おむすびダイエットというものがある。
炭水化物でダイエット!?と驚くかもしれないが、おむすびダイエットを実践して痩せた芸能人もたくさんいる。
つんく、EXILE、眞鍋かをり、山下清…。
しっかりと痩せる、正しいおむすびダイエットのやり方を紹介したい。
おにぎりダイエットが痩せる理由と、正しいやり方
先日、炭水化物ダイエットの第一人者が急死した。死因は「心不全」。炭水化物ダイエットが原因ではないとのことだが、はたして…?
炭水化物ダイエットはエネルギー源となる炭水化物を食べない事で痩せようとするダイエット。しかし、炭水化物を食べない事の悪影響は計り知れないものがあり、ちゃんとした医師は勧めていないダイエット法であった。
以前、炭水化物制限ダイエットについての記事を書いたことがある。そこでは、糖質制限すると集中力が下がったり、心筋梗塞や脳卒中の危険性が上がる、と紹介していた。
そこで、今にわかに注目を集めているのが、がっつりと炭水化物を食べる「おにぎりダイエット」だ。
なぜ、おにぎりで痩せるのだろうか?
おにぎりダイエットが痩せる理由
ごはんは脂質が低く、食べても急激に血糖値が上昇しない。急激な血糖値の上昇は、インシュリンの分泌を過剰にする。インシュリンには脂肪を蓄える機能があるので、急激な血糖値上昇は肥満の原因にもなり得る。血糖値上昇がゆるやかなご飯は、インシュリンの分泌も少なくて済むだろう。
また、ごはんにはタンパク質やビタミン・ミネラルがバランスよく含まれている。パンやうどんなどの炭水化物よりも、ダイエットに適した食べ物なのだ。
さらにダイエットに最適なのは冷めたご飯。そしておにぎりは”冷めたごはん”だ。ほかほかご飯は冷めていく過程において”レジスタントスターチ”という難消化性でんぷんを作りだす。これは糖として消化されにくく、血糖値の上昇も緩やかになる。冷たい方がいいというのは他の食品にも言える。例えばあったかいそばと冷たいざるそばであれば、ざるそばの方がダイエットになる。
なので、ちゃんとおむすびを食べると、消化器官の活動が活発になりカロリー消費が増えるばかりか、便秘解消にもなるのだ。
おむすびは炭水化物の中でも、とても太りにくい食材といえるだろう。
オススメのおむすびダイエット
おにぎりダイエットの方法を紹介しよう。
①実践の期間は2~3週間を目安に。
②3食おむすびを食べる。おかずは味噌汁か野菜。
③肉や魚は一切食べない。甘いものも禁止。
④運動はしなくてもOK!
おむすびメインなのでとても低脂肪、さらに体質改善がみこめる。しっかりと炭水化物を摂取するので、空腹に苦しむこともない。
痩せている人よりも、太り気味の人にオススメのダイエット法だ。
おむすびは穀物や玄米を使ったり、いろんな具材を入れることで、様々な味を楽しめて長続きするだろう。
おむすびダイエットまとめ
糖尿病や過剰な肥満であれば、ある程度の炭水化物制限はとても効果的だろう。
しかし、こだわり過ぎて炭水化物をまったく食べないということなら話は別だ。それこそ、脳梗塞や心不全になってしまうかもしれない。
そしてそれはおにぎりダイエットにも言える。おにぎりが痩せる!なんて朝から晩までおにぎりばっかり食べていたら、健康に悪いし、痩せないだろう。
やっぱり食生活は、バランスが大事。
先ほどおむすびダイエットを紹介したが、肉や魚に甘いものは一切食べないなんてバランスが悪い。2~3週間という期間限定ならいいだろうが、もし日常的におむすびダイエットを実践しようとするなら、ちゃんとバランスの良い食生活を送る必要があるだろう。
肉や魚もしっかり食べて、運動もちゃんとやるおむすびダイエットが一番のオススメなのではないだろうか。