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月面で繁殖する無敵生物クマムシと月に託された人類補完計画!

今現在、月面には大量のクマムシが生息しているかもしれない。

生物が生息していないと思われていた月に、なぜクマムシがいるのか?

 

それは2019年4月のこと。

イスラエルの探査機べレシートが月面着陸を試みたのだが…失敗して月に墜落してしまった!

このべレシートには、なぜか何千匹ものクマムシが搭載されていたのだ。

 

クマムシは史上最強の生物と言われていて、絶対零度の低温から151度の高温にさらされても生き残ることができる。

真空でも超高圧でも、放射能にさらされても死ぬことはない。

おそらく月面にたどり着いたクマムシは、そのほとんどが生き残っているだろう。

 

でも…

なぜ月面探査機にクマムシが乗っているのだろうか?

その恐ろしい計画の裏に隠された「人類補完計画」について紹介したい。

史上最強の生物クマムシ、月面にたどり着く

まずはクマムシのスペックを簡単に紹介しよう。

クマムシは大きさが0.05ミリ~1ミリくらいと、とんでもなく小さな生命体。

森の中、海の中、山の上、寒い場所、暑い場所、地球上のありとあらゆる場所に生息している。

その特徴はなんといっても、恐るべきタフさにある。

クマムシは水があるとモゾモゾと動き出すのだけれど、水がない乾燥状態に置かれると「乾眠状態」となる。

乾眠状態となったクマムシは、体内の代謝がほとんどゼロとなり、長期生存が可能となる。まさにスーパー冬眠状態。

クマムシの平均的な寿命は1ヶ月~1年くらいだけど、乾眠状態であれば理論上永遠に生きることも可能だ。

さらに極限的な熱や寒さ、放射線、圧力にもすさまじい耐性を得る。

宇宙空間でもへっちゃら。

不老不死&無敵状態になる。

 

極限状態にさらされた乾眠状態のクマムシは、水の一滴でも与えれば、再びモゾモゾと活動を開始する。何事もなかったかのように。

太古の昔に宇宙から地球にクマムシが舞い降りて、生物のルーツになった。

そんな話すら信じられるくらいのスーパー生物だ。

クマムシはなぜ探査船に乗せられたのか

そんなクマムシの生態に着目した研究者は、月探査船べレシートに数千匹のクマムシを搭載させた。

乾燥させて乾眠状態のクマムシたちを。

「月にクマムシを持っていったら、月で生き延びて、いつか活動を開始するかもしれない」

そう思ったからだとか。

 

荒涼とした大地の広がる月面。

もし水があったとしてもすぐに蒸発してしまうし、水なんてあるはずがない。

だとしたら、月に送られたクマムシもず~っと乾眠状態で活動を開始することもないだろう…。

 

そう思うかもしれないが、月には水が存在する可能性がある。

 月の塵と大気を調査するために送り込まれたNASAの探査機LADEE(ラディ―)が、隕石が衝突する際に月面から放出される水を検出した。4月15日付けの学術誌「Nature Geoscience」に掲載された論文によると、微小な隕石が衝突する際の衝撃によって、年間最大220トンもの水が放出されているという。月面付近には、これまで考えられてきたよりもはるかに大量の水が存在することになる。

参照元:月全体の表面直下に水がある、驚きの研究、NASA(ナショナルジオグラフィック)

月の表面には確かに水はないかもしれないけれど、隕石が当たって地表が削れると、同時に水も放出されることが観測された。

月に地下には、大量の水が存在する可能性がある。

 

月に存在する水。

それに触れたとき、クマムシは眠りから目覚め、月で活動を開始するだろう。

 

クマムシは種類によって微小生物を食べたり、コケや藻類を食べたりする。おそらく月面にクマムシのエサとなる物質はない。

だけど極限の環境で進化するかもしれないし、月に水があるのなら、なにかエサとなる微小生物がいるかもしれない。

 

このクマムシたちが将来、月で繁殖したとしたら?

遠い未来、月で進化したクマムシ人間の大国が誕生するかもしれない!!

月に託された人類補完計画!!

イスラエルの月面探査機べレシートには、クマムシ以外にも重要な物資が乗せられていた。

人類の言語データ。

人間のDNAサンプル。

英語版ウィキペディアのデータ。

地球と人類のアーカイブ。

これらの、まさに”人類のすべて”が記録されたディスクが搭載されていたのだ。

 

もし地球人類が戦争で滅びたり、環境汚染で絶滅したとしても…月面には人類が存在したという証が、そして人間のDNAデータが残っている。

いつか凄まじい技術力を持った宇宙人がやってきて、それらのデータを回収し、人類を復活させる可能性もゼロではないだろう。

まさにこれは「人類補完計画」といってもいいのではないだろうか。

 

まあ、べレシートは月面着陸に失敗して大破しているので、その際にデータが保管されたディスクもぶっ壊れている可能性もあるけれど。

まとめ

イスラエルの月面探査機べレシートには乾燥クマムシと、人類のデータが搭載されていた。

べレシートは月面に着陸して、これらを置いてくる計画だったらしいのだけど、結局は着陸に失敗して大破してしまった。

 

月面のクマムシたちは墜落の第三次から生き延びているのか?

人類のデータは大破を免れているのか?

 

それはわからない。

もしかしたら何億年か後、クマムシが進化して高度な知識を持ち、月面に文明を築き上げることがあるかもしれない。

高度な知能を持ったクマムシ人間は、地中から謎のディスクを発見し、かつて生命体がいた地球という星の文明を知るかもしれない。

 

あるいは人類が滅んでから数億年後、月に異星人がたどり着き、人類のデータが詰まったディスクを発見。

高度な技術によって人類のクローンを再びこの世に甦らせるかもしれない。

 

ひょっとしたら強烈な宇宙線と真空状態で突然変異したクマムシが再び地球に振ってきて、それが人類滅亡のきっかけになるかもしれない。

 

いろいろと考えてみたけど、この事態が今後どのような経緯をだどるのかはわからない。

ただひとつだけ確かなのは、今後、美しい満月を見上げる時「ああ、あそこにはウサギじゃなくクマムシがいるんだなぁ…」と思っちゃうんじゃないだろうか。

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