生き物

アメリカで犬と人間が会話ができるという技術の開発に成功!その活用方法とは?

2016年5月22日

米ジョージア工科大学の研究者が「犬の思考を人間の言葉に変換して音声や文字で伝達できる」というとんでもない技術の開発に成功したという。

犬と会話!!?

その技術とはいったいどういったものなのだろうか?

愛犬と会話できる技術が!

米ジョージア工科大学の研究者が、犬の思考を人間の言葉に変換して音声や文字で伝達できるという技術を開発した。災害現場での捜索救助や爆弾検知、障害者介助といった分野への活用が期待される。

この技術を開発したのはコンピューター科学者で犬の訓練士でもある同大のメロディー・ジャクソン准教授。専用のハイテクベストを犬に着せてセンサーを起動させ、スマートフォンに信号を送って音声または画面の文字で言葉を伝える仕組み。センサーは犬が噛んだり鼻で押したりすると起動する。

参照元:犬と「会話」、研究進む 捜索救助や爆弾検知に応用も(CNN)

犬にハイテクベストを着せることによって、犬の言っていることをスマホに表示させることができるという、なんとも近未来的な装置らしい。

メロディー教授の愛犬スカイは、この装置によって「警報が鳴ったよ!」とか「呼び鈴が鳴ったよ!」なんて教えることもできるという。とっても賢いスカイちゃん!

 

さらにこの装置を応用することで、爆弾探知犬が爆薬の種類を判別して人間に伝えたり、災害救助犬が人を見つけて「もうすぐ助けが来るよ」なんて人間に知らせることもできるというから驚きだ。

 

世の中には人間のがんを嗅ぎ分けることができる犬がいるという。近い将来「あなたは初期の胃がんです」とか「末期の肝臓がんですね。残念です」なんてしゃべる犬が出てくるかも。

さらに進化すれば、「!?この臭いは…こっちだ!」「この血の付いたナイフは…容疑者Yのものだな」なんて警察犬がでてくるかもしれないし、「こいつぁヘロインだな、そのスーツケースの底板の裏だ」とか「あんたのケツの中から覚醒剤のニオイがプンプンするぜ?」なんて麻薬探知犬が現れるだろう。

もちろん、自分の愛犬にこのハイテクベストを着せたとしたら、きっと楽しいに違いない。

「お散歩連れて行って!」

「もっと遊ぼうよ~!」

「また同じドックフードかよ~」

「散歩中に変な服着せるのは、いい加減やめてもらえますか?」

そんな犬の声が聞こえてきたとしたら、愛犬をもっと好きになってしまうだろう。

まあ、自分がかわいがってるとき、犬の方が「まじ、かんべん!体臭きっつ~!!」なんて思ってたらショックだろうが…。

遥か先を行く技術大国日本の「バウリンガル」

ジョージア工科大学のハイテクベスト、たしかにスゴイ。しかし日本でははるか以前から、犬と会話することができる技術が確立してある。

タカラトミーが発売している「バウリンガル」だ。

このバウリンガルを使えば、犬の鳴き声をリアルタイムに音声分析し、人語に変換!即座に液晶パネルに犬の気持ちを、文字とイラストで表示させることができる。

犬語翻訳機バウリンガルは2002年にイグノーベル賞を受賞した経歴を持つ、すばらしい発明なのだ。

 

しかも最新のバウリンガルは、アプリとしてiPhoneにダウンロードして使える。

「バウリンガル for iPhone」

こいつを使えば自分のiPhoneが、すぐさまバウリンガルに変身!しかも、愛犬の気持ちがツイッターでつぶやかれちゃうんだからすごい。

 

アメリカの犬語を翻訳するハイテクベストは、まだまだ一般商品化する気配はない。

そんな時はタカラトミーのバウリンガルやiPhoneアプリを使って、愛犬とコミュニケーションしてみるのもいいのではないだろうか?

おすすめ記事:2015年イグノーベル賞受賞内容一覧!9年連続日本人受賞の快挙を成し遂げた研究内容とは?

-生き物