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死海文書が伝える人類滅亡へのシナリオ!日本人から生まれる救世主とは誰なのか!?

「死海文書」と聞くと思い浮かぶのが、映画も公開されて人気のアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」だ。

エヴァンゲリオンには「裏死海文書」という予言書が登場する。

この裏死海文書ってのは、実際に存在する紀元前に書かれた古文書「死海文書」が元ネタ。

 

そんな死海文書が実に65年ぶりにユダヤ砂漠の”恐怖の洞窟”で発見されて世界中で話題となっている。

今回発見された死海文書には旧約聖書のゼカリヤ書の一節が書かれているという。

 

でも、そもそも死海文書とはなんなのか?

そして、そこに書かれた予言とは何なのだろうか?

 

死海文書を読み解くと、キリスト教発生の根幹にかかわるような重大な事実や、イエス・キリストの正体がわかってきた。

今回は死海文書の謎についてお伝えしたい。

死海文書は何故20世紀最大の考古学的発見なのか?

死海文書について説明する前に、まずは”死海”について説明しよう。

死海とは、その名の通り”死の海”の事だ。

存在するのはアラビア半島のイスラエルとヨルダンの中間あたり。

 

なぜ死海と呼ばれるかというと、とんでもなく塩分濃度が高く、魚などの生物がほとんど生息していないから。

生物がまったくいない海=死海というわけ。

死海は塩分濃度が高いので浮力が強く、どんな人でもプカプカ浮くことが出来ることで観光客に人気のスポット。

でも調子に乗っていると、塩分濃度の高い海水が目に入り、死よりも苦しい目にあってしまうという恐ろしい海だ。

 

死海文書は、この死海の沿岸にある遺跡で発見された古文書の事を指す。

最初に発見されてからも発掘が続けられ、死海周辺で膨大な量の死海文書の断片が発見された。

書かれた時代は紀元前250年~70年頃と推測されている。

だれが書いたのかについては諸説あるが、クムラン教団というユダヤ教の一派の宗教団体という説が有力と言われている。

 

この死海文書の内容を簡潔に説明すると、古代ヘブライ語で書かれた旧約聖書の写本だ。

 

そう、ただ旧約聖書を写しただけの古文書が死海文書。

しかしながら、死海文書は20世紀最高の考古学的大発見といわれている。

それは何故か?

その理由のひとつは、イエス・キリストが誕生する直前に書かれた旧約聖書の写本であること。

さらに死海文書には旧約聖書のイザヤ書やダニエル書の完璧な写本が含まれていたことが挙げられる。

謎の宗教団体「クムラン教団」の正体とは?

死海文書の内容に触れる前に、それを書いたクムラン教団の正体について紹介したい。

旧約聖書とはユダヤ教の聖典であり、クムラン教団はユダヤ教の集団だ。

ユダヤ教からキリスト教やイスラム教が派生していったのは、誰もが知るところだろう。

 

紀元前2世紀くらいのユダヤ教はゴタゴタしていて、3つの派閥に分裂していた。

エッセネ派、サドカイ派、パリサイ派の3つの派閥。

この中でもエッセネ派はもっとも宗教活動に熱心な原理主義色の濃い一派で、世間一般との交わりを避け、孤立した生活をしていた。

そのためか、その行動や活動の顛末については謎に包まれている。

死海文書の大発見の後、死海の近くにあるクムラン教団の遺跡が熱心に調べられたのだけれど、その結果「クムラン教団はエッセネ派なのではないか」と考えられるようになってきた。

 

クムラン教団がエッセネ派だったってことはとても重要な意味を持つ。

なぜなら、イエス・キリストはエッセネ派の一派から生まれた人物だと推定されているからだ。

死海文書に描かれた謎の救世主

イエスが生まれた後に編纂された新約聖書では、サドカイ派やパリサイ派のことをボロクソに批判している。

けれど、エッセネ派については言及していない。

そのため、イエスはエッセネ派なのではないかと思われている。

 

つまり、クムラン教団はイエス・キリストのルーツである可能性がある。

クムラン教団の遺跡と、イエスが生まれたベツレヘムは、地理的にも近いし。

 

そのクムラン教団が作った死海文書には、新約聖書には書かれていない驚くべき事実が記されていた。

聖書というのはキリストが生まれる前の「旧約聖書」と、キリストが生まれた後の「新約聖書」とにわかれる。

イザヤ書は旧約聖書の中の預言書のひとつ。

そこにはキリスト(メシア)の出現が正確に書かれていた。

まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。だが、私たちは思った。彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと。

しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。

私たちはみな、羊のようにさまよい、おのおの、自分かってな道に向かって行った。しかし、主は、私たちのすべての咎を彼に負わせた。

イザヤ書52章13~53章12節

イザヤ書には人々の罪を背負い串刺しにされて死んでいく救世主のことが書かれている。

まさにゴルゴダの丘で十字架に磔にされたイエス・キリストそのものではないか!!

 

イザヤ書にはこの他にもたくさんのメシアに関する預言が記されている。

旧約聖書であるイザヤ書は、キリストが生まれる遥か昔にかかれたもの。

だけどそこに記されているのは、まんまキリストの人生。

あり得ないほど正確なので、懐疑的な人たちは「旧約聖書はキリストが生まれた後に改ざんされたのだ!」と主張した。

確かに”写本”であるのなら、書き写していくうちにその内容が改変されてしまう可能性もゼロではない。

聖書の内容自体が、後の世の人に都合の良いように書き替えられることだってあり得るだろう。

 

しかし、死海文書の発見がその疑問への回答となった。

死海文書はキリストが生まれるよりも前の写本。

その死海文書に含まれているイザヤ書には、今に伝わる写本とまったく同じ内容が、つまりメシア出現に関する預言がバッチリ記されていたのだ!!

 

死海文書すげえ。

しかしこの事実は、もうひとつの事実を浮かび上がらせてしまう。

 

イエス・キリストが生まれてから預言書の内容が書き換えられたのではない。

もともとあった預言書の内容のからイエスの物語が生まれた…

 

つまり、イエス・キリストの奇跡や伝説はすべてクムラン教団(エッセネ派)によるねつ造だったのではないか?ということ。

このようなキリスト教そのものを揺るがす事実を隠ぺいするためにバチカンは死海文書を抹殺しようとした、そんな都市伝説まで存在する。

 

そんな死海文書は、ただの旧約聖書の写本ではない。

旧約聖書の預言書と共に、死海文書オリジナルの予言書が含まれていたのだ!!

死海文書の恐るべき予言とは?

死海文書は古代ヘブライ語で書かれた旧約聖書の写本。

しかし、聖書にはない、死海文書だけに記された予言が発見された。

 

死海文書を書いたクムラン教団は、ユダヤ教をもっとも厳密に継承したエッセネ派であり、厳しい規律と激しい修行によって奇妙な力を持っていたとされる。

さまざまな奇跡を行ったイエス・キリストのルーツとなる教団であったと考えれば、それも納得だ。

 

この謎の宗教団体は、なんと予言の力も持っていたというのだ。

預言とは「神の言葉を聞く」ことであり、予言は「未来を見ること」で、まったく違う。

 

死海文書はクムラン教団の”未来を見る力”によって書かれたのかもしれない。

死海文書の予言の内容

死海文書はイスラエルの建国と混乱、そして破滅を予言している。

イスラエル国が建国されるものの、建国後70年は混乱と荒廃の中にあるといった内容の予言だ。

現在の中東問題を見れば、それが的中しているのは間違いないだろう。

そしてその混乱の最後には、大きな津波とさらなる戦い、そして破滅が待っているという。

イスラエルの建国は1948年である。その70年後が2018年となるのだ。

 

また死海文書の「戦いの書」という一編では、あたかもファイナルファンタジーのような「光と闇の最終戦争」を予言している。

  • まず光の子の軍が、闇の子の軍に戦いを仕掛けるだろう。
  • 闇の子を支持するのは契約を破った者たちだ。
  • 全ての神の民に救いが訪れ、神の側の者達には栄光が訪れ、サタンの側の者達は絶え間ない破壊に苛まれる
  • 世から不平等が消え去り、闇の子が持つ特権は全て消え去るだろう
  • キッティーム(世界を征服する民族)による支配は終焉を迎える
  • 両軍とも天使の助けを得て戦いを続けるが、神の意志は光の子に向くだろう

光の子と闇の子の最後の戦いが起き、世界は破滅へと向かう。

 

しかし同時に死海文書は2人の救世主の存在も示唆している。

ふたりのメシアが、光と闇の最終戦争の際に現れるというのだ。

 

それは「アロンの救世主」と「イスラエルの救世主」だ。

救世主がひとりではなく2人いるというのも、この死海文書だけの特徴。

 

この2人の救世主の正体とは誰なのだろうか?

アロンとはモーセの兄の名前と同じだ。

アロンの救世主とは、現代の高名な予言者のお兄ちゃんがメシアとなることを示唆しているのかもしれない。

 

イスラエルの救世主は、一説には日本人の中から生まれるのではないか…と言われている。

なぜなら、日ユ同祖論という考え方があり、日本人の先祖はイスラエルからやってきた古代ユダヤ人だという説があるからだ。

古代イスラエルは12支族からなっていたが、いつからか10支族と2支族に分かれてしまう。

10支族はイスラエル王国を、2支族はユダ王国を築くのだけれど、それぞれに外的に侵攻され滅びの道を辿る。

2支族は滅びた後でもその子孫が存在しているが、10支族の方は謎の失踪を遂げてしまう。

 

そして実はその「失われた10支族」は、密かに日本に渡来したという説がある。

それが日ユ同祖論だ。

皇室の三種の神器にヘブライ語が記されていたり、ひらがなを始め、日本の様々な文化が古代ユダヤ人のものととても似ているのもそのためだという。

そんなわけで、失われた10支族の末裔である日本人から、イスラエルの救世主が生まれる。

ほんまかいな。

 

失われた10支族の末裔、光の子と闇の子の戦い、2人の救世主…自分の中の中二病的な部分が、グイグイと刺激される。

正に今、世界のどこかで光の子と闇の子が、それぞれに天使の助けを得て最終戦争を行っているのだ。

 

2018年の日本に現れるという救世主…それは誰なのだろうか??

2018年に日本で生まれた赤ちゃんの中に、イエス・キリストの生まれ変わりともいえるような救世主がいたりして…。

死海文書が伝える不都合な事実まとめ

死海文書はクムラン教団によって作られた、ユダヤ教の聖典である旧約聖書の写本。

その中には「救世主があらわれる」という預言が書かれていた。

クムラン教団はユダヤ教エッセネ派の一派であり、そこからイエスが生まれた可能性が高い。

さらにイエス・キリストの出生や伝説は、クムラン教団が伝える救世主の予言をベースにしたねつ造である可能性もある。

 

おそらく旧約聖書に描かれた救世主の伝説を、キリスト教の権力者は全勢力をあげて隠ぺいしただろう。(実際、キリスト教は教義に反する思想を徹底的に排除した。そのため太古に培われた多くの技術や書物が永遠に失われ、中世まで科学技術の発達も文化の発達もめちゃくちゃ遅れた)

だからこそ、イザヤ書やダニエル書の写本が現存していないのかもしれない。

 

…そこに突然登場したのがキリスト教の不都合な事実を伝えるかもしれない”死海文書”だ。

キリスト教の総本山であるバチカンは、その死海文書すらも隠滅しようとしたが失敗!!

今では死海文書の内容はすべて公開されている。

 

その死海文書には「アロンの救世主」と「イスラエルの救世主」という2人の救世主があらわれるという予言が記されていた。

(キリスト教は救世主であるイエスが存在しているが、ユダヤ教ではいまだ救世主は誕生していないことになっている)

この救世主があらわれるのが、イスラエル建国から70年後の2018年だ。

イスラエル王国を作り上げた10支族、その末裔が日本に渡ったというのだが、その中から「イスラエルの救世主」が生まれるという。

 

死海文書は「救世主キリストの伝説はデタラメで本物の救世主はこれから登場するのだ!!」と、現代の私たちに伝えているのかもしれない。

 

今もなお、世界は混乱し、混迷しているが…

その世界を平和に導くのは、日本で生まれた救世主なのかも!!??

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