「アナンダミド」という物質を知っているだろうか?
アナンダミドはセロトニンやドーパミンと同じ脳内伝達物質のひとつで、快感や幸福感を司ると言われている。
今回は、そんなアナンダミドの効果と、アナンダミドが含まれている食品を紹介しよう。
アナンダミドとは?
アナンダミドは脳内神経伝達物質のひとつ。そのネーミングの由来は、サンスクリット語のアーナンダ(法悦、至福、歓喜)である。
「法悦」なんて人生で感じたことある?名前からしてもう、ヤバい香りのする幸福感でいっぱいだ。
アナンダミドには幸福感や精神安定作用、痛みを和らげる作用などがある。うつ病の予防にも効果を発揮するという。
それ以外にも、食欲や睡眠などに影響を与え、脳内で様々な役割を持っていると言われているスペシャルな成分だ。まさに脳内麻薬!!
そんなアナンダミドであるが、実は食品で摂取することが出来る。
アナンダミドが含まれている食品
アナンダミドが含まれている食品は、すべての食べ物の中で唯一カカオだけと言われている。
チョコレートを食べたりココアを飲むと、なんだか幸せな気分になるのは、ひょっとしたらアナンダミドの効果なのかもしれない。
もしチョコレートでアナンダミドを摂取したいという事であれば、カカオのたくさん入ったものをオススメする。ホワイトチョコレートはカカオ成分が全く含まれていないので注意いしてほしい。
食品の中では唯一カカオだけがアナンダミドを含んでいるが、他の食品でも脳内のアナンダミド量を増やす効果のあるものがある。
牛肉や豚肉だ。
牛肉や豚肉の脂分には「アラキドン酸」という物質が含まれている。このアラキドン酸は、脳内でアナンダミドに変化するのだ。
脂の乗った霜降り牛や、脂身たっぷりの豚肉を食べると幸せな気分になるのは、アラキドン酸が脳内でアナンダミドに変質しているからなのかもしれない。そういえば、脂ののった牛肉を食べた時「法悦」状態になったことがある…ような気がする!
とにかくカカオは精神に作用する!
カカオは精神状態を整える効果を持つ成分が、たくさん含まれている。
イライラ抑制と精神安定効果のある最高の食べ物はアーモンドチョコ!その6つ秘密とは?
この記事でも紹介しているが、カカオにはテオブロミンやGABA、カカオポリフェノールなどの向精神作用のある物質がたくさん含まれているのだ。
チョコレートを食べれたりココアを飲んだりすれば、アナンダミドとこれらの成分との相乗効果で、精神安定と共に幸福感も高まるかもしれない。
ストレスを感じた時、疲れた時、イライラした時、人生が辛くてしょうがない時、落ち込んでいる時…。
そんな精神の不調時は、とにかくカカオ!カカオを食べれば、すぐさま法悦の時が訪れるのではないだろうか!!