自己啓発

努力が続かない理由とは?人間三位一体説と3つのアプローチを同時に行い自分を劇的に変える方法。

努力をしようとしても、途中で投げ出してしまう。

頑張って勉強やダイエットを初めても続かない。

ちょっとしたことで、すごく怒ったりして人間関係を壊してしまう。

仕事でも物覚えは悪いし、失敗ばっかり…。

 

なぜ私たちは、自分の思い通りに生きることができないのか?

それは「○○やろう!!」と意識で思ったとしても、それを邪魔する存在があるから。

その理由に気付いたとき、もっと自由に、もっと楽に生きれるかもしれない。

人間の意思決定にかかわる3つの要素と、自分を劇的に変える方法を紹介しよう。

人間三位一体説とは!?

人生の様々な局面で意思決定をする自分自身の”性格”というのは、意識、脳、身体という3つの要素からできている。

例えば、レストランでハンバーグセットにするかカキフライ定食にするかを決めるとき。あなたはどちらも魅力的に見えて、どっちにしようかすご~く悩むかもしれない。

30分も悩んだ結果、カキフライ定食に決めたとしよう。あなたはその決断を自分自身の意思で決めたと思い込んでいるはずだ。

しかし実際は…意識身体が相談して決めている。

これを”人間三位一体説”と呼ぶ。

 

では、それぞれをもう少し詳しく説明しよう。

意識の影響

意識、或いはもっとロマンチックに””と表現しても良いだろう。

この意識(魂)が「○○したい」と考えたり、計画したり、行動を決断したりする。

意思決定の最も重要な司令塔といっていいだろう。

人生に何を求めるのか?安らぎか?権力か?金か?

魂はその価値観を決めている、意思決定の最も核となる要素だ。

脳の影響

脳にはさまざまな脳内伝達物質が溢れていて、自分自身の性格や意思決定に凄まじい影響を与える。

一般的に、男性の方が攻撃的なのは脳内伝達物質のアドレナリンが出やすいからであり、女性の方が感情の起伏が激しいのはセロトニンの分泌が少ないからといわれている。これなんかも、脳が性格に影響を及ぼす一例だ。

また、脳のある部位に腫瘍ができたり、事故で損傷を受けた影響で性格がガラリと変わってしまう事例もある。

 

このような脳内伝達物質の量や、脳の部位の容量の差には男女差はもちろん、かなりの個人差があり、意思決定や性格にかなりの影響を及ぼすだろう。

身体の影響

生まれ持った身体も、性格や意思決定に大きな影響を及ぼす。

健康であるとき、ケガをしているとき、風邪気味のとき…それぞれに自分の性格が少し違ってくる。特に慢性的に体調不良が続くと、ネガティブで消極的な性格になってしまうだろう。

また、身体能力や体格、外見的特徴も重要だ。

ジャージを着ているときと、お気に入りのブランドをバシッと着こなしているとき、それぞれに性格が変わる。

スポーツ万能か運動音痴か、身長が高いか低いか、外見的美醜でも、人生の要所要所で選ぶ選択肢は違ってくるはずだ。

 

体調や体格、外見を含めた、大きな意味での”身体”は、自分自身の性格に多大な影響を与えている。

努力が続かないのは、あなたは意志が弱いわけではない。

努力が続かなくてすぐ投げ出してしまう人に対して「意志が弱いんだよ!!もっと頑張れよ!!」というけど、その人は必ずしも意志が弱いわけじゃあない。

人間関係がうまくいかずに職を転々としている人を「給料が低い?将来が不安?自己責任でしょ!!」というけれど、必ずしもその人の意志でそうなったわけじゃない。

 

「弘法は筆を選ばす」ということわざがある。

書道の達人である弘法大使は、どんな筆を使っても見事な字を書ける!という意味だ。

これはウソ!!

達人であればあるほど、使う道具を選ぶ。

機動戦士ガンダムの主人公でニュータイプのアムロであっても、へっぽこな機能しか搭載していないボールに乗ったら、シャアの操縦するジオングにはどうやったって勝てない。

これは人間も同じで、たとえ「意識高い系」になったとしても、脳と身体の機能がへっぽこであれば、よい性格になれないし、努力は続かないし、正しい意思決定はできない。

 

しかし残念ながら、私たち人間は道具である「脳」や「身体」を簡単に交換することはできない。

だとしたら、自分の性格を変え、より良い人生を歩むにはどうしたらいいのか。

目標達成するには三位一体で変わる必要がある!!

自己啓発本を読んだり、怪しげな自己啓発セミナーに参加しても、変わるのは”意識”の部分だけ。

だから結局は、自分の人生が何も変わらない。

自分の性格を変え、目標を達成するには、意識・脳・身体の三位一体で変わる必要がある。

意識を変えるには、それこそ自己啓発本を読んだり、目標を設定して計画を立てたりするのが有効だ。

それと同時に行うべき、脳と身体のトレーニングを紹介しよう。

意識と同時に脳を変える!

脳を変えるなんてできるの?と思うだろうけど、脳は身体と同様に日々変わっていく。

長い間強いストレス環境下に置かれると、脳は委縮してしまい、その容量が小さくなってしまう。そうなると、感情の起伏や判断能力が低下してしまう。これは悪い例だけれど、もちろん逆に脳の機能を良くすることも可能。

脳は環境の影響を受けて、その器質まで具体的に変化する器官なのだ。

適切な量の脳内物質を分泌させ、適切な判断能力と適切な感情制御能力を持った脳に変化させるには…ズバリ瞑想がオススメ。

瞑想を継続して行うと、脳の中の海馬という部分が大きくなったり、感情のコントロールをしやすくなったりする。

瞑想による効果に着目したグーグル社では、業務の一環として瞑想を取り入れているという。

 

また、外的要因からも脳内物質にアプローチもできる。

抗うつ剤なんかはダイレクトに脳内物質に影響を及ぼすけれども、薬だし副作用もあるので論外。薬ではなく食事でも補助的に脳内物質を補える。例えば大豆やナッツ類に含まれるトリプトファンは、セロトニンの原料となる。日々トリプトファンの摂取を心がければ、セロトニンが増えて感情が落ち着き、安心感を得られるかもしれない。

意識と同時に身体を変える!

成功者や会社の社長は、ジムに通って身体を鍛えている人が多いという。これも”身体”が意識や脳にも影響を与えることを示している。

身体を鍛えると自分への自信になるし、やる気を司るテストステロンの分泌も増える。ストレス解消効果もあるし、さまざまなメリットがあることを知っているのだろう。

一般市民は金持ちが何百万円もする服を着たり、腕時計をする意味が分からない。しかし本当の金持ちは、もっと深いところに目的があるのかもしれない。つまり外見を装飾することもまた、身体を変えることで良質な意思決定を行うためのひとつの手段なのだ。

もちろん、体調も重要な要素のひとつ。身体のどこかが少し痛かったりするだけでもイライラしやすくなったり、意識や性格に悪影響を及ぼす。

健康であることはもちろん、バランスの良い食事や、十分な睡眠を心がけないと、誰からも尊敬される良い性格になることはできないだろう。

①運動を日課にする。

②清潔感のある服を着て、最低限のお洒落をする。

③健康を維持する。

これらに気を付けるだけでも、かなり性格がよくなるはずだ!!

自分を変える方法まとめ

例えば「東京大学に合格するぞ!!」という目標を立てたとして、その目標を達成するために毎日50回の腕立て伏せをするのも、実は有効な方法のひとつ。

例えば「短距離走のタイムをもっと縮めたい!!」という目標を立てたとして、その目標を達成するために瞑想を行うのも良い。

例えば「引きこもりを脱却してバイトを始めたい!!」という目標を立てたとして、清潔感のある服を買うのもとても有効だろう。

 

何か物事を決めるとき、意識と脳と身体が、お互いの相談して決めている。もちろん無意識のうちに。

だからどれだけ意識改革してもすべては変わらない。努力がどうしても続かない理由もそこにある。「意志の強さ」だけでぜんぶ解決するわけではないのだ。

だからこそ、脳と身体へのアプローチも同時に行う方が効率的。

 

人間というものの本質が3つに分かれていることを理解すると、自分自身を良い方向に変化させやすくなるし、どうしても理解できないムカつく性格の人を理解するヒントになるかもしれない。

三位一体のアプローチをすることで、目標達成が簡単になり、自分の思う通りの自分になれるのではないだろうか!!?

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