カボチャを料理した時にでるワタと種。
あれ、そのまま捨ててしまっていないだろうか?
実はカボチャの種にはスゴイ栄養素が詰まっているのだ。
カボチャの種の健康効果と、カボチャの種をフライパンで調理して食べる方法を紹介したい!!
フライパンを使ったカボチャの種の食べ方
まずはカボチャの種の食べ方を、丁寧に画像を使って紹介したい。
使うのは普通にスーパーに売っているカボチャの、普段は捨ててしまう種だ。
①水洗いして種をキレイにしよう!
種の部分を丁寧に取り除き、ザルなどを使って丁寧に水洗いしよう。
これは4分の1カットのカボチャの種の量だ。
②種を良~く乾燥させよう!
カボチャの種をキレイにしたら、よく乾燥させて水気を飛ばす。
待ちきれない場合は、レンジでチンするといい。
③フライパンで5分ほど炒る
よく乾燥させたカボチャの種をフライパンを使って炒めよう。
フライパンには少しだけサラダ油を入れたけど、これは好みで入れなくてもいいかもしれない。
ちなみに私は乾燥させるとか、レンジでチンするなんて女々しいことは大ッ嫌いなので、軽く水気を切ったカボチャの種を熱々のフライパンに豪快にぶち込んだ!!
④出来上がりだよ!!
弱火で5分程度炒めれば出来上がり。こんがりとキツネ色になったカボチャの種。意外と美味そう。
炒める長さや火の強さについては、カボチャの種の色を見て判断しよう。美味そうに見えたら、それでOKだ。
炒めたカボチャの種は、なんだかポップコーンのような食欲をそそる香りがする。。
本来であれば種の表皮を剥いて中身だけを食べるところだけど、美味そうなので熱々のカボチャの種を剥かずにそのまま口の中に放り込んで、バリバリと噛み砕いた。
…やはり表皮の部分には独特の苦みがあり、中身だけを食べた方がよさそうだ。
表皮を向くとこうなる。この中身の部分だけを食べるってわけ。
カボチャの種の健康効果
さて、カボチャの種を食べた感想の前に、カボチャの種が持つ驚くべき健康効果を紹介しよう。
カボチャの種にはカリウム・亜鉛・鉄・マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれている。漢方では南瓜仁(なんかにん)と呼ばれ薬として使用されているくらいで、たくさんの効能を持っている。
特筆すべきは、カボチャの種には多く含まれる”リグナン”というポリフェノールの一種。リグナンはイソフラボンと同じように女性ホルモンに似た働きを持っていていて、強い抗酸化作用をもっている。
リグナンを摂取すれば、女性の更年期障害や男性の薄毛の改善にも効果を発揮するだろうし、骨粗しょう症予防、排尿障害を軽減する効果、前立腺肥大を抑制する効果などもある。
その他にカボチャの種はたくさんの健康効果を持っている。
- 悪玉コレステロールを減らり、善玉コレステロールを増やす
- 抗アレルギー作用
- 低血圧の改善
- がんの予防効果
- アルコールの分解促進と肝機能改善
- 動脈硬化予防
まさにカボチャの種を食べていれば、めっちゃ健康になりそうではないか!!!
カボチャの種を食べてみた感想
というわけで、1時間のテレビドラマを観ながら、カボチャの種をおやつにしてポリポリと食べ続けた。
殻はピーナッツにように簡単に割れるわけではなく、結構コツがいる。うまく割れたとしても、肝心の中身の部分がめちゃくちゃ薄くてすぐに粉々になってしまい、非常に食べづらい。
実の部分はアーモンドやカシューナッツと似たような香ばしいナッツ系の味で、そこそこ美味い。しかし種ひとつぶで食べられる実の部分がとても少なく、食べごたえはまったくない。
結局、1時間のテレビドラマで殺人事件は解決したが、カボチャの種は半分も食べきることが出来なかった。
率直な感想を申し上げると、カボチャの種は”自分の労働に対する正当な恩恵があまりに少なすぎる食品”であるといわざるを得ない。
丁寧にカボチャの種の作り方を紹介しておいてこんなことをいうのは気が引けるが…
私はもう二度と、カボチャの種をわざわざ料理して食べようとは思わないだろう!!