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レディ・プレイヤー1の感想!これは40代後半のオタクが観るべきオタク映画だッ!!

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レディ・プレイヤー1を劇場で観てきた。

「おおっ!AKIRAのバイクだ!デロリアンも出てるじゃないか!うわぁキングコング!すげえ迫力!あっ!ハローキティがいるっ!後ろにストⅡのリュウがいるぞ!あれ、いまオーバーウォッチのキャラちょっと映ってたな。おおっ!ここでメカゴジラかよ!!ガンダムきたーー!!波動拳カッコいいぜ~~!!」

…という感じの映画。

観た後で思ったのが「これは40代のオタクおっさんが観るべき映画だなぁ~」ってこと。

 

だって、30代の私ですら一部のネタが古くてわからなかったから。

さすがはスティーブン・スピルバーグ監督の映画だけあって、そういったオタク文化に詳しくなくても、老若男女問わず楽しめる最高の娯楽映画に仕上がっている。

だけど、おそらくこの映画を最も熱く楽しめるのは40代のゲームやサブカルが好きなオタク、もっと限定するなら現在46歳で子どものころにゲームが大好きだったおっさんに観てほしい映画だ。

その理由とともに、レディ・プレイヤー1の感想をお伝えしたい。

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レディ・プレイヤー1の感想

レディ・プレイヤー1の感想を語る前に、まずはレディ・プレイヤー1のあらすじをネタバレなしで軽~くまとめてみよう。

 

レディ・プレイヤー1は2045年の荒廃した近未来が舞台。

経済は衰退の一途をたどり、子どもから大人まで「オアシス」と呼ばれる仮想現実のゲームに入り浸っている。

そんなオアシスの創始者であるジェームズ・ハリデーは、死ぬ直前にオアシスの中に3つの鍵を隠した。

さらに3つの鍵をすべて集めてイースターエッグを探し当てたプレイヤーには、オアシスを管理する権利、そしてハリデーの遺産を受け継ぐ権利を与えるという。

この言葉が遺言として公開されると、大企業はゲーム市場を支配するため、個人は莫大な遺産を受け取るため、みんながイースターエッグを探し求めて活動を開始する。

主人公のウェイド・ワッツは超絶オタクでパッとしないリアルを生きているけれど、オアシスの中では凄腕プレイヤーで、イースターエッグを探し求めるエッグ・ハンターのひとり。

ウェイドはイースターエッグを手に入れることができるのか!?

 

…というのがレディ・プレイヤー1の大まかなあらすじ。

ジェームズ・ハリデーは何歳なのか?

オアシスで3つの鍵を辿るには、創始者であるジェームズ・ハリデーの人生が密接にかかわってくる。

主人公たちはハリデーの人生が記録されたアーカイブをヒントにして鍵をたどっていく。

ハリデーの人生や、登場するサブカルチャーのキャラクターなどから感じたこと、それは「ジェームズ・ハリデーはオレよりもちょっと年上だな」ってこと。

私は30代であるが、この映画は私よりもちょっと年上の40代の人が楽しんできたオタク文化がメインで取り扱われている。

映画ではハリデーが子どものころにアタリ2600で遊んでいるシーンがある。アタリ2600は1977年に発売されたゲーム機なので、そこから予測してハリデーは恐らく1970年くらいに生まれたんじゃないかと予測してみた。

だけど映画の中では何歳なのかは明らかにされていないし、調べてみたけどわからなかった。

そこで映画の原作小説「READY PLAYER ONE」(邦題:ゲームウォーズ)のほうを調べてみると、ハリデーは1972年生まれだということがわかった。

 

1972年生まれのハリデーは、2042年に70歳で亡くなる。

もし仮に2018年に生きていたとしたら、ハリデーは46歳ということになる。

レディ・プレイヤー1はハリデーが、つまり1972年生まれの人が子どものころに触れたであろうサブカルチャーがふんだんに盛り込まれているわけだ。

アキラで金田が乗っていたバイク。

バックトゥザフューチャーのデロリアンと、デロリアンに搭載されたナイトライダーに登場する人工知能キッド。

ストリートファイターのリュウや春麗。

RX-78-2ガンダムにメカゴジラ。

スタンリー・キューブリック監督の映画シャイニング。

スーパーマンのクラーク・ケント。

 

HALLOやオーバーウォッチのキャラクターも登場するけれど、主要なストーリーにかかわるのは40代の人が青春時代に触れたであろう文化ばかり。

つまり、この映画を最も楽しめるのは、1972年生まれで子どもの頃から大人になるまでず~っとオタクだったベテランということだろう。

とはいえ、そんなの関係なしに面白いのがレディ・プレイヤー1のスゴイところだ。

レディ・プレイヤー1の面白かったところ

やっぱりなんといっても仮想現実オアシスの映像がめっちゃ綺麗だし、登場するキャラクターは色鮮やかで多種多様、観ていて驚きの連続。

ストーリーもシンプルにまとまっている。

序盤の疾走感溢れる展開から、現実世界の危機、そしてラストのオアシス全土を揺るがす大規模なバトルからのスピルバーグ監督らしい爽快感のあるラスト。

難しいことは考えずに楽しめる、本当の意味での娯楽映画。

登場するキャラクターも、その半数はメイド・イン・ジャパンなのではないかってくらい多い。

アメリカ、ヨーロッパ、中国に韓国、どの国よりもスゴイ圧倒的なオタク文化が日本にはある。それがよくわかる映画だ。

レディ・プレイヤー1のイマイチなところ

レディ・プレイヤー1の設定は、けっこう無茶苦茶だ。

まず、舞台が2045年なのにもかかわらず、主人公たちが1980年代のゲームやカルチャーに詳しすぎる。

「AKIRAの金田のバイクだ!」

なんて、近未来のオタクはどれだけ知識が深いのか!?

さらにオアシスはVRのゴーグルと特殊なスーツを装着してプレイするのだけれど、その程度の装備で、あれほど自由に仮想空間を動けるわけはない。絶対に部屋の壁に当たって怪我しちゃうよ。(実際、オアシスに熱中しすぎて部屋で家具に当たってすっころぶシーンもある)

さらに無茶苦茶なのは、ゲーム内課金でお金を払えなくなった利用者は強制収容所のようなところに行き、強制労働させられるってこと!しかも、労働者は自由に取り外せないVR装置を付けさせられ、仮想現実の中で過酷な肉体労働を課せられる。

カイジの地下強制労働施設かよ!!?

仮想現実の肉体労働って、なんかプログラムに任せられないのかねぇ。

また、オアシス内で行われた大規模な戦闘では、オアシスのプレイヤーが現実世界の町中で暴れまわった。VRゴーグルを被りながら、ゲームに熱中していたのだ。

危険すぎるでしょ!?

あと、主人公ウェイドの俳優さんが唇が分厚くて、しかもリアルに気の弱い感じの青年を演じているもんだから、ロッチ中岡に見えてきちゃう!!

…とまあ、いろいろと無茶苦茶な設定はあるけれど別にいい。だって面白いから。

 

私がイマイチだと感じたのは、リアルと仮想現実のバランスだ。

やっぱり100%CGで作られたオアシスの方が迫力があって面白かったけど、現実世界のドラマは仮想現実に比べてやっぱり見劣りするし、中だるみの原因になる。

仮想現実→リアル→仮想現実→リアルと展開していき、それぞれが相互に関係しあっているのでスリリングではあるのだけれども、リアルの方で展開されるドラマが雑過ぎる気がした。

もっとリアルのシーンを削って、仮想現実のシーンを増やした方が面白かったかな~。

 

では、最後にラストシーンの感想をネタバレありで。

ラスト・シーンの感想(ネタバレあり)

イースターエッグを集めたウェイドは、仮想現実で死んだはずのハリデーと出会う。

そこでハリデーはウェイドに語り掛けた。その中でも印象に残った2つのセリフをピックアップして紹介したい。

 

「美味い飯は現実でしか食えない」

ハリデーは子どもの頃からゲームが大好きで、本当に仮想現実に没頭するような人生を生きてきた。

そのおかげでリアルの人間関係が上手くいかず、好きな女の子にアプローチもできなかった。そしてそんな自分をずっと後悔してきた。

近未来では荒廃した現実の中で、ウェイドも含めた世界中の人々が、現実逃避としてオアシスに居場所を見つけている。

ハリデーはオタク文化という仮想現実にどっぷりと浸かった人生の中でもがき続け、自分が作った最高のゲームでも味わうことができない”感覚”が現実世界にあることにやっと気づいた。

美味い飯はリアルでしか味わえないし、本当のキスもリアルでしかできない。

自分と同じ過ちを犯して欲しくないからこそ、この言葉をウェイドに送ったのだろう。

 

「私の作ったゲームを遊んでくれてありがとう」

別れのシーンでハリデーはウェイドに感謝の気持ちを伝える。

自分が趣向を凝らして作った3つの鍵を集めてイースターエッグを見つけ出したプレイヤーに、心からありがとうという気持ちを伝えたシーンだ。

だけどこのセリフは、”オアシスは私が作ったゲームでしかない”という事実をも伝えている。

ゲームはゲームであり、ゲームはゲームでしかない。ゲームは最高に楽しいけど、あくまでも娯楽。それが現実の代わりには絶対になり得ないのだ。

 

最終的にオアシスの管理権限を得たウェイドは、オアシスを1週間に2日休止するようにする。1週間胃2日くらいはリアルを生きることを、プレイヤーに促したわけだ。

しかもウェイドはヒロインとの恋愛も上手くいって、お熱~いキスでエンドロールへ!!

 

クソがぁぁぁ!!(ガンバレルーヤよしこ)

 

と叫びそうになるようなラスト。

なんとまあ、羨ましいというか…この”キス”によって「仮想現実も面白いけど、リアルもイイよね!!」という結論が導き出されたわけだ。

 

映画は大迫力で面白かったんだけど、このラストに関してはちょっと違うんじゃ~ないかとも思った。

確かにリアルで食べる飯は美味いかもしれないし、ゲームはゲームに過ぎないのかもしれない。けどレディ・プレイヤー1に登場したたくさんのサブカルチャーを、リアルよりも大切なものとして生きているリアルガチなオタクはたくさんいる。

 

毎日の食費を削って1日1本の映画を見るのが生き甲斐の人もいるだろう。

トイレもメシも最小限にしてず~っとネトゲをしている廃人もいるだろう。

嫌な仕事でも働いているのはマンガやアニメDVDを買うためです、と胸を張る人もいるだろう。

それはサブカルではなくスポーツかもしれないし、芸術かもしれないし、音楽活動かもしれない。

 

美味い飯は現実でしか食べれないかもしれないよ。ラーメンとかカツカレーとか。

可愛い女の子とは現実でしかイチャイチャできないよ。まあ、それが実際にできるかは置いておいて。

だけど、それよりも大切なものはある。

そしてもしそれが、ゲームであり、オアシスであったのなら、1週間に2日もプレイできなくするなんて、そりゃあ酷ってもんですぜ!?

 

このなんというか「オタク文化は素晴らしいけど、ほどほどに楽しむんだよ」という「非常に真っ当な大人の意見」がラストというのがねぇ…。

ウェイドとヒロインのサマンサが仮想現実オアシスの中でデートしてキスして、それから仲間みんなで暴れまわって「オアシスはまだまだ進化する!!ゲームは最高だぜ!!!」って感じで終わって欲しかった気がしないでもないですよ。

 

でもなんだかんだ言っても、めっちゃ面白い映画であるのは確か。

スピルバーグ監督の「日本のために作った映画です」というコメントも、映画を観た後ではただのリップサービスではないことがよくわかる。日本人だからこそ最高に楽しめる映画になっているし、日本のカルチャーが世界に与えたインパクトって凄いんだな~って改めて思える映画でした。

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