精神と心理

自分がマインドコントロールされやすいかわかる2つの自己診断テスト

2018年3月29日

マインドコントロール(心理操作)とは、人間の心を作為的にコントロールすることを指す。

例えば人前で緊張するときに「手のひらに人という字を書いて飲む」と緊張がスッとなくなる、なんて迷信があるけど、これも自分自身へのマインドコントロールのひとつといっていいだろう。

ラグビーの五郎丸選手がプレースキックをする前に必ずとるポーズや、野球のイチロー選手がバッターボックスに立って必ず取る仕草も、「ルーティン」と呼ばれるマインドコントロールのテクニックだ。

マインドコントロールが自分自身のメンタルを制御するために行われるのであればとても有益だけど、それが他人の”心”をコントロールするために行われるものであるとしたら、とてつもなく恐ろしいことになる。

一部のカルト宗教が信者に行うマインドコントロール。

結婚詐欺師が婚活に必死の女性に行うマインドコントロール。

ネットワークビジネスの幹部が無知なカモに行うマインドコントロール。

自分の心が他人に操作され、ボロボロになるまで利用される…。

 

…恐ろしい!!

 

しかもマインドコントロールにかかっている人は、他人にどれだけ指摘されても自分がマインドコントロールされているという事実を認めないという。

多くの人が「自分はマインドコントロールなんてかからないし、関係ないね!!」と思うかもしれない。

だけど、それは大きな間違い。

世の中には「マインドコントロールにかかりやすい人」と「マインドコントロールにかかりにくい人」がいるのだ。

今後の人生を悪意あるマインドコントロールで棒に振らないためにも、簡単にできるマインドコントロール危険度チェックテストを紹介したい。

自分がマインドコントロールされやすいか判断するチェックテスト!!

Q:友達に「10万円貸して!絶対返すから!」と言われた。どうやら凄く困っているようだ。

あなたはどうするだろうか?

 

①笑顔で10万円を渡す。

②どんな理由があろうとも絶対に貸さない!

③「今はこれだけしか…」と1万円渡す。

④親や他の友人に相談する

⑤とりあえずネットの匿名掲示板で相談を晒して意見を聞く。

「友達に金を貸すとろくなことにならない」なんて言われているけど、あなたはどーするだろうか??

この答えによって、自分がマインドコントロールされやすい性格かそうでないかを判断できるかもしれない。

 

①笑顔で10万円を渡すを選んだ人は…

素直で疑うことを知らない天使のようなあなたはマインドコントロールかかりやすさ100%!!

普通なら誰も信じないようなカルト宗教の世紀末思想も、信じてしまう危険性あり。

たまには人を疑ってみるのもいいのでは…?

②どんな理由があろうとも絶対に貸さない!を選んだ人は…

そんなあなたは「自分に自信があって絶対に騙されないと思っているタイプ」か、「絶対に他人を信用しないタイプ」。

このようなタイプが持つ「自分は大丈夫」という思いこみは実は危険。自分より一枚上手の相手には、意外とあっさりとマインドコントロールされてしまう。

マインドコントロールかかりやすさ60%!!

自分を過信せずに「自分だってマインドコントロールされるかもしれない」と思うのが大切だね。

③「今はこれだけしか…」と1万円渡すを選んだ人は…

マインドコントロールで大切なのは「最初のきっかけ」だ。金額はそれほど関係ない。

10万円貸してといわれて、「全額でないなら…」「これくらいなら大丈夫…」と500円だろうが5万円だろうが安易に貸す人はマインドコントロールのきっかけを相手に与えていることになる。

金額の大小に関わらず「相手に操作されている」という事実は変わらないのだから。

そんな貴方は、マインドコントロールかかりやすさ80%!!

この小さなきっかけが、抜けられないマインドコントロール地獄の始まりになるかもしれない!!

④親や他の友人に相談する

孤独」や「外界とのコミュニケーションを遮断された環境」は最もマインドコントロールされやすい危険な状況。

客観的な意見を聞くことができず、自分の異常性に気付くことができない。

マインドコントロールしようとしてくる人間は、相手をまず孤独な状況に追い込み、自分の思想を植え付けようとする。

その点、ちょっとしたことでも親や友人などに相談できる人は、孤独になりづらいので、マインドコントロールかかりやすさ20%といっていいだろう。

⑤とりあえずネットの匿名掲示板で相談を晒して意見を聞く。

先ほども申し上げたとおり、マインドコントロールになりにくい人はコミュニケーションを大切にしていて、多様な価値観を受け入れている人だ。

たとえリアルな家族や友人じゃなくても、困ったことをすぐに他人に相談できるとしたら、それはマインドコントロールされにくい性格だろう。

たとえ相手が、ネット上の名前も知らない他人だとしても。

というわけで、マインドコントロールかかりやすさ40%!!

ただし、ウソをウソと見抜けない人はネットを使うのは難しいといわれている。

ネット上の意見をうのみにするのではなく、自分の意見を確立するための素材として使うのが有効だ。

簡単な計算でわかるマインドコントロール危険度

では、次のマインドコントロールされやすいか判断するチェックテストを紹介しよう。

簡単な計算問題を出題するので、頭の中で答えを考え、最後の質問に答えて欲しい。

2+2=?

4+4=?

8+8=?

16+16=?

 

12と5の間でパッと思いついた数字はなに?

 

どんな数字を思い浮かべただろうか?

頭のに中に思い浮かんだ数字が「7」だったら、あなたはマインドコントロールされやすいタイプかもしれない。

2+2=4

4+4=8

8+8=16

16+16=32

と簡単な計算を解いていって、最後に5~12の間の数字を思い浮かべてもらう。

そのとき人間の脳は無意識に、「12-5=7」とか「12+5=17」と計算してしまうという。

両方にあらわれるのが「7」という数字。だからほとんどの人がこの質問に「7」と答えてしまう。

 

「7」が思い浮かんだのなら、それはとても一般的な思考パターンを持った人

マインドコントロールの基本的の手法で、あっさり思考を操作されてしまうかもしれないぞ!

マインドコントロールまとめ!

マインドコントロールされやすいか自己診断できるテストを2つ紹介してみた。

だけど、これはあくまでも簡易的なテストに過ぎない。

結果がどうであれ、誰しもがマインドコントロールされてしまう危険性を持っている。

それが良い影響を与えるものであればいいけれど、悪意のあるマインドコントロールは自分の人生を台無しにしてしまう可能性がある。

マインドコントロールされないためには、家族や友人などとの人間関係を大切にし、いろんな人の意見を聞くことが大切なのではないだろうか。

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