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[動画]UAP(未確認航空現象)とは?アメリカ海軍がホンモノと認めたUFO動画の真実

2019年9月19日

以前、アメリカの国防総省が極秘にUFOの調査・研究をしている、というニューヨーク・タイムスの報道を紹介したことがある。

そこでも研究対象となっていた「2004年に戦闘機が遭遇し撮影したUFO動画」が、アメリカ海軍によってホンモノと認定された。

その動画とアメリカ軍の発表を紹介しよう。

戦闘機が捉えたリアルガチなUFO動画

it's a [expletive] drone, bro.

ヘイ、ブラザー!あいつは何だ?ドローンか??

There’s a whole fleet of them, look on the ASA,

全艦隊がいる、ASAを見ろ!

My gosh!They’re all going against the wind.

なんてこったッ!!風に逆らって飛んでいるぞ!

The wind's 120 knots out of the west.

風向きは、西から120ノット。

Look at that thing, dude!

おい、あれを見ろッ!

that's not an unclear though, is it?

よく見えないな…なあ?

that is an unclear dude.

たしかによく見えん

Well if there's a...

なあ、もし、あいつが…

Look at that thing!

あいつを見てみろ!!

It's rotating.

回転していやがる!

この動画は2004年にサンディエゴ付近で空軍の戦闘機が撮影したものだとか。

驚きを隠せないパイロットのセリフが、謎の飛行物体がリアルに存在していることをうかがわせる。

 

この謎の映像を、アメリカ海軍がやっと、ホンモノだと認めた。

空中を高速飛行する未確認飛行物体(UFO)をとらえたとされる映像について、米海軍がようやく、未確認物体に分類していることを確認した。

正体不明の物体は、軍の機密指定が解除された3本の映像に映っている。海軍報道官はCNNの取材に対し、この物体を「未確認航空現象(UAP)」と形容した。

参照元:未確認飛行物体の目撃報告、米海軍が「本物」と確認

…ただし、この報道を見る限り、アメリカ海軍は謎の飛行物体をUFOと認めたわけではないことがわかる。

この謎の現象が実際にあったことをみとめ、UAPであるとした。

 

UAPは「Unidentified Aerial Phenomena」の略称。

  • Unidentified:未確認の
  • Aerial:空中
  • Phenomena:現象

戦闘機が捉えた謎の飛行物体は、「未確認航空現象」だという。

UFOはUnidentified Flying Object(未確認飛行物体)であり、飛んでいる謎の”飛行物体”のこと。

それは宇宙人の乗り物かもしれないし、未来人のタイムマシーンかもしれない。

とにかくそこに何らかの謎の物体があるわけだ。

 

対してUAPがそれよりも広い意味を持っている。

空中で発生した謎の”現象”。

 

その正体は謎の飛行物体かもしれないし、プラズマなどの気象現象かもしれない。

機器のトラブルや、パイロットのメンタルが原因の誤認の可能性だってある。

それらすべての可能性を含めた、空で発生する正体不明の現象のことをUAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)と呼ぶ。

 

なにかはわからないけど、とにかく不思議な現象が起きたと、アメリカ海軍はそう認めたわけだ。

パイロットたちはたくさんの未確認飛行物体を目撃している

「なんだ、アメリカ軍がUFOの存在を認めたわじゃないんだ!」

と思っちゃうけど、動画として残された謎の現象はニセモノのCGなんかじゃなく、本当にあったこと。

そう考えると、世の中にはまだまだ謎がいっぱい残っているみたいだ。

 

公開された映像がとらえているのは、海軍の訓練空域で頻繁に目撃される侵入事案のほんの一部にすぎないと報道官は強調。

「長年の間、海軍のパイロットはそうした侵入事案を報告してこなかった。映像中に存在する、あるいは存在しないものに関する従来の用語や仮説には、パイロットの名誉を損なうような固定観念が付いて回ったからだ」と述べ、UAPの正体を探るためには、そうした物体を目撃した訓練生に報告を促すしかないと話している。

じつは戦闘機乗りを含めたパイロットたちは、驚くほどたくさんの謎の飛行物体を目撃しているという。

だけどそれを口外しない。

なぜなら頭がおかしいと思われるし、この報道官が言っているように「自分自身の名誉を損なう行為」でもあるからだ。

 

「訓練中にUFOを目撃しましたッ!」

なんて大真面目に報告したら、上司からめちゃくちゃ怒られるんだろう。

軍隊って怖そうだし。

 

なんと劇団ひとりの父親は航空機のパイロットをやっているらしく、やっぱりUFOを目撃することが多々あるという。

だけどそれを報告することは絶対にない。

なぜなら真面目に報告すると地上勤務になってしまうからだとか。

劇団ひとりの父親であるパイロットの友人のパイロットが遭遇したUFO事件はこちら→日航ジャンボ貨物機が遭遇した超巨大UFO!新聞にも報道されたその事件の内容とは?

また、こんなエピソードもある。

雨上がり決死隊の宮迫がサバンナ高橋と飲み屋に行ったとき、たまたま隣の席に座っていた2人の男性客がパイロットだとわかったという。

そこで宮迫は興味本位で「UFOってみたことあります?」と聞いてみた。

すると年配の男性が「あるに決まってるじゃない!」と答えたという。

すると、もう一人の若い男性が焦りながら「ダメですよ!」と年配男性を抑えたという。

 

これもまた、「UFOを見たよ!」と証言したら、正常な判断力を疑われ、パイロットを外されてしまうからなのかもしれない。

きっと、世界中のパイロットたちが、たくさんの不思議な飛行物体を目撃しているのだろう。

だけど「地上勤務にされたらどうしよう…」と、それらの体験を上に報告しないだけなのだ。

アメリカ海軍がUFOではなくUAPと表現した理由

UAPの正体を探るためには、そうした物体を目撃した訓練生に報告を促すしかない

アメリカ海軍はUFO(未確認飛行物体)ではなく、UAP(未確認航空現象)の存在を認めた。

UFOというと、なんとなく宇宙人がのっている宇宙船というイメージがある。

だけどUFOではなくUAPという名称であれば、パイロットも報告しやすい。

だからこそアメリカ海軍は謎の飛行物体をUFOではなく、UAPと表現したのかもしれない。

 

UAPという存在は、オカルト的な視点ではなく、国防的な視点からもとても重要な情報だ。

「頭がおかしいと思われたらやだな…」

そんなくだらない理由でUAPの存在が報告されないとしたら、それはアメリカの国防の観点から重要な損失になる。

それにドローン技術が発達したら、ホントにUFOみたいな偵察機が飛び回るだろう。近い将来に。

 

これからアメリカ軍のパイロットも、そして日本の航空機のパイロットも、積極的にUAPについて報告できるような土壌ができれば、空を飛ぶ謎の物体の研究も進み、その正体も判明するかもしれない。

それは何らかの気象現象かもしれないし、レーダーやカメラのトラブルかもしれない、某国の秘密偵察機かもしれないし、エイリアンクラフトかもしれない。

いままでUFOと思われてきた空で発生する謎の現象、その真実が暴かれる日も近いのではないだろうか。

追記:UAP→UAUPへ名称が変更されました

UAP(Unidentified Aerial Phenomena)という呼称が、2022年7月からUAUPへと変更になった。

  • Unidentified:未確認の
  • Aerospace:空中・宇宙
  • Undersea:海中
  • Phenomena:現象

つまり空だけではなく、宇宙や海中での正体不明の現象を網羅し、それをまるごと研究、調査するということ。

アメリカは宇宙や海中で、未確認飛行物体や未確認生物のたくさんの情報を手に入れているのかもしれない…。

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