「世界一受けたい授業」でミトコンドリアを増やす方法が紹介されていた。
疲れやすい身体になってしまう原因は、体内のミトコンドリア総量が減っているからだという。もし細胞のミトコンドリアが増えれば、疲れにくく活動的な生活がおくれるのだ。
ミトコンドリアを増やす3つの方法を紹介しよう。
ミトコンドリアの役割とは?
ミトコンドリアは我々の身体を構成する細胞のひとつひとつに存在している。
しかし不思議な事に、もともとミトコンドリアは細菌やバクテリアに近い存在で、細胞とは別の生命体であったといわれている。
まだ多様な生物が生まれていないくらい大昔。原始的な仕組みしか持っていなかった真核細胞にとって、酸素は猛毒であった。しかし、ミトコンドリアをその細胞内に取り込むことで、酸素をエネルギーに変換する力を手に入れたのだ。
生物の爆発的進化の切っ掛けは、細胞がミトコンドリアを取り込み共生関係を築いたところから始まったといえるだろう。
つまり、細胞にとってミトコンドリアは「エネルギーの源」なのだ。
ミトコンドリアは細胞のひとつひとつに存在する。その重量は全体の10%にもなる。体重60kgであれば、単純計算で6kgのミトコンドリアがあるってわけだ。
細胞内のミトコンドリア量は、様々な要因で上下する。そしてミトコンドリアが減ってしまうと、体外から取り込んだ栄養素が上手くエネルギーに変換できなくなってしまう。その結果、細胞が栄養を蓄えてしまい太りやすくなってしまうという。
ミトコンドリアの量が減ると「疲れやすくなる」「太りやすくなる」といった体質になってしまうのだ。
では、ミトコンドリアの量を増やす3つの方法を紹介しよう。
ミトコンドリア総量を増やす方法
細胞内のミトコンドリアは、身体のエネルギーが減っていると「やばい!頑張らないと!!」と増える。逆に、エネルギーが豊富な状態だと「のんびりしよ~」とミトコンドリアは減ってしまう。
その特徴を利用して、ミトコンドリアを増やし、疲れにくいパワフルな細胞を手にすることが出来る。
①プチ断食をする。
エネルギーが不足すると、ミトコンドリアが「やっべ~おれたち頑張ろうぜ!!」と思い増えだす。
といっても、断食をしたら健康にわるい。適度にエネルギーを減らすためには”プチ断食”がオススメ。
例えば1日の食事を夕食だけにするなどして、1日の総カロリー摂取量を3分の1くらいにするとよいだろう。
②ちょっと激しい運動。
ちょっと激しい運動は、ミトコンドリアを増やす効果がある。
心臓がドキドキしたり、汗ばんだり、疲れたり、そうするとミトコンドリアが「やっべ~おれたち頑張ろうぜ!」と思い増えだす。
運動の内容はちょっと負荷の強い運動がいい。1週間に2日、30分程度、汗ばむくらいの運動をすると効果的にミトコンドリアが増えるという。
③ALAや水素水を飲む
ALAを多く含むイカ・タコ・ほうれん草・ひじき・納豆なんかを積極的に食べると、ミトコンドリアが増えるみたい。
また、最近はやりの水素水を飲むことで細胞内の活性酸素を取り除くことが出来ると共に、ミトコンドリアが増えるようだ。
まとめ
人間が食べ物を食べて、それをエネルギー源として活動できるのは、消化器官が食べ物を消化して栄養を摂り込み、血液を通して全身に送り届けられるため。
…ではあるが、更にその先を見てみると、細胞内のミトコンドリアがそれらの栄養をエネルギーに変換しているからといえるだろう。
酸素を吸って活動できるのも、食べ物を食べて元気になるのも、すべてミトコンドリアのおかげってこと。
そう考えてみると、ミトコンドリアがどれだけ重要かわかるだろう。
サバンナ八木の一発ギャグに「ひざ中心の生活!」というものがあるが、今こそ我々は「ミトコンドリア中心の生活!」ってのをおくるべきなのだろう。
イカと水素水がどれだけミトコンドリアを増やしてくれるのか、その根拠はようわからんが、少なくともプチ断食や運動は健康にもいいだろう。
ミトコンドリアこそが、アクティブな生活を送る秘訣なのかもしれない!!