「2011年3月11日の東日本大震災を予言していたんじゃないか!!?」
…と、オカルト界隈で有名なのが「私が見た未来」というタイトルの漫画。
この漫画が発刊されたのは1999年なんだけど、その表紙で思いっきり東日本大震災を予言している。
大災害は2011年3月
「私の見た未来」は漫画家のたつき諒先生本人が主人公。
たつき先生は昔から夢日記をつける習慣があったのだけれど、その夢日記の内容が現実に起きることが何度もあったという。
そんな不思議体験をネタにして漫画化したのが「私の見た未来」だ。
今回は「私が見た未来」の恐ろしい内容と、実際にこの漫画を読む方法を紹介したい。
「私が見た未来」に記されている予言
「私が見た未来」は著者であるたつき諒先生の体験談となっている。
前半では、夢日記をつける習慣のあるたつき先生が体験した不思議な出来事が紹介されている。
1989年8月27日に見た夢。
大きな洞窟のような場所で、顔のハッキリしない見知らぬ女性と出会う夢。
女性は何か言いたそうにしてるけど、何を言っているのかはよく聞き取れない。
こんな不思議な夢を見た一年後、散歩に行った先の公園で大きなトンネルにたどり着く。
そのトンネルは夢に見た洞窟のような場所にそっくりで、念のため写真を撮影しておいたという。
その後、なんとそのトンネルで女性の殺人事件が発生する。
テレビでそのニュースを見てびっくり!
被害者の女性の衣服や特徴が夢の中で出会った女性とそっくりだったのだとか。
さらにこんな夢も。
見知らぬ男性と喫茶店で向かい合って話している夢だ。
「彼女、嫌いじゃないけど、恋愛感情は持てない」
というような内容の話だった。
夢を見た後日、友人から「失恋した」という電話が。
その別れ話の内容が、まさに夢で見たものと一緒!
彼女に失恋相手の男性の写真を見せてもらうと、夢で出会った男性とまったく同じだったとか。
それ以外にもクイーンのフレディが死ぬ夢を見たら、実際に亡くなってしまったという不思議な経験もしたとか。
偶然なのか正夢なのか、何らかの予言の能力があるのか…。
たつき諒先生自身は、自分に霊感なんてまったくないとおっしゃっているのだが。
漫画の前半は、そんな不思議な体験談。
問題は後半の内容だ。
今まで夢に関する不思議体験をたくさんしてきたたつき諒先生なわけだけど、「私が見た未来」の後半は今までのような”体験談”ではなく、未来に起こるかもしれない不気味な夢の話に移っていく。
大きな津波で災害が起きる夢
たつき諒先生は1981年に「とてつもない規模の津波が押し寄せる」夢を見たという。
これがもし、未来に起きる出来事だとしたら…?
海が見渡す限り引き潮で消えてなくなる。
その後数分で、ゴゴゴゴゴゴゴという爆音と共に津波が押し寄せる。
漫画の中では、こんな表現で津波を描いている。
「大地震での破滅」や「巨大隕石での破滅」という予言はたくさんあったけど、「津波の恐ろしさ」をここまで明確に表現した予言はない。
大地震は関東大震災の前例があるし、恐竜が絶滅した巨大隕石は誰もが知るところ。
破滅のイメージは、こういった過去の経験が下敷きになっている。
だけど1990年代の日本では、いや2011年3月11日以前の日本では、「津波の恐ろしさ」を実感として誰も持っていなかった。
だからこそ、この漫画はスゴイ。
海が見渡す限り引き潮で消えてなくなる。
その後数分で、ゴゴゴゴゴゴゴという爆音と共に津波が押し寄せる。
これは1990年の時点で、想像だけではなかなか描けない表現だ。
だとしたらこれはやっぱり東日本大震災を予言していたのかというと、そうではない可能性もある。
最初に紹介した通り、「私が見た未来」の表紙では「2011年3月に大災害」と書いてある。
これが東日本大震災を予言していると話題になったわけだけれど、漫画の中ではそれに一切触れていない。
ただ「とんでもない津波が来る夢を見た」ということだけを描いている。
巨大津波が発生する時期に関するヒントは、漫画の中に2つ登場する。
9か6という数字。
夏というキーワード。
時計が5時ごろで止まっている。
つまりこの夢が未来を伝えているのなら、巨大な津波は9が6の付く年の夏の午後5時か午前5時くらいに発生するってことになる。
もしかしたら、この夢は近い将来起きるといわれている「南海トラフ巨大地震」のことなのかも…?
最後にはこうある。
津波の原因は私にはわかりません。
津波に襲われた町がどこなのか?
単なる夢で終わるのか?
予知なのか?は
ーもうすぐわかるから…
この夢が伝える未来は”これから”やってくるのかも。
2026年とか、2029年とかね。
「私が見た未来」を読む方法
私が見た未来は1999年に刊行されているけれども、すでに絶版になっている。
Amazonでも販売しているけど、その中古価格、なんと5万円!!
当時、あまりにもマイナーだったためか、日本で発売されている本や雑誌のすべてを保管しているといわれる「国会図書館」を探してもなかった。
…が、格安で読む方法があったので紹介したい。
それはドコモが提供する電子書籍サービス「Dブック」を利用すること。
Dブックに登録すれば、「私が見た未来」全2話をたったの86円で読むことができるぞ!!
(ちなみに他の漫画アプリや電子書籍サービスも調べてみたのだけれど、「私が見た未来」を提供しているのはDブックだけであった)
「私が見た未来」に50万円も出せない人は、Dブックでためしに読んでみてはいかがだろうか??
面白いよ。
現在は配信終了しているみたいです。申し訳ございませんm(__)m
私が見た未来完全版が安価に販売されています。
古本市場でありえないプレミア価格となっている「私が見た未来」。
そのニーズに応え、私が見た未来完全版が販売されたみたいだ。
Amazonでもとても高評価の内容なので、気になる方はこの機会に読んでみよう!!