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「本当にセンスのいい人」とはどんな人なのか?

本当にセンスのいい人は、人生をめちゃくちゃに楽しむスキルを持っているのではないだろうか。

 

「このアルバムは難解なんで、聴いてすぐにいいと思える人はそうとうにセンスがいいか、嘘をついています」

…ある1960年代に活躍したミュージシャンのアルバムに対して、ある人がこんなことを言っていた。

 

(う~ん、ぜったい聴いてもいいと思えないだろうな…)

なんて思いつつ聴いてみると、やっぱり良さがわからなかった。

 

自分のセンスのなさにちょっとガッカリしつつも、「はたして”センス”とは何なのだろうか?」と改めて疑問に思った。

物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的なセンスがある」「センスのよくない服装」「バッティングセンス」

判断力。思慮。良識。「社会人としてのセンスを問われる」

これがセンスの意味。

ここで問題としているのは「1」の「物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き」についてだ・

 

つまりセンスのいい人は、物事の微妙な良さを感じ取れるわけだ。

何を描いているのかよくわからないピカソの絵も、センスのいい人にとっては素晴らしい作品となる。

一般人には着こなせないような奇抜なデザインの服も、センスのいい人なら着こなせる。

トーゼン、複雑で難解な音楽もセンスのいい人なら良く思える。

 

気をつけたいのは自分がセンスがいい人だと思わせたいだけの”ニセモノ”がいるってことだろう。

 

本当にセンスのいい人はピカソの絵を素晴らしいと思えるのと同時に、無名の画家の作品の中にも良さを見出せるはず。

漫画の絵も、道端のポップアートにも、それぞれの良さを感じられるはず。

大好きな絵画もたくさんあるだろう。

 

ファッションセンスがない人は雑誌に紹介された服とか、流行の服とか、みんなが来ている服を選んできる。

自分が好きで着てるわけではない。

ファッションセンスがあるひとは、流行だろうが時代遅れだろうが、人が来ていようがいまいが、自分が大好きな服を着る。

最新のファッションにも良さを見出せるし、ユニクロの服や古着の服にも良さを見出せる。

 

音楽センスのない人は、ただなんとなく音楽を聴いている。

みんなが聴いているから、流行だから。

音楽センスのある人は、本当に大好きな音楽があり、それを夢中で聴いている。

昔の名盤だって聴くし、最新のアイドルや若手バンドの曲だって大好き。

クラシックやジャズなど、多彩なジャンルを聴いて、その中に良さを見出す。

 

有名なもの、素晴らしいとされるもの、ただ古いだけのもの、そんなものだけをありがたがる人は本当にセンスがいい人とは言えない。

本当にセンスがいい人というのは、大好きがたくさんある人のことなのではないだろうか。

大好物が、たくさんある人は幸せです。

 

毎日、人目にはダサい服ばっかり着ていたとしても、本当にその服が気に入ってきているのなら、思考停止でただ流行りの服を着ている人よりファッションセンスが良いってことになる。

「絵画はフェルメールしか認めない!」なんて人よりも、漫画やイラストで大好きな作品がいっぱいある人の方が美的センスに優れているかもしれない。

 

物事の良さを感じる力があれば、大好きが増える。

大好きが増えれば、それだけ人生が豊かに、幸せになる。

そう考えると「センスを磨く」ってのは、人生で最も大切なスキルなのかもしれないね。

 

ちなみに自分の趣味はというと、音楽、映画、漫画、ゲームなどのインドアなものばかり。

本当にセンスが良い人は、音楽や映画はもちろん、アニメやマンガも大好き!

スポーツも大好きだし、キャンプやバーベキューなんかも楽しめるし、料理なんかもけっこう得意だったりするかもしれない。

しかもそれらを純粋に楽しんじゃう!!

 

固定観念にとらわれず、いろんなものに触れて楽しむのがセンスを磨くコツなのかもしれませんね。

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