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ミニ氷河期がやってくるらしいが、江戸時代にあった氷河期の時はどんな様子だったんだろう?

2018年11月17日

いま世界は地球温暖化を懸念しているが、一部の科学者は逆に氷河期の訪れを予測している。

「え!?氷河期が来る!?人類絶滅だ~!!」

と絶望するのは早いかもしれない。

氷河期がやってくると言っても、地球が吹雪と氷に覆われるような大規模なものではなく、地球全体の気温が数度下がるだけのミニ氷河期だ。

このミニ氷河期は科学者の予測では2030年くらいにやってくるらしいが、ミニ氷河期という気象現象は過去も地球を襲っている。

直近では1645~1715年の間だ。

この期間の日本は江戸時代。はたして、どんな気候だったんだろうか?

2030年に氷河期がやってくる!?

イギリス・ノーザンブリア大学のヴァレンティーナ・ザルコバ教授が、ウェールズ、ランディドノーで行われた王立天文学会総会で身の凍るような調査結果を発表した。最新の技術によってこれまでよりもはるかに高い精度での太陽周期の予測が可能になり、 ザルコバ教授の予測によると、2030年から2040年の間に太陽の活動は半分以下に落ち込んでしまうという。

参照元:marketwatch.com「Global freezing: A ‘mini ice age’ could be on the way by 2030, scientists say」

科学者が予測する太陽活動の低下と、それによって引き起こされるであろう地球全体の気温低下。

このミニ氷河期をマウンダー極小期と呼ぶらしく、一番最近だと1645年~1715年がこの期間に当たらるらしい。

マウンダー極小期の期間は太陽の活動が極端に落ち込み、普通なら太陽の表面に現れる黒点が、この期間はまったく現れなかったのだ。

過去400年の太陽の黒点数のグラフを見て見ると、それが明確にわかる。

画像参照:wikipediaマウンダー極小期より

気温低下の影響でイギリスのテムズ川では、真夏なのに氷が張り、そこでスケートが出来たという。その様子を描いた絵画が実際に存在する。

そんなマウンダー極小期、ミニ氷河期が2030年ごろに始まるという。

「え!?大丈夫なの??みんな死ぬの!!?」

真夏でもコートが必要なのか?こたつが必要なのか?

そのヒントを得るためにも、かつてのマウンダー極小期では日本で何が起こっていたのかを調べてみた。

余談:コロンブスが氷河期をひきおこした!?

イギリスはUCLの最新の研究によると、1600年代に加速した地球の寒冷化は欧州諸国が植民地を広げたことが原因の可能性があるという。

アメリカ大陸を植民地化した際、5600万人もの先住民が殺害された。その結果、フランスの国土面積と同程度の森林が増えたというのだ。

森林が増え、空気中の二酸化炭素が減り、地球温暖化とは逆の現象が起きたというわけ。

ちなみにコロンブスがアメリカ大陸を発見したのが1492年。100年かけてどれだけの先住民が迫害されたのか…。

とにかく氷河期は太陽の活動サイクルと共に、地球の環境も大きな影響を及ぼすようだ。

日本のマウンダー極小期

二酸化炭素やフロンガスの排出によるオゾン層の破壊、それによって引き起こされる地球温暖化によって、地球は年々気温が上がっている。

それに対して、直近のミニ氷河期が発生した1645年~1715年ごろ、つまり江戸時代は今よりももっと寒かったらしい。

 

今現在は、真冬でも東京で雪が降ることはあまりない。たまに成人式の日に大雪になって、新成人が大変な思いをするくらいだ。

だが江戸時代はもっと雪が多く降っていた。雪を題材にした絵や落語、文献もたくさん残っている。

 

また、冷害による飢饉もたくさん起こったという。

しかし江戸の四大飢饉と呼ばれている大規模な飢饉は、この期間中には発生していない。ミニ氷河期が寒いとはいえ、なんとか作物は育つようだ。

 

またこのミニ氷河期の時代には当てはまる1702年には、忠臣蔵が勃発した。赤穂浪士が吉良義央を討ったわけだが、太陽の活動とは無関係であろう。ただ、討ち入りの時はめちゃくちゃ寒かったかもしれない。

更にいうならマウンダー極小期の真っただ中の、宝永4年(1707)に富士山が大噴火を起こしている。

まったく関係ないけれど、今の日本の活発化する火山活動を鑑みると、富士山の大噴火は次のマウンダー極小期といわれている2030年以降に起こったりして…。

 

とにかく、日本の歴史的な出来事を見ても、太陽の活動が落ち込んだ影響と思われる事件は起こっていない

日本の江戸時代は、確かに現代よりかなり寒かった。しかし、致命的なほどに寒かったというわけではないようだ。

もしミニ氷河期が訪れたら人類は滅亡するのか?

先ほど紹介した科学者によると、2030年から2040年の間に太陽の活動は半分以下に落ち込んでしまうという。

太陽の活動状況は黒点を観察することでわかる。黒点の数が多ければ活発化していて、少なければ沈静化しているってこと。このサイクルは通常、約11年周期で繰り返されている。

この太陽の周期と黒点の数について、近年のグラフを見て見よう。

画像参照:国立天文台・太陽活動データベース

このグラフをパッと見るだけで、太陽の活動が規則正しく活性化と鎮静化を繰り返しているのがわかる。

最近の活動を見てみると、太陽の黒点の数が2000年代以降は低下しているのがわかる。

数年前までは「太陽の活動は2013年ごろに活発化するだろう」という専門家が多かったのだが、実際は太陽の活動がそれほど活性化することもなく、再び黒点の数は減少傾向にある。

このような太陽活動周期の沈静化が、今後も続くとしたら…先ほどの科学者の予測も現実味を帯びてくるだろう。

 

では、本当にミニ氷河期が訪れたら地球はどうなるのだろうか?

何が起こるかはわからないけれど、少なくとも人類が絶滅するようなことはないはずだ。だって江戸時代だって、何事もなく人間は生き残っているのだから。

 

今より数度気温は下がるかもしれないが、温暖化が進む地球にとっては寧ろラッキーだったりして。

もしかしたら、東京も雪が降るようになり、ホワイトクリスマスの確率も上がるかもしれないし、ウインタースポーツは今よりも盛んになるかもしれない。スキーやスノーボードなんか今よりもが流行したりして。

過去の状況を見る限り、そんなに悲観する必要はないような気がする。

 

ただ、このミニ氷河期をきっかけにして、本格的な氷河期が訪れる可能性もゼロではない。

いま地球温暖化が騒がれているが、本当に危惧するべきは次の氷河期なのかもしれない…。

追記:近い将来考えらえる最悪の2つの気候変動

2018年の夏はとてつもない猛暑であった。

太陽はギラギラと輝き、日本中がクーラーをガンガンにかけていた。

「クーラーを切って電気代の節約!」

なんて言っていられない。

クーラーを使わないと死ぬ!!

それが2018年の夏だった。

 

しかしながら2018年に入ってもなお、太陽活動は急激に停滞し続けている。

圧倒的な猛暑とは裏腹に。

こちらが先ほど紹介した黒点の数を示したグラフ。

このグラフはこの記事を書いた2015年当時のもの。

これを最新の2018年も含めたグラフと比較してみると…

赤丸部分を見ていただければわかると思うけど、さらにさらに太陽の活動は低下していることがわかる。

 

なぜ、太陽の活動が低下しているのにこんなにも暑かったのか?

ヒートアイランド現象などのいろんな要素が考えられるが、結局のところ地球温暖化現象がゆっくりと、しかし確実に進んでいるのが原因だろう。

地球温暖化の影響なのか、2018年は世界的な異常気象が相次いだ。

 

そこで考えられる最悪のパターンが2つある。

もう一度先ほどのグラフを確認してみよう。

太陽の活動は最も低い位置にあることがわかる。

通常であれば、ここから太陽の活動は再び活性化してくるはず…。

しかしもし、太陽の活動がこのまま停滞を続けたとしたら?

 

科学者たちが危惧するミニ氷河期は、意外と早く訪れるかもしれない。

400年前のマウンダー極小期が再び訪れ、世界中が寒くなって、作物の収穫量も減っちゃうかも。

 

しかしそれよりも恐ろしいのが、2018年を転換期として再び太陽の活動が活性化していくパターン。

太陽の活動が低下してるってのに2018年はめちゃくちゃ暑かった。

 

もし2018年をターニングポイントとして再び太陽の活動が活性化し、さらに地球温暖化が重なったとしたら…

 

太陽は約11年周期の活動サイクルをもっている。

2019年~2030年までは毎年、最高気温を更新し続けるような最悪の気候が続く可能性もあるのではないだろうか??

 

①2018年以降も太陽活動が停滞し続ける→ミニ氷河期突入!

②2018年以降に通常通り太陽活動が活性化する→地獄の猛暑!

 

…最悪だ。

地獄のような明日を回避するために、こまめに家電のスイッチを切ったり、エコ家電に買い替える、自動車を使わずに公共交通機関を使うなどして、二酸化炭素の排出量を減らそう!!

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