音楽を聴きながら作業をすると集中力が増すという研究結果がある。
人間はまったくの無音の環境だと無意識に緊張してしまうし、軽い音楽が流れているくらいがリラックスできていい。
勉強や仕事だってはかどる。
だけど、聴く音楽のセレクトを間違ってしまうと逆に集中できなくなっちゃう!
とくに自分が好きな音楽は要注意。
好きな音楽を聴きながら作業や勉強をすると、ついつい音楽の方を聴いてしまい、集中力が低下してしまう。
人間の脳が同時に処理できるキャパシティは決まっているし、「音楽を聴く」という行為に対しても脳のリソースは消費される。
好きな音楽を聴いていると、無意識のうちに脳がその音楽を傾聴してしまうだろう。
では、好きな音楽を聴きながら、しかも集中力を落とすことなく仕事や勉強をこなすにはどうしたらいいか?
オススメはイコライザーで低音をばっさりとカットしてしまうこと。
全く科学的根拠はないのだけれど、重低音の効いた音楽は迫力があって、ついつい傾聴してしまう。
脳のリソースも随分と使われてしまう。
もし音楽プレーヤーにイコライザーがついているのなら、思い切って低音をカットしよう。
すると全体的にシャカシャカした音質になり、聴くことによる脳への負担が軽減される。
もしイコライザーがないのなら、安くて質の悪いスピーカー、小さくて軽いスピーカーを使ってみよう。
パソコンに付属しているスピーカーをそのまま使うのもいい。
小さなラジオで音楽を聴くのもイイだろう。ラジオの音楽はわりと質が悪いので、いい感じで集中できる。
ヘッドフォンやイヤホンで音楽を聴きながら勉強するのはNG!!
低音がよく聴こえるので集中力を低下させてしまう。
①イコライザーで低音をカットする
②小さくて質の悪いスピーカーを使う
③ヘッドフォンやイヤホンは使わない
そうして軽い音楽を聴けば、好きな音楽を聴きながらでも集中力を維持できるだろう。
作業用BGMでも、集中できるのは低音がそれほど効いていないクラシックやピアノソロだったりする。
歯医者で流れているのがポップスのオルゴール・アレンジなのは、オルゴールの音に低音が含まれておらず、リラックスできるから。
「低音はいい音楽のために必要不可欠」だからこそ「音楽に集中しすぎてしまい、作業効率が落ちる」。
専門家が調べたわけではないけれど、そんな傾向は確かにあるのではないだろうか。