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魔の三角海域バミューダトライアングルの謎とは?その科学的な真相とオカルト的な真実!

2016年12月5日

1945年12月5日に魔の三角海域「バミューダトライアングル」で、アメリカ海軍の航空機編隊フライト19が突然消息不明になった。

それを記念して(?)毎年12月5日は”バミューダトライアングルの日”になっているという。

…地元では”バミューダお祭り”でもしているのだろうか?

ともあれ、せっかくのバミューダトライアングルの日なので、最新研究で明らかにされたバミューダトライアングルの秘密や、超常現象の謎について真実に迫ってみたい。

魔の海域「バミューダトライアングル」をスネ夫が説明!!

まずはバミューダトライアングルのことを全く知らない人のために、「魔の海域バミューダトライアングルの伝説」をスネ夫に説明してもらおう。

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スネ夫「きみたち、魔の三角地帯と呼ばれる恐ろしい海を知ってる?そこを通る飛行機や船が行方不明になるんだ。今までに1,000人以上の人が、その三角地帯で消えてるんだ…」

しずかちゃん「消えてどこに行くのかしら…」

スネ夫「色んな説がある。四次元の入口説や宇宙人説まであるんだ」

ドラえもん「それはどこにあるの?」

スネ夫「フロリダ半島、プエルトリコ島とバミューダ島を結んだ三角地帯さ!!」

このシーンはバミューダトライアングルの謎を主軸にストーリーが作られた映画「ドラえもんのび太の海底鬼岩城」より参照した。

ここで趣旨とは全く関係ないけど、ドラえもんのび太の海底鬼岩城の内容を簡潔に説明しよう。

バミューダトライアングルの海底にはアトランティスの兵器「ポセイドン」が眠っていた!世界を滅ぼすカウントダウンが始まり、それを阻止するために戦いに挑むドラえもん一行!しかしポセイドンの反撃に合ってしまう。ドラえもんの道具を駆使して戦うも、次々とエネルギー切れで使えなくなり、倒れるのび太、ジャイアン、スネ夫たち。そしてボロボロになりながらも巨大無人兵器ポセイドンの前にたどり着き、力を使い果たして崩れ去るドラえもん!

…そんな圧倒的な絶望の中で流した、しずかちゃんの一粒の涙が奇跡を起こす!!!

泣けるで~!!

ドラえもん映画屈指の名作なので、未視聴の方は是非とも見て欲しい。

さて、話をバミューダトライアングルに戻そう。12月5日「バミューダトライアングルの日」のきっかけとなった事件、「消えた海軍の航空機事件」を紹介しよう。

バミューダトライアングルで謎の失踪と遂げた航空機

1945年12月5日、フロリダの海軍航空基地から出発した5機の航空機。

この飛行編隊フライト19が飛行途中に突然、消息不明になった。

 

飛行していた時の天候はかなり悪く、視界もよくなかったといわれている。

編隊からはコンパスの不調が報告され、その後通信は途絶えた…。

行方不明になった5機の捜索と救助のため、緊急でマリナー飛空艇が出動したのだが…そのマリナー飛空艇も定時連絡が1度あったっきりで、そのまま行方不明になってしまったのだ。

その後の懸命な捜索にもかかわらず、行方不明になったフライト19の5機とマリナー飛空艇の合計6機は、残骸すらも発見されなかったという…。

 

これがバミューダトライアングルにまつわる最も有名な事件。

この事件以外にもたくさんの航空機や船が、謎の消失を遂げている。

それらの事件が積み重なることで、バミューダにまつわる奇妙な伝説が作り上げられたのだ。

 

では、なぜバミューダトライアングルで謎の行方不明事件が多発するのか?

その原因を最新科学やオカルト、でたらめな空想の観点から検証してみよう。

ただ単に事故だった説

バミューダトライアングル伝説のきっかけとなった航空機の消失も、実際のところ”ただの航空事故だった”というのが最も有力な説だ。

消えた航空機編隊のリーダーは、この海域の空に慣れていなかったというし、その日の空はかなり視界が悪かった。そのため、コンパスの調子が悪かった航空機が方向感覚を消失し、そのまま海に墜落して沈んだのだ。

 

この海域で船が次々と難破したり、行方不明になっているのもただの事故である可能性が高い。

バミューダトライアングルでは気候の変動が激しく、晴れていたと思ったら急にハリケーンが発生することもあるという。そのために沈没する船も多い。

また、バミューダトライアングルでは海面に硬い石灰岩が付きだしていることも多く、これに船が追突すると沈没必至!この危険な石灰岩を地元の漁師はブレーカー(破壊者)と呼んで恐れている。

 

この海域はヨーロッパとアメリカを繋ぐ海路になっているので、元々船の交通量がめっちゃ多かった。近くに軍の基地もあるし、航空機の飛行頻度だって多い。通る船や飛行機が多ければ、相対的に沈没や行方不明などの事故も増える。

空の事故、海の事故、共にどでも起こり得る事故であり、それを恣意的に結びつけることで「魔の海域」の伝説が作り上げられたのだ!!

メタンハイドレート説

バミューダトライアングルの海底には大量のメタンハイドレートが眠っている。

メタンハイドレートは天然ガスの一種で、燃やしても二酸化炭素の排出量が少なく、次世代のエネルギー源として期待されている。日本の近海にも大量に眠っているとされ、もしメタンハイドレートが実用化された場合、日本は突然”資源国”になってしまうともいわれている。

 

海底のメタンハイドレートから、大量のガスが海上へと噴出するとどうなるか?

海面がブクブクと泡立ち、船は浮力を失ってしまう。

また、放出された大量の天然ガスは海上ばかりか高く上空まで影響を及ぼし、メタンハイドレートのガスに突っ込んだ航空機はトラブルを起こして墜落してしまうのだ。

 

2016年3月に、バミューダトライアングルの海底に超巨大なクレーターが発見された。直径300メートル、深さ45メートルの大きさで、隕石がぶつかったというわけではなく、海底のメタンハイドレートが漏れ出した結果、崩落したと考えられている。

このことからもわかるように、バミューダトライアングルの海域は、何らかのきっかけで大量の天然ガスが噴き出す可能性があるのだ。このガスが多くの事故を起こした可能性は否定できないだろう。

 

ちなみにこのメタンハイドレートは”コンパスを狂わせる”ともいわれている。1945年12月5日に航空機が行方不明になる直前、「コンパスの調子がおかしい」という報告がなされた。「メタンハイドレートによるコンパスの不調」+「悪天候による視界不良」の合わせ技で事故が起きたのかもしれない。

六角形の雲説

2016年10月にこんな報道がなされた。

アメリカ・コロラド州立大学の衛星気象学者ステイーブ・ミラー博士によると、最大時速270キロの風を起こす「空気爆弾」をつくりだす数個の六角形の雲が原因ではないか、と推測している。

「海上でのこのような種類の六角形は、実際は"空気爆弾"です。それらは、いわゆるマイクロバースト(急激に発達した雷雲や積乱雲の下で海面に吹きつけ、破壊的な強風を巻き起こす気流)によって形成された空気の爆風なのです」

理論上、この爆風は船や飛行機の消滅を引き起こすほどの威力がある。

参照元:バミューダ・トライアングルの謎、ついに解明? 奇妙な「六角形の雲」の正体は(ハフィントンポスト)

バミューダトライアングルの海域はハリケーンも多く、天候が目まぐるしく変わる。

そのため急激に発達した積乱雲の影響で、超強力な下降気流(マイクロバースト)が発生する可能性があるのだ。

 

もし凄まじい下降気流が飛行機や船に直撃したら?

飛行機は墜落するし、船は沈むだろう。

 

不自然なほどに多い行方不明事件の裏には、このような超自然現象がかかわっているのかもしれない。

宇宙人とブラックホール説

UFO

スネ夫は「色んな説がある。四次元の入口説や宇宙人説まであるんだ」と、四次元の入り口説と宇宙人説をそれぞれ別に捉えている…が、このふたつは裏で繋がっている!!

宇宙人の乗ったUFOは、四次元の入り口である”ブラックホール”を通って地球に訪れている。そしてその通り道のブラックホールがあるのが、バミューダトライアングルの海底なのだ。

バミューダトライアングルの海溝の底は、大西洋の中でも最も深い海域。そこはまったく調査が進んでいない未知の世界だ。

その暗黒の世界にUFOの基地があり、そこで日々ブラックホールが作り出され、そこを通ってUFOが地球にやってくる。

 

ブラックホールが発生している瞬間に、不運にも船が航行していたら?航空機が飛んでいたら?

ブラックホールに飲み込まれ、残骸も残らず跡形もなく消え失せる。

バミューダトライアングルで行方不明になった船や飛行機の残骸が発見されないのは、それらの機体が異次元に飛ばされていると考えるのが妥当だろう。

バミューダトライアングルの謎まとめ

①ただの事故説

②メタンハイドレート説

③六角形の雲節

④UFOとブラックホール説

バミューダトライアングルの謎について、最も有力な4つの説を紹介した。

 

果たして真相はどこにあるのだろうか?

 

それはわからない。

もしかしたら、海上に突き出した石灰岩に衝突してしまい、船が沈みそうになっているところに、海底からメタンハイドレートが放出されて浮力がなくなり、そこに偶然にもマイクロバーストが発生して凄まじいスピードで海に没しようとしている瞬間に、地球に観光に訪れた宇宙人が通ったブラックホールに飲み込まれてしまった可能性もある。

 

「バミューダの海底で遺跡が発見された」なんて話を聞いたこともあるし、ドラえもんの映画のように、まだ調査されていない海底の奥深くにアトランティス大陸の秘密兵器が残されていて、海上や空を通る機体を自動的に撃墜している可能性だってある!!

 

真相はどうあれ、バミューダトライアングルで船に乗るのは止めておいた方がよさそうだ。

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