雑学

学者が予言する未来では「人間狩り」が合法化!?恐るべき格差社会が到来する原因について

2016年6月30日

”狩る”といえば”モンスター”、そう思っていた時期が私にもありました。

…とある学者の論文によると、将来人間狩りが人気のエンタテインメントになる未来が待っているという。

なんで!?

その恐るべき理由とともに、人間狩りをテーマにした筋肉少女帯の名曲の内容を紹介したい。

スポーツ感覚!?人間狩りが行われる恐るべき未来!

未来学者によると、2100年までには地球の裕福な住人の間で人狩りが人気の趣味になる。フューチャーズ誌にこのような予言が書かれた論文が掲載された。

100年間で人狩りは人気のスポーツになり、2200年までには映画「ハンガー・ゲーム」のように、テレビで放映されるだろうとイギリスセントラル・ランカシャー大学のダニエル・ライト教授と同僚は、述べている。

参照元:学者、遠からぬ人狩り合法化を予言(Sputnik)

人間狩りが人気スポーツになり、娯楽化される…恐ろしい未来予言だ。

人間の生死を娯楽化するといえば、思い出されるのが古代ローマのコロッセウム。

ここでは、屈強な剣闘士や奴隷たちが死闘を繰り広げたり、猛獣と戦わせられていたという。それを観てローマ市民は熱狂していたのだ。

本質的に人間は残虐性を楽しめる素養があるのだろう。しかし、残虐性は社会性に覆い隠され、普段の生活で自覚することはほとんどない。

それなのに、古代ローマのような野蛮な時代に逆行するような、恐ろしい未来が待っているというのだろうか?

人間借りが行われるかもしれない3つの変化

①環境の変化

これから地球は温暖化が進み、作物が今より育たなくなるかもしれない。また、人口爆発によって、地球が人間全体を維持する資源を算出できない可能性もある。

もうすでに地球の人口は72億人を突破し、自然の恵みだけで養える人口をはるかに超えているという。無理に作物の生産技術を高めたり、魚を養殖したりすることによって、何とか食料を確保しているのだ。

地球人口が100億人、200億人と増えた場合、”人減らし”として人間狩りが行われるかもしれない。

②差別が広がりつづける社会

環境の変化も原因の一つであるが、これから富裕層と貧困層の差はさらに広がると考えられている。今現在ですら、1%の金持ちの資産が、残りの全人類99%の資産よりもはるかに多いといわれているのだ。

「金は命より重い・・・!」

-利根川(賭博黙示録カイジ)

この格差が今後も広がり続けたとしたら…その”命”すらも軽んじられる世界が来るかもしれない。

③残虐行為というエンタテインメント

世の中には暴力性の高いゲームや漫画、映画などがたくさんある。古代のコロッセウムにさかのぼるまでもなく、人間は死や残酷さをエンタテインメントとして楽しむことができる一面を持っているのだ。

今のところまったく考えられないが、環境の変化や差別社会の到来が、人間が元々持っていたダークサイドを引き出し”死を見世物として楽しむ文化”を醸成する可能性もある。

人間狩りをテーマにした筋肉少女帯の曲とは!?

人間狩りと聞いて思い出されるのが、筋肉少女帯の傑作アルバム「レティクル座妄想」の中に「飼い犬が手を噛むので」という曲だ。

「飼い犬が手を噛むので」は”人間狩り”をテーマにした恐ろしい曲。

その歌詞を少しだけ紹介しよう。

頭のいい少年少女に くだらない人間を狩り立てる権利はあるのか裁判!!

みなさん勝ちました!勝訴!勝訴です!!

 

さぁさ みんな 行くで ござる

狩りに 行けよ つまらない人たちを!

つまらない! くだらない! 人間を LET‘S GO HUNTING!!

 

飼い犬が手を噛むので/大槻ケンヂ作詞より

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人間狩りが合法化される社会(妄想)を描いた狂気の詩だ。

人間狩りは合法化されるものの、人間を狩るためには自分がくだらない人間ではないという証拠を提示しなければならず、もし証明できない場合は”狩られる側”に回らないといけない。

 

曲の最後はこんなフレーズだ。

ハハハ!ダメなヤツはダメなんだ!!

おまけの人生に向かってGO!GO!GO!

ダメなヤツはダメだようー

なんとも救いのない終わり。

レティクル座妄想はコンセプト・アルバムであり、そのテーマはズバリ「妄想」。

”レティクル座に行けば幸せになれる”という狂気じみた妄想が、全編にわたって描かれる。現実世界では何をやってもうまくいかない、だからこそ現実逃避として妄想の世界に逃げ込む…そんな心境を奇妙な詩と音楽で表現しているのだ。

この「飼い犬が手を噛むので」はアルバムのラストの曲。その曲で「自分がくだらない人間ならば狩られる側に回る」という現実社会にも通じるような冷酷が事実を伝え、最後の最後には「ダメなヤツはダメだようー!!」というオーケンの絶叫で終わる。

…大槻ケンヂがもっとも尖っていた時期の作品であり、文学的な香りすらある筋肉少女帯の中でもかなりの傑作アルバムだ。

狩る側と狩られる側

未来に人間狩りが行われるとして、狩る側と狩られる側はどのように区別されるのか?

金持ちと貧乏。

偉い人と奴隷。

面白い人間とくだらない人間。

その基準はいろいろあるだろうが、動物占いで”ひつじ”である私などは確実に”狩られる側”の人間に違いない。

もし本当に人間狩りが合法化されたら、エンタテインメントとしてゴールデンタイムで番組が放映されたり、東京ドームで「ヒューマン・ハンター」なんてリアルゲームが行われるようになるだろう。

そこで殺してもポイントが1しかもらえない雑魚キャラとして、キャーキャー叫びながら逃げ回るのだ。

…嫌すぎる。

 

勇者に”ひのきのぼう”でボコボコにされる運命にあるスライム的人材である私は、そんな未来が来ないようにおびえながら祈ろう。レティクル座妄想をヘビーローテーションで聴きながら…。

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