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特殊清掃員が語る孤独死する人の部屋の奇妙な共通点とは?

2017年10月1日

「孤独死」とは孤独な独り暮らしの人が何らかの理由で突然死してしまい、ひとりぼっちで死を迎えることを指す。

死んでしまった後でも部屋を訪れる人もいないので、数日、或いは数か月も誰にも発見されることなく、そのまま遺体が放置されてしまう可能性もある。あらゆる死に様の中でも、もっとも無残な最期のひとつといっていいだろう。

では、孤独死する人の特徴とはどんなものなのだろうか?

人嫌いで偏屈な人?

アルコール依存症の人?

部屋がめちゃくちゃ汚い人?

結婚せずに独身の人?

 

実は孤独死してしまう人の部屋には、奇妙な共通点があるという。

この話はテレビで千原ジュニアが、孤独死の処理をする特殊清掃員から聞いた話として紹介していた。

孤独死してしまう人の意外な共通点とは何なのだろうか?

孤独死してしまう人の部屋にあるもの

千原ジュニアが孤独死してしまった人の遺体の処理をする特殊清掃員の皆さんから聞いた話によると、孤独死する人の部屋にはなぜか共通点があるという。

千原ジュニア「孤独死をされる方に、なぜか…なぜか共通点があるって言うんですよ。

それが…き~つけなアカンで!!

壁に、モットーとか金言とかを貼ってる人。

1日絶対なにかするとか、今年こそはなんとかするぞ~とか、みたいなことを貼ってる人がやたら多いねんて。どういう因果関係か」

数多くの現場を実際に見てきた特殊清掃員だからこそわかる意外な事実。

なんと、孤独死してしまう人の部屋の壁には、名言とか、目標とか、そういったものが貼ってあることが多いという。

 

いま、自分の部屋を見渡してみて欲しい。

あなたの部屋の壁には「一日一善」とか、「〇月×日までに~達成する!!」とか、「なぜベストを尽くさないのか?ー上田次郎」なんて書かれた紙が貼られていないだろうか?

もしそんな紙が貼られているとしたら…あなたは孤独死予備軍かもしれない!!!

 

でも、なぜそんなモットーや金言を貼っている人は孤独死してしまうのだろうか?

目に見えるところに目標を貼っておく、なんてアメリカ的な自己啓発の基本的なテクニックだし、なんとなく人生成功しそうな気もするけど…。

なぜモットーや金言を壁に貼っている人は孤独死しやすいのか?

ある心理学者の研究によると、名言好きは知性が低いという。

ホンマかいな?

でも、もし部屋にモットーや金言を貼っている人が知性が低い傾向があるとしたら、孤独死が多いというのも頷ける。

しかも名言や目標をわざわざ紙に書いて貼っておくってくらいだから、根がマジメでお気楽な性格じゃないのかも。

 

普通に考えて、社会性が低く、自己管理ができていない人は、孤独になりがちで孤独死のリスクが上がるはず。

もし知性がある程度高ければ、たとえ一生独身だったとしてもちゃんと自己管理できるし、社会資源を有効に使うこともできる。高齢になった後でも、社会とのかかわりを維持できるはずだ。

 

特殊清掃員は死後に初めて部屋に入って処理する人であり、死んでしまった人の生前については全く知らない。「孤独死する人の部屋の壁に金言を貼っている」なんてのは、ただの偶然に過ぎないだろう。

だけど「部屋にモットーや金言を貼っている=知性が低く社会性も低い=孤独死のリスクが上昇する」と考えれば、何らかの関連性もあるのかもしれない!!

おすすめ記事:超常現象・オカルトを信じる人や、名言好きは知性が低い!そんな実験の内容とは?

部屋の壁に金言を貼っていなくても…

「ふぅ~よかった…。壁にそんな紙は貼ってないないし、わたしは孤独死なんかしないよね…」

なんて思っていても油断は禁物だ。

そもそも、私たちは昭和の24時間戦えますか的な熱血サラリーマンではないし、「紙に目標や名言を書いて貼っておく」なんて文化を持ち合わせていない。

もしそれをやるとしたら…スマホとかパソコンの画面なのではないだろうか?

つまり、スマホの壁紙に名言っぽい画像を使っていたり、パソコンの画面に目標や金言を見えるように張っておくような人は、知性が低くて孤独死のリスクが高い可能性があるってこと。

 

…そう思い、自分自身を振り返ってみると、驚くべき事実が判明した。

わたしの普段使用しているパソコンの画面には、目に見えるように「短期的な目標」や「仕事上のやるべきこと」が貼ってあるのだ!!

だって、わかるようにしておかないとすぐに忘れちゃうから。

 

しかも極めつけは、今使ってるスマホの壁紙。

大好物が、たくさんある人は幸せです。

都内某所のミスドで感銘を受けて撮影した、フレンチクルーラーのポスター。これがスマホの壁紙になっている。

完全に部屋に金言を壁に貼っているのと同じだっ!!!

誰が見たってバカまる出し。

 

自己分析してみると、知性は低いし、他人に助けを求めるのも苦手だし、社会性もない。一歩間違えれば孤独死しそうな気がしないでもない。

「孤独死する人の部屋の壁に金言を貼っている説」は、意外と当たっているかもしれない…。

データから見る孤独死する人の特徴

2015年4月~2019ねん3月までの孤独死データをまとめた「第4回孤独死現状レポート」から、孤独死の特徴について紹介しよう。

孤独死は男性の方が女性の4.8倍多い

孤独死の性別で分類すると、男性が2804名、女性が588名となっている。

男女の人数比率は約8:2

単純計算で男性の方が女性より4.8倍も孤独死するリスクが高いことになる。

孤独死の約半数は65歳以上

男性の孤独死のうち65歳未満の割合は50.8%。

女性は51.2%となっている。

つまり約半数は65歳以上となるわけだ。

孤独死の死因で最も多いのは

孤独死の死因の割合がこちら。

死因割合
病死62.3%
自殺11.3%
事故死1.8%
不明24.6%

もっとも多いのは病死。

単身者で脳梗塞や心筋梗塞で急死してしまい、そのまま放置…そんなケースが多いのだろう。

注目したいのは自殺だ。

孤独死の実に10人に1人は自殺という悲しい結果。

社会とのつながりがなく、孤独で、うつ状態となり死を選ぶ。そんな背景が読み取れる。

孤独死が発見されるまでの平均的な日数

部屋で孤独に死んだとして、近しい家族や友人がいなければ何日たっても見つからない。

一人暮らしだったら「もし今急死したとして、死体発見されるの数カ月後なんじゃ…」なんて心配する人も多いだろう。

 

孤独死全体を見ると、平均で死亡してから17日くらいで発見されるようだ。

発見までの日数割合
3日以内40.2%
4~14日23.8%
15~29日14.8%
30~89日14.3%
90日以上2.6%

孤独な死体は誰が発見するのか?

もしいきなり孤独死したとして、自分の死体を最初に発見するのは誰なのだろうか?

遠方に住む家族が心配してきてくれるのか?

友達か?

職場の同僚か?

異臭を嗅ぎつけた近所の人か?

発見者割合
不動産管理会社・大家27.3%
親族19.8%
福祉・自治体関係者19.5%
他人14.6%
友人12.6%
警察6.2%

死体第一発見者ナンバーワンは、不動産会社や大家さんであることがわかった。

家賃の滞納や連絡がつかないことから部屋に行ってみると、そこに死体があった…そんなところだろう。

 

というか、親族であれ友人であれ、部屋のカギが開かない場合は管理会社や大家さん立会いの下で玄関ドアが開かれるはず。

そう考えると、管理会社や大家さんの死体遭遇率はかなり高いのかもしれない。

 

まとめると、社会的に孤立している65歳以上の男性が最も孤独死のリスクが高いことになる。

もし自分が当てはまるのだとしたら、仕事をしたり、趣味の集まりに参加するなどして、社会とのつながりを回復させることで孤独死のリスクを下げることができるだろう。

一生懸命に生きてきた最後が孤独死って、なんだか切ない。

孤独死しないためにも孤独にはならないでいたいものですね。

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