言葉など、「自分以外の誰かの考えや言葉」であることが多いようだ。
最近では、漫画やアニメのキャラクターのセリフを座右の銘にする人も多いという。
自分で考えた言葉にしている人は、全体の12.9%と少数派。
この場合、成功したポイントや、失敗したことの反省点を忘れないため、つまり”自分の経験からの座右の銘”であることが多い。
自分の足りないところを補う座右の銘や、自分の目標となる座右の銘…いろんな言葉が考えられる。
オススメは人気のある「ことわざ」や「格言」だろう。長い歴史を語り継がれてきた金言には、それだけの理由と重みがあるはずだ。
座右の銘を設定してより良い自分になろう!
座右の銘っていっても、100個も1000個も持っていては、その効果が薄れてしまう。自分に本当に大切なひとつだけ、多くても2~3個程度の座右の銘がいいだろう。
ひとつだけっていっても、良い言葉はたくさんあるし、どれにすればいいのか迷うはずだ。
でも悩んでいい。理想的な人生を生きるための指針となる、自分だけの座右の銘を考えることは、それ自体が自分が人生に何を求めているかを振り返る大切なきっかけになるかもしれない。
善良な人間になりたいから「一日一善」でもいいし、健康になりたいから「早寝早起き」でもいい。
”人生に求めているもの”なんて難しく考えることなく、自分にフィットする座右の銘を探し続けるのも中々楽しいのではないだろうか?
というわけで、ナイスな座右の銘を傍らに、自分の人生を生きることが出来れば、嫌な自分を変えられたり、豊かな経済状況や人間関係が築けるかもしれないッ!!