かつて深夜に放送されていたダウンタウン松本人志の「一人ごっつ」という番組で、「タイムスリップ ショッピング ダンス」というネタが放送されたことがあった。
鬼才松本が軽快なダンス・ミュージックに合わせてダンスしながら、昭和40年代と平成9年当時の商品物価を比較するというシュールなネタだ。
昭和40年と平成9年の価格さもさることながら、松本人志のダンス、そして軽快なミュージックがクセになっちゃう!
でも、物価と言うのは時代によって随分と変わるものだ。
…では、令和元年現在の価格はどうなっているのか?
まったくくだらない好奇心から、それぞれの品物について調べてみた。
令和時代のタイムスリップ ショッピング ダンス
紳士ポロシャツ
昭和40年(1965年) | 1,200円 |
平成9年(1997年) | 3,900円 |
令和元年(2019年) | 2,980円 |
令和元年の紳士ポロシャツ価格は、Amazonの販売価格を参考にしてみた。
松っちゃんが来ているオレンジいろのポロシャツを探したけどなかったので、「紳士用ポロシャツ」で検索して一番初めに表示された品物の物価をセレクト。
紳士ポロシャツは平成9年よりも、かなり値下がりしているといえるだろう。
トイレットペーパー1個
昭和40年(1965年) | 35円 |
平成9年(1997年) | 55円 |
令和元年(2019年) | 25円 |
我が家のトイレットペーパーは12ロールで298円。
1ロールが約25円だ。
平成9年と比べると半額以下になっている。
鮭切り身(100g)
昭和40年(1965年) | 55円 |
平成9年(1997年) | 150円 |
令和元年(2019年) | 150円 |
鮭切り身の価格は近所のスーパーの販売価格を参考にした。
安い冷凍ものの切り身は100円で売っていたし、100gで298円のものもあったけど、パックされたスタンダードな鮭切り身は150円であった。
鮭切り身の値段はあんまり変わってないみたいだ。
婦人用サンダル
昭和40年(1965年) | 280円 |
平成9年(1997年) | 980円 |
令和元年(2019年) | 1900円 |
婦人用サンダルはファッションセンターしまむらの価格を参考にしてみた。
さすがのしまむら安心価格!!
婦人用サンダルといってもピンからキリまであるけど、しまむら安心価格とはいえ平成9年に比べれば値上がりしているようだ。
キムコジャイアント
昭和40年(1965年) | 330円 |
平成9年(1997年) | 860円 |
令和元年(2019年) | 282円 |
キムコジャイアントは近所のドラッグストアで売っていなかったので、Amazonの販売価格を参考にした。
キムコジャイアントは昭和40年よりもさらに安いという結果に!!
アベノミクスは成功しているのか?
安倍晋三首相は2012年12月12月に総理大臣になってから現在まで、ず~っと総理大臣を継続している。
そんな安倍晋三内閣の肝はアベノミクスによる日本経済の活性化だ。
アベノミクスの目的は物価を上げて、緩やかにインフレさせること。
お金の価値を下げて、商品価格や株価を上昇させる。
そのため、日銀は大胆な量的金融緩和を続けているけど…
はたして、アベノミクスは成功しているのか?
平成9年といえば、超絶デフレの真っただ中。
そころ比べて物価が上がっているのは…婦人用サンダルだけじゃないか!!!
トイレットペーパーも紳士用ポロシャツも値下がりしてるし、ジャイアントキムコに至っては4分の1くらいになっている!!
物価ではなく日経平均株価の方を見てみると、1997年1月はだいたい18,000円くらいだったけど、現在は21,000円くらい。
ちょっとだけインフレにはなってるみたいだ。
だけど、これも経済がしっかり好景気になったからというわけではなく、強引な量的金融緩和の結果でしかないだろう。
というわけで、タイムスリップ・ショッピング・ダンスを見る限り、アベノミクスは成功しているとは言えない結果となった。
しかし…
今日久しぶりにコンビニで雪見だいふくを買ったのだけれど、140円だった。
アイスってこんなに高かったっけ?
限定でもない、普通の雪見だいふくだぜ?
電気代、ガス代も値上がりしているし、あらゆる食品が少しずつ少しずつ値上がりしてきている。
税金も、年金も、健康保険料も、じわりじわりと上昇して続けている。
ある意味では、アベノミクスは成功しているのかもしれない。
物価の上昇に給料の上昇が伴っていないという点以外は。
まったく、老後のために3千万円も貯金できませんよ…。
ふーわっーわっ!!!