インフルエンザはインフルエンザ・ウィルスによって引き起こされる、風邪と似た症状を持った疾患。流行性があり、風邪と比べても感染力が強く、そのくせ重篤な症状がでることが多い。
一度インフルエンザになってしまうと、他の人にうつしてしまうかもしれないので、学校や職場を休まなければならないだろう。小さいこどもがいたら家族への感染も心配だ。
やっかいなインフルエンザは予防が大事!!
だけど、たくさんあるインフルエンザの予防方法のなかでも一番重要なものはなんだのだろうか?
…それは眠ること。
免疫機能を正常に保つ”睡眠”はとても大切なのだ。
今回は、風邪とインフルエンザの症状の違いや、インフルエンザを予防するために適切な睡眠時間を紹介したい。
インフルエンザと風邪の症状の違いとは?
風邪はいろんなウイルスが原因で発症し、発熱や咳、頭痛やのどの痛みなどの症状がでる。
基本的には、滋養のあるものを食べて、よ~く眠れば自然と回復する。
対してインフルエンザはインフルエンザウイルスが原因で発症する疾患。その症状は風邪と似ているけれど、38~40度の高熱や、全身の激しい倦怠感に筋肉痛が急激なスピードで現れるのが大きな特徴。
免疫力の弱い高齢者やちいさな子どもにとっては致命傷になりかねない危険な疾患だ。
風邪もインフルエンザもウイルスが原因で発症する。
ウイルス感染を予防するためには、手洗いうがいを励行することも大事だけれど、日頃から免疫力を高めておくことも大切。
バランスの良い食事、適度な運動、そして睡眠。
では、ウイルス感染を防ぎ、インフルエンザを予防するためには、どれくらい眠ればいいのだろうか?
インフルエンザを予防するためには最低でも7時間の睡眠が必要!!
カーネギーメロン大学とピッツバーグ大学医療センターの研究者チームがが「風邪のひきやすさと睡眠時間の関係」について研究発表を行った。
それによると、しっかりと7時間以上睡眠をとっている人に比べて。睡眠時間が6時間未満だと風邪になる確率が4.2倍、5時間未満になると4.5倍にもなるという。
研究では、風邪のひきやすさには様々なファクターが関与しているけれども、その中でも”睡眠時間”は特に重要であると結論付けている。
慢性的に睡眠不足だと、たとえ健康的な食生活をしていても、運動していても、タバコも酒をやらなくても、すっごく風邪をひきやすくなってしまうのだ。
インフルエンザも風邪と同様に、ウイルスの感染が原因で発症する。
だとすれば、6時間未満の睡眠時間はインフルエンザの感染確率が4倍以上になるということになりはしないだろうか。
どうやらインフルエンザを予防するためには、最低でも7時間以上の睡眠時間を確保するのが有効そうだ。
(参考文献:Short Sleepers Four Times More Likely to Catch Colds)
インフルエンザにかかってしまった場合の3つの対処法
たっぷりと睡眠をとっていたとしても、インフルエンザにかかってしまうかもしれない。
そんな時の基本的な対処法を紹介しよう。
①とにかく安静にして眠る。
②滋養のあるものを食べ、水分を十分に補給する。
③熱が出たり凄く辛かったら、我慢せずに病院に行く。
また、インフルエンザは感染力が強いので、家族にうつさないようにマスクを着用したり、人込みには行かないようにするのが大切。
特に高齢者やこどもは抵抗力が弱いので、重篤化する可能性もある。症状がヤバそうなら、早急に近くの医者に診てもらおう。
インフルエンザ予防まとめ
インフルエンザを予防するための方法はたくさんある。
- 部屋を加湿する
- 栄養をたっぷりとる
- 予防接種を受ける
- 手洗いうがいをする
このような予防策も確かに大切だけれど、睡眠時間が6時間未満だったらすべて無駄ッ!!!
ちゃんと7時間以上睡眠をとって、身体の抵抗力や免疫機能を正常に保つ。これがインフルエンザ予防に一番大切なのではないだろうか!!?