先日テレビに出演していた、新進気鋭のお笑い芸人「厚切りジェイソン」がすっごくいい言葉を言っていたので紹介したい。
合わせて厚切りジェイソンとは対極にいるような、泥臭い昔気質の芸人江頭2:50の名言も紹介しよう。
厚切りジェイソンの名言
厚切りジェイソンが「人生が変わる1分間の深イイ話」に出演した時の事。
そこではお笑い芸人とIT会社という二足の草鞋を履いた、厚切りジェイソンの多忙な生活が紹介されていた。
平均睡眠時間2時間で頑張っているのだ。
そのVTRの最後、こんなインタビューが交わされた。
「お笑い芸人はずっとやっていこうと思ってる?」
「特にそこまでは考えてないですね」
「ITの仕事は?」
「一生続けていくかどうかはわからない。お笑いもITの今やりたいからやっているだけ。
一発屋になったとしても心配はしていない。人生は何とかなる。次の冒険が始まるだけ」
今やりたいからやる。
明日の為に今日を我慢するのが素晴らしい人生じゃない。今日を大切に生きる事、それが一番大事なんだ。
失敗したっていい、何もかも失っても。
次の冒険が始まるだけ…そう思えれば今日を犠牲にする必要なんかない。
かっこいい、かっこいいよ、厚切りジェイソン。
個人的な話だけど、たまたまこの話を聞いた日、ちょっとトラブルがあって落ち込んでた。でもこの言葉で少しだけ勇気づけられた。何もかも失っても、きっと大丈夫!次の冒険が始まるだけなんだって。
…
でもさ、よく考えてみると、厚切りさんは恵まれすぎてる。もちろんすっごい努力の賜物なんだろうけどさ。
頭もいいし、IT企業テラスカイの役員だし、しかもテラスカイはマザーズに上場するし、アメリカにマンション持ってて家賃収入あるっていうし、胸板も厚いし…。
凄い男さ。
そんな状態だったらお笑いやIT企業を急に辞めても困んないよ。そりゃあ、人生なんとかなるよ。次の冒険始まんないよ。始まるのは次の旅行だよ。楽しいぜ?旅行はさ~。
江頭2:50の名言
さて、ここで江頭2:50の名言を見てみよう。
- 全部オンエアー不可能にしてやる
- 俺の夢は野垂れ死だ
- 「これをやったら次回でられなくなるんじゃないか」なんて考えないようにしている。
- マズイ事をやるために、俺は呼ばれたのさ。
- 99人が呆れても、1人が笑うなら俺たちの勝ちじゃねえか。
- 俺にもし子供がいたとして、その子が風邪で寝込んだら俺はめちゃイケ行かないぜ?だから結婚はしない。
- これから戦争に行くんだぜ、空気読めよ。
- 本気でやらないと、本気で笑えないんだよ。
- 俺はずっと戦っていくからな! テレビ局がどれだけ俺を叩こうと俺は全部乗り越えてやるからな! これだけはお前らに約束する!
- いける!きっといける!俺ならいける!だから・・・もう一度やらせてくれ!!
- ハイリスク・ノーリターン
ここに本物の冒険者がいる。
たぶんだけど、驚異的な数のパチンコ営業をこなす江頭2:50、現在そんなに貧乏というわけではない気がする。
だけれど、その芸は危険極まりない冒険ばかり。
トルコで全裸になり逮捕される。日本でも全裸になり逮捕される。芸で死にかける。常に自分の身体を張ってネタを探している。
なぜだろうか?
江頭2:50を見ていてもまた、勇気が貰える気がする。
ハイリスク・ノーリターン
見返りなんてなくていい、それでいいんだって思えるんだ。
今を大切にするという生き方
江頭2:50はお笑いしかすることが出来ない。他の事を上手くやるほど器用ではないし、お笑いに人生をささげている。
それは厚切りジェイソンの様な洗練された生き方ではない、だけど厚切りジェイソンと同様に「今やりたいからやっているだけ」という人生を送っているのではないだろうか。遠い未来のために現在を犠牲にして、辛い毎日を送っているような人生ではなく、その瞬間瞬間を精一杯輝かせようとする生き方。
江頭2:50の名言を見ると、瞬間を大切にするその生きざまが伝わってくる。
それは紛れもなく、旅行ではなく冒険だ。なんの保証もなく危険がいっぱいの冒険。
この対極に属するふたりの名言を読むと、自分も冒険をしなければならないという気になる。
「今やりたいからやっているだけ」
そう、失敗なんて恐れなくていい。
人生は旅行じゃない、冒険に出かけるんだ。
これじゃ終わらねえじゃねえか!俺が終わらせてやる!伝説作ってやるよ!-江頭2:50