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空から人参が降ってくる怪奇現象!北海道で確認されたファフロツキーズの正体とは?

2018年7月7日

2015年10月8日の北海道、空から人参が降ってくるという怪奇現象が観測された。

空から人参!?

今までそんな話は聞いたことがないッ!!

 

…世界にはこの事件と同様に、ありえないモノが空から降ってくるという現象が数多く観測されている。

それらの奇妙な現象を称して「ファフロツキーズ」と呼ぶ。

はたしてファフロツキーズとはなんなのだろうか?

空から人参という空模様

北海道で空から人参が降って来るという怪奇現象が、ツイッターなどで話題になった。

道路が人参で埋まるというありえない光景。それを除雪車を利用して人参を掃除するという、北海道ならではの対処法が凄い!この時ばかりは除雪車も除”人参”車になったわけだ。

 

さて、この空から人参が降ってくるという現象であるが、実はこんな事例は世界中にある。

海から遠い町の空から小魚が降ってきたり、カエルやオタマジャクシが降ってきたり。血の雨が降ってきたり、ミンチ状の肉片が降ってきたという事例もある。

これは太古の昔から世界中で起こっている現象で「ファフロツキーズ」と呼ばれている。

ファフロツキーズ(Fafrotskies)は造語で「Falls from The skies」(空から落ちてくるもの)の頭文字をとったものだ。

かつての日本では怪雨(あやしのあめ)と呼ばれていたという。

つまり、このような奇妙な現象は古くから西洋でも日本でも観測されているということなのだ!!

 

でも、なぜファフロツキーズなどという奇妙な現象が巻き起こるのだろうか??

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ファフロツキーズの数々の事例!!

日本では2009年6月に空からおたまじゃくしが降ってきたという事で、実際にニュースにもなっている。

降ってきたのは石川県で、おたまじゃくしだけが100匹以上も空から降ってきたという。

 

また、プロ野球の阪神ヤクルト戦の最中に、なんと空から魚が降ってきたこともあったという。

こんな奇妙なファフロツキーズ現象は、日本以外でもたくさんの事例がある。

 

1858年フランスのモルターニュではカブトムシの幼虫が大量に降ってきた。

1876年アメリカのケンタッキー州で大量の肉片が降ってきた。

1968年 ブラジルのカカパヴァ周辺では、空から血と肉が降った。

1968年イギリス・ラムズゲート市で空から大量のコインが降ってきた。

1999年アメリカはノースカロライナ州リンカーンで、トウモロコシの葉が大量に降ってきた。

2000年エチオピアでは大量の小魚が振ってきた。

2010年オーストラリア北部のラジャマヌという町では生きた魚が降ってきた。ラジャマヌは一番近い川からでも約525km離れていたという。

 

他にもカエルやネズミ、蜘蛛が降ってきたという事例も記録されている。

国も場所も時代も気候も落ちてくる物体も、まったく統一性がない。

空からありえないものが降ってくるファフロツキーズの正体とは何なのだろうか?

ファフロツキーズの正体とは?

台風や突風がどこかから飛ばしてきた説。

最も有力なのが、台風や突風がどこかから飛ばしてきた説だ。

しかしファフロツキーズで空から落ちてくるのは一種類だけであることが多いという。

カエルだけとか、オタマジャクシだけとか。

 

実際今回北海道に降り注いだのは、大量の人参だけ。

本当に台風や突風であれば、一種類だけというのも不自然な話ではないだろうか。

可能性としては、はるか遠くから突風や台風でいろんなものが同時にたくさん飛ばされるものの、形や質量が同じものがだいたい同じところに落ちる…というところだろうか。

不自然さは残るが。

天空の城ラピュタ説

実は天空の城ラピュタは、ジブリ映画の中で一番好きだ。

…というのはどうでもいい。大事なのは天空の城ラピュタの元ネタの話。

ラピュタは「ガリバー旅行記」という小説に出てくる空にある国の事だ。空の上に街があるなんて伝説は、世界中にある。

ファフロツキーズは大昔から観測されているが、ありえない物体が空から落ちてくるとき、昔の人は空の上の街や城から落ちてきたのだと思ったという。

いまでも巨大な積乱雲を見ると、あの中にはラピュタがあるのだろうか?と思ってしまうが、実際ないとは言い切れないだろう。ひょっとしたら、そんな天空の城に住む人たちのゴミが降ってくる?今年の天空の城では人参が豊作だったのだろうか…。

鳥が運んできた説

魚やカエルなどのファフロツキーズの場合、鳥さんがどこかから運んできたという説もある。

例えばサギは子どもにエサを与えるために、一度に100匹以上のオタマジャクシを口に含むこともあるのだとか。

これが何らかの拍子に空中で吐き出されれば、空からオタマジャクシが降ってくる現象になるだろう。

実際、落ちてきた魚にはかじった跡があったとも言われている。

ファフロツキーズで空から降ってくる魚ってのは、他の物体よりも多く観測されている。

そういったファフロツキーズは実際、鳥が原因である可能性は高いだろう。

 

ちなみに1876年のケンタッキー州で空から降ってきた肉片は、その詳細な成分分析によってハゲタカのゲロであると判明したそう。

ハゲタカは一度に大量に肉を食べて、それを休憩しながらじっくりと消化する。

その休憩の時に他の動物に襲われるなど、何らかの理由で飛び立つことになり、空を飛んでいる最中に吐き出したのだろうとされている。

当時のケンタッキー州では、この肉片を食べて「羊肉か鹿肉に似ている」と証言した人もいるというが…それがハゲタカのゲロと知ったら…う~ん、気持ち悪い!!

 

空から降ってきた肉片は絶対に食べてはいけない!!

 

しかし北海道の事例では、空から人参が降ってきた。

果たして人参が好きな鳥はいるのだろうか?

北海道で確認されたファフロツキーズの正体とは?

ファフロツキーズは不思議な現象だ。

それは霊現象やUFOとは違い、実際に観測されているし多くの文献に残っている。

最近のものであればスマホの写真にも残っているし、SNSですぐに拡散する。テレビのニュースにもなるし、新聞にだって載る。

 

しかし、その原因は未だ不明のままだ。

 

先に紹介した北海道の人参事件については、同時期に巨大な勢力を誇った台風23号が通り過ぎた直後ということもあり、台風の引き起こした突風が原因という可能性が高いといわれている。

だけど、それにしてもなぜ人参だけが一か所に大量に降ったのだろうか?

 

ファフロツキーズは謎が謎を呼ぶ現象ではあるが、科学の進歩によってその秘密が解き明かされる日が来ることを祈ろう!!

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