ふと思った。
なぜ小指は”小指”と書くのだろうかと。
だってさ、一番大きい指が”親指”なら、いちばん小さい指は”子指”の方が自然じゃあないか??
とてつもなくどうでもいい疑問だが、親指が親指と言われる理由、子指が小指と呼ばれる由来を調べてみた。
すると…驚くべき真実が判明した!!
5本の指の名前の由来
まずは、5本の指の名前の由来を調べてみた。
- 親指→指の中で一番太くて大きいから
- 人差し指→人を指すときに使うから
- 中指→五本指の真ん中にあるから
- 薬指→昔、薬を塗るのに使われていたから
- 小指→指の中で一番小さいから
小指は一番小さいから小指。実にシンプルでわかりやすいネーミングだ。
…でも、だったら親指は”大指”にするべきじゃあないのか!?
と思うのは当然だろう。
調べてみると、親指は昔はホントに”大指”と呼ばれていて、親指と呼びはじめるようになったのは江戸時代くらいからだという。
だったらそのときに小指も”子指”にしてしまえばよかったのに!!
と思うのは当然だろう。
調べてみると、なんと「親」とか「子」のように5本の指を「家族」で表現することもあるという。
- 親指→お父さん指
- 人差し指→お母さん指
- 中指→兄いさん指
- 薬指→お姉さん指
- 小指→赤ちゃん指
これは幼児語で使われるらしいのだけれど、結局小指は”子”ではなく”赤ちゃん”になっている。
いかんともしがたい。
そして恐らく、上記の5本指は5人家族ではなく、薬指と小指の間に家族構成を主観的に見ている「わたし指」が隠れているのではないだろうか。
「指が6本?バカな!?」
と思うかもしれないが、先天的に指が6本ある多指症という症例がある。
あの豊臣秀吉も指が6本ある多指症だといわれているのだ。
もし指が6本ある多指症の人なら…
- 親指→お父さん指
- 人差し指→お母さん指
- 中指→兄いさん指
- 薬指→お姉さん指
- わたし指
- 小指→赤ちゃん指
ということになり、非常にすっきりする。
すっきりしないか。
…というわけで、小指は小さいから小指。
「甘酒は甘いから甘酒」と同じレベルのどうでもいい無駄知識をまた身に着けてしまった。