アメリカが未確認飛行物体の調査を目的とした作業部会を新設すると発表した。
国として、真面目に、UFOの調査をするわけだ。
ワシントン(CNN) 米国防総省は、米軍機がとらえた未確認飛行物体(UFO)の調査を目的とした新たな作業部会を設置する。国防当局者2人が明らかにした。
UFO作業部会の設置は数日中に正式発表される見通し。
未確認飛行物体は海軍機が遭遇するケースが多かったことから、国防総省では過去にも、海軍主導の「未確認航空現象」に関する調査が行われていた。
米軍基地の上空を飛行する未確認飛行物体については、米軍機にリスクを生じさせるとして、議会や国防当局が以前から懸念を表明していた。その正体をめぐっては、地球外生命体ではなく、地上の敵が情報収集の目的で運用しているドローンかもしれないとの見方もあり、一致した見解は存在しない。
米上院情報委員会は今年6月、米軍機が遭遇した未確認飛行物体の映像3本を国防総省が公開したことを受け、こうした遭遇に関する分析情報の公開を求める決議を採択していた。
国防総省には2007年~12年まで、未確認飛行物体について調査する極秘プロジェクトが存在していた。
かつて同プロジェクトを率いていたルイス・エリゾンド氏は2017年、CNNの取材に対し、「宇宙にいるのが我々だけではない可能性を示す非常に有力な証拠がある」と語っていた。
元国防総省高官のルイス・エリゾンド氏は過去に、「重力を超越した驚異的な操縦を行っていた。UFOの可能性が高い。私の個人的な確信として、宇宙にいるのが我々だけでない可能性を裏付ける極めて説得力の高い証拠もある」と話していたことがある。
なぜ、今になってアメリカはUFOの調査をはじめるのか?
この元国防総省高官は何を握っているのか??
そもそも歴史的に見て、アメリカのUFO(未確認飛行物体)目撃事件と国防には密接なかかわりがある。
毎年6月24日は「UFOの日」というのを知っているだろうか?
これはアメリカでの最初のUFO目撃事件であるケネスアーノルド事件が1947年6月24日に発生したから。
さらにその2週間後の7月8日には、かの有名なUFO墜落したというロズウェル事件が発生している。
1947年というのは、いうなればUFO元年ともいえる記念の年なわけだ。
一方で1947年は冷戦が始まって間もない、アメリカとソ連が緊張状態にある年でもあった。
冷戦は第二次世界大戦が終結した1945年から1989年まで続いた、アメリカとソ連の対立のこと。
この緊張状態における、アメリカの領土内での未確認飛行物体の目撃は、ただのオカルトでは済まされない国防上の一大事だった。
当時のアメリカ軍は目撃された「UFOを宇宙人の乗り物」という観点ではなく「敵国の秘密兵器」という観点から徹底的に調査した。
…結論から言えば、アメリカ各地のUFO目撃情報を徹底的に調べてみても、何の成果も得られなかった。
宇宙人の乗り物の残骸もないし、敵国秘密兵器だったという根拠も見つからない。
そうしてUFO調査は「予算の無駄遣いだ!」と中止された。
オカルト的な視点で見れば、このときアメリカはUFOが宇宙人の乗り物だっていう決定的な証拠をつかんでいたのかもしれない。
だから元国防総省高官のルイス・エリゾンド氏が「宇宙人がいる証拠があるぜ!」なんて発言をしたのだろう。
問題は、なぜ今なのか?ってこと。
2019年にアメリカ軍は戦闘機が撮影した「なんだかわけのわからないものが飛んでいる動画」を「なんだからわけのわからないものが映っている」と正式に認めた。
なぜそんなことを、わざわざ発表したのか?
なぜ未確認飛行物体の調査を目的とした作業部会を新設するのか?
ひょっとしたら、その裏には中国の存在があるのかもしれない。
ソ連との冷戦とほぼ同時期に始まった一連のUFO伝説は、アメリカの国防と密接なかかわりがあった。
そして今、アメリカと中国は、かつてのアメリカとソ連のように冷戦状態に突入しようとしている。
トランプ政権の中国攻撃もすごいし、中国の香港への対応や激しいネット情報戦など、両国はバチバチ状態だし。
未確認飛行物体の調査を目的とした作業部会というのは、ただUFOの調査をするだけでない、国防上の重要な秘密任務がある…
なんて考えたらちょっと面白いし、同時にすごく怖い。
だって、ありえないと思っていた「第三次世界大戦」が、本当に近づいているかもしれないのだから。
ただUFOの動画を研究して宇宙人を探す部署だったらいいんだけど。
とにかく「未確認飛行物体の調査を目的とした作業部会」のユニフォームはブラックスーツにしてほしいですね!