12世紀に活躍したカトリックの聖職者マラキ・オモーゲーアは優秀な預言者だったとか。
そんな彼は「マラキの預言」を書き残したといわれている。
マラキの預言には1143年に就任した165代ローマ教皇ケレスティヌス2世から、第266代目までのローマ教皇のさまざまな情報がシンプルな文章で記されていた。
マラキが生きていた時代から遥か未来のローマ教皇ですら、その存在が見えていたわけだ。
そんなマラキの預言において最後に就任するのが266代目のローマ教皇。マラキの預言の記述によると、266代目のローマ教皇の時代に”恐るべき審判が下される”と記されている。
つまりマラキの預言では、266代目のローマ教皇が最後であり、その時代に世界は大いなる審判が下されるというわけだ。
これを世界の破滅、人類の滅亡と捉える人もいるとかいないとか。
う~ん、恐ろしいッ!!
もし266代目のローマ教皇の時代に、なんか恐ろしい出来事が起きるとしたら…
気になるのは、今のローマ教皇が何代目なのかってこと。
現在のローマ教皇は、2013年に教皇に就任したフランシスコ。前任はベネディクト16世で、彼は719年ぶりに自分の意志で退位したと話題になった。
で、現在のサンフランシスコ教皇は何代目かというと…なんと第266代ローマ教皇なのだ!!
つまり、マラキの預言が確かならば、フランシスコ教皇が最後のローマ教皇ということになるのだが…。
266代目のローマ教皇に訪れる破滅!マラキの預言の内容とは?
マラキの予言書に記載された、現在の第266代目ローマ法王についての記述がこちら。
ローマ聖庁が最後の迫害を受ける間、ローマ人ペテロが教皇の座に就く。
彼は多くの艱難のなか子羊を司牧するだろう。
そして7つの丘の街は崩壊し、恐るべき審判が下る。終焉。
「迫害を受けていろいろ大変だけど、頑張ってみんなを導くよ。
だけど世界は崩壊して神の審判が下るよ。おしまいだよ。」
とまあ、単純に捉えればこんな意味だろう。
7つの丘の街というのはローマのことを指すのだけれど、7つの丘を持った都市というのは世界中に存在する。
例えば日本の東京も7つの丘を持つ都市だとか。
- 上野台地
- 本郷台地
- 小石川台地
- 牛込大地
- 麹町台地
- 麻布台地
- 白金台地
このことから、”7つ丘の街が崩壊”とは”世界中の都市が壊滅する”と捉えることも可能だ。
では、”恐るべき審判”とはなんなのだろうか?
フランシスコ教皇が在任中に、何が起こるのだろうか?
2029年にやってくる邪神の正体
これはあくまでも予想なのだけれど、7つの丘を崩壊させる恐るべき審判とは、小惑星アポフィスなのではないだろうか?
小惑星アポフィスは2029年に地球からわずか3万キロの距離を通過する。
もし何らかの原因で小惑星の軌道がズレたり、そもそも軌道の計算が間違っていたり、ホントは100%地球に衝突するのにNASAが隠蔽していたとしたら…?
アポフィスとは古代エジプト神話の邪神アぺプのこと。
アぺプは大蛇の姿をしていて、闇と混沌の主とされている。
キリスト教で蛇と言えば、アダムとイブをそそのかしたずる賢い蛇が思い出される。
蛇の正体はサタン。
つまり小惑星アポフィス=邪神アポス=大蛇=サタンってこと。
2029年に天空からサタンが降ってきて、地球上の大都市は壊滅する。
そうしてローマ教皇の歴史は第266代目で幕を閉じる。
これこそが、聖マラキの預言の真実なのではないだろうか?
聖マラキの預言は偽書説
なんて言ったものの、そんなことはホントに起こらないだろう。
そもそも聖マラキの預言自体、ホンモノかどうか疑問視されている。
マラキ本人は12世紀の中ごろに亡くなっている。
…が、マラキの預言書は、マラキの死後400年くらいたってから突然注目されるようになった。
そのため、当時のキリスト教会が何らかの理由でマラキの預言書をねつ造し、ローマ教皇の選出や布教に利用したのではないかと言われている。
マラキの預言書は偽書の可能性が高い!!
それに、そもそも小惑星アポフィスは地球に衝突しない。
NASAが軌道を計算したところ、アポフィスが地球に衝突する確率は100万分の1程度だとか。
まあ大丈夫だろうけど、もし100万分の1の確率で運悪く地球を直撃したら…
小惑星アポフィスの直径は約335メートルだ。
恐竜絶滅のきっかけになったといわれる隕石は、メキシコはユカタン半島に衝突したといわれていて、いまでも超巨大なクレーターが確認出来る。
このときに衝突した隕石の直径は10~15kmだったらしい。
それに比べたらアポフィスの335メートルは小さい小さい!
万が一地球に衝突しても、恐らく人類は滅亡しないだろう。
…が落ちる場所によっては多くの国が壊滅するだろうし、地球の環境が激変して人類滅亡のきっかけになるかもしれないけど。
とにかく、聖マラキの預言そのものが信ぴょう性に欠けるし、”恐るべき審判”なんてこないだろう。
そのうち何事もなかったかのように、267代目のローマ教皇が選出されるのではないだろうか。
預言者と予言者の違い
ちなみに”預言書”には未来におきる出来事が書いてあるわけではない。
預言書に書いてあるのは”神の言葉”であり、預言者は神の言葉を聞くことができる聖人のこと。
未来を予知する予言者や、予言者の書く予言書とは性質が違っている。
そう考えると聖マラキの預言は、「ちゃんとやらないと、地球がめちゃくちゃになっちゃうよ!!」という神からの警告なのかもしれない。
小惑星アポフィスは地球に衝突しないかもしれないけど、”恐るべき審判”が小惑星アポフィスであるとは限らない。
地球温暖化や気候変動かもしれないし、超巨大地震かもしれない。
世界の気候を激変させるような破局噴火かもしれないし、地球の地磁気反転のような天変地異かもしれない。
人智を超えたAIの誕生による人類の衰退かもしれないし、UFOに乗って地球にやってきた宇宙人の侵略かもしれない。
なにが原因で地球がめちゃくちゃになるかは、まったく予想がつかない。
マラキの預言なんてウソかもしれないけど…
聖フランシスコ教皇が在任の間は、とにかく”恐るべき審判”に気をつけた方がいいかも!!?
神様あるある言いたい~♪
神様~あるある~♪
早くぅ~♪
言いたいぃ~♪
神様~♪
人類滅ぼしがち!