食べているのに虫歯にならない…そんな夢のような食材はあるのだろうか?
それが実はある!!
今回は、虫歯になりづらい食事、そして虫歯菌・歯周病菌を減らすことができる食事。
それぞれを紹介しよう。
虫歯になりずらい食事とは?
まずは虫歯ができる仕組みを超簡単に説明しよう。
結論からいうと、虫歯の原因はふたつ。”糖”と”虫歯菌”だ。
人間が糖分を食べると、口内の虫歯菌(ミュータンス菌)がそれを食べて”酸”を排泄する。その酸が、めっちゃ固い歯の表面のエナメル質を溶かしてしまう。エナメル質が解けると、冷たい水や物理的刺激が歯の神経に伝わり痛みを感じる。これが虫歯だ。
つまり”糖を食べ過ぎると虫歯になりやすい”ということになる。そして糖といえば炭水化物であるごはんやパンや麺類、そして甘~い砂糖だ。
実際に人類の歴史を振り返っても、稲作文化が発生して小麦や米を食べるようになってから、虫歯が劇的に増えたといわれている。当時の人骨を調べると、ごはんを食べ始めてから虫歯の痕跡がすごく増えているのだ。
虫歯になりずらい食事ってのは、肉や野菜を中心とした食事ということになる。
大自然をみればわかりやすいだろう。肉食動物や草食動物はほとんど虫歯になることはない。しかし、甘いものを食べる機会のあるペットの犬猫は虫歯になる。これは”糖分”を摂取しているかどうかの違いなのだ。
もちろん、肉や野菜にまったく糖分が含まれていないかというと、そんなわけではない。ジャガイモなんて糖質のカタマリだ。だけど、肉類・野菜類が炭水化物や砂糖に比べて虫歯になりにくい食品であることは確かだろう。
…といっても、糖質も大切な栄養素なので食べることは大事。
ごはんやパンなどの炭水化物や甘いものを食べたら、食後にしっかりと歯磨きをしよう!歯磨きして食べかすを掃除すれば、糖分が虫歯菌のエサにならないので効果的な虫歯予防になるだろう。
虫歯菌・歯周病菌を減らして虫歯を予防する食材とは?
フッ素は虫歯予防効果があると有名だし、ほとんどの歯磨き粉にも配合されている。
そんなフッ素はミネラルの一種であり、実は一部の食べ物にも含まれている。
フッ素が配合された食材としては「ワカメなどの海藻類」「イワシや海老などの魚介類」「お茶やコーヒー」などが挙げられる。
こういった食材は「虫歯を予防する食べ物」といえるだろう。
しかし、食べ物から摂取するフッ素には、ほとんど虫歯予防効果はないといわれている。
フッ素よりもはるかに効果的で、劇的に虫歯菌・歯周病菌を減らす食材がある。
それは乳酸菌のL8020菌だ。
世の中には歯磨きしていないのになぜか全然虫歯にならない人がわずかながら存在する。そんな人たちの唾液を調べて、そこから発見された虫歯菌・歯周病菌を減らす効果のある細菌がL8020菌なのだ!
このL8020菌を口の中に放り込むと、口内の虫歯や歯周病菌を次々と駆逐していってしまうというのだからスゴイ。
現在そんな乳酸菌L8020菌をたっぷりと含んだヨーグルトが発売されている。こいつを食べれば最高の虫歯予防になるってわけだ。
L8020菌配合のヨーグルトを食べるときの注意点は2つ。
①ゆっくりと食べる。
ゆっくりと食べることで、L8020菌が口の中に広がり、虫歯菌・歯周病菌を壊滅させる。一気に食べてしまったら、その殺菌効果も半減してしまうだろう。
②歯磨きの後に食べる
ちゃんと歯磨きした後に食べることによって、その殺菌効果がさらにパワーアップ!
このヨーグルトであれば虫歯菌のエサになることはないので、歯磨きした後に食べても全く問題はない。
L8020菌ヨーグルトを買うにはどうすればいいのか!?
ちなみに今はL8020菌を使ったヨーグルトは、あまりの人気に現在品切れ状態になっているみたい。
メーカーの販売サイトを確認してみたけれど、すべて売り切れになっていた。L8020菌を使ったマウスウオッシュはあるようだけど…。
どうやらL8020菌ヨーグルトが気軽に近所で買えるようになるには、もうちょっと時間がかかりそうだ。それまではL8020菌入りのマウスウォッシュで歯磨き後にクチュクチュして待つしかないだろう。
もし一般に広く普及したとしたら、歯磨きした後にじっくりとL8020菌ヨーグルトを食べることで最高の虫歯予防になるはずだ。
L8020菌の名前の由来は「8020運動」から。8020運動は80歳で20本の歯を残そう!!っていう趣旨の運動だ。このヨーグルトを食べれば、80歳で20本の歯を残すのも夢ではないだろう。