今回は、わたし自身が長年の研究の末にたどり着いた”屁についての研究”を紹介したい。
まず知ってほしいのは、屁には大きく分けて4種類あるということ。
☆4種類の屁
熱屁(ねつへ):放屁した瞬間にケツメドが焼けるように熱くなる屁
冷屁(れいへ):秋風のように涼やかにケツメドを吹き抜ける屁
すかしっ屁:まったく音がしない、あるいは「すぅ~」というとても小さな音の屁
爆屁(ばくへ):「バァーン!」「ブビビビビビィィィ!!」というような圧倒的爆音を響かせる屁
ほかにも例外的な屁があるが、屁を大別すればこの4種類になる。
これら4種類の屁を分けるのは、腸内で発生した”ガス”の特徴によるところが大きい。
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まず、音は腸内で発生したガスの総量で変化する。
一気に噴出したガスの量が多ければ大きな音に、少なければ小さな音になる。
ニオイについては、小さな音(ガスの量が少ない)の場合は、濃縮された成分によって限られた範囲が凄まじく臭くなる。
大きな音(ガスの量が多い)場合は、ガスが広範囲に広がるものの、空気と交じり合いニオイが軽減される傾向にある。
次に屁の温度について。
屁の温度は”発酵度合い”によって変化する。(だろう、たぶん)
屁が臭いっていうのは、腸内で食物が腐敗して悪臭を放つガスが発生しているということ。
とくに肉などのたんぱく質を多く摂取しているとヤバい。
たんぱく質が腸内再起で分解される際に、アンモニアや硫化水素などの臭いのキツイ成分が発生するのだ。
腸内で発酵(腐敗)が進めば進むほど、発生するガスは熱を持ち、放屁の瞬間に激熱な刺激となる。
逆に屁が臭くないのは、腐敗が進んでいないガスが放出された時。
食物繊維が多い食生活を続けていると、腸内環境が整うとともに、腸内の食物が腐敗が進む前に便となって体外に排出される。
屁(ガス)も精製されたとしてもそれほど悪臭ではない。
それを踏まえたうえで、4種類の屁と臭さの関係を図で表すとこうなる。
いかがだろうか。
これが私が屁について数十年の研究と経験を積み重ねた結果だ。
もちろんこれは”屁の傾向”であって絶対ではない。
だけど放屁した瞬間、肛門に強烈な熱を感じたら…とんでもなく臭い屁かもしれない。
逆に大きな音で熱を感じなかったら、その屁はそれほど臭くはないだろう。
もし、熱感のあるすかしっ屁をしてしまったら…
その匂いを感じる前に、足早にその場を立ち去るのがいいだろう。
でもまあ、もし心配なら放屁をするときはトイレに行ったり、誰もいない場所に移動するのがいいだろう。
放屁した瞬間にその屁の種類や臭いのレベルを推測することはできる。
しかし、屁というのは出してみないことにはわからないビックリ箱のようなもの。
大丈夫だろうと思ってやった安易な一発が、その場を大惨事にしてしまうことだってあるのだから。
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