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2016年8月11日は山の日!?国民の祝日が増える理由と、山の日の由来とは!?

2015年12月11日

2016年度から祝日が1日増えるのを知っていただろうか?

その名も「山の日」

今まで海の日はあったけれど、山の日はなかった。

山の日の由来とはなんなのだろうか?

山の日の日時と由来

山の日は8月11日!

新しい国民の祝日のひとつだ。学校も仕事も休み!!ひゃっほーっ!!

 

では、山の日はどのような経緯で制定されたのだろうか?

それは2009年ごろにさかのぼる。当時、日本山岳会を始めとする山系の団体が「山の日」を作ろうと活動を開始したのだ。これが「山の日」制定のが始まりだ。

その活動は少しずつ広がりを見せ、2013年には「山の日制定議員連盟」が設立された。

祝日を新しく作るには国会による国民祝日法の改正が必要だが、そんな何年にもわたる地道な努力によって、ついに2016年から山の日が制定される運びとなったのだ。

 

山の日は、日々の生活と文化に結びついた山の恵みに感謝するとともに、美しく豊かな自然を守り、育て、次世代に引き継ぐことを国民のすべてが銘記する日です。By日本山岳会

 

 

山の美しい自然は、四季の美しさを教えてくれる。山は雨を受け、河川を作り、豊かな水を与えてくれる。山はたくさんの動物や植物を育んでいる。そんな山の実組への感謝を忘れないための祝日なのだ!

そこには「海の日はあるのに、なんで山の日はないんじゃい!」という憤りもあったのだろうが…。

 

8月11日の山の日には全国各地の登山道が登山客で込み合うに違いない。富士山なんかも大々的にキャンペーンを行い、登山客を呼び寄せようとするだろう。一時期”山ガール”なんてのが流行ったけれど、2016年の夏は登山が流行するかもしれない。

山の日の悲しい事実

山の日は8月11日。つまり学生は、夏休み真っ盛りという事になる。

働いているなら休みが増えて嬉しいけれど、夏休みのある学生は8月11日が祝日になってもまったくの無意味!

悲しすぎる…。

こどもにとってはお父さんが休みだから遊びに連れていってくれる、ってくらいのメリットしかないだろう。しかもお父さんが「登山いくぞ!!」なんて張り切ろうものなら、ほんとは家でゲームしてたいのに無理やり近所の山に登山なんてことになりかねない。

無理が祟ってお父さんは腰を悪くしてしまい、2.3日寝込んでしまう…なんて事件が日本全国で6件くらいは発生するのではないだろうか。

空の日は何日?

海、山、ときたら次は空だろう。空の日はあるのだろうか?

…調べてみると、すでに空の日は存在していた。

空の日は9月20日。知っていただろうか?

 

空の日制定の経緯を簡潔に説明しよう。

1910年日本初の動力飛行成功→1940年日本初の動力飛行成功30周年を記念し「航空日」が作られる→1992年航空日が「空の日」に改称される。

毎年9月20日は国土交通省によって、空にまつわるイベントが行われているようだ。

しかし「空の日」は祝日というわけではない。いつかこの「空の日」が国民の休日になる事を切に願う。

山の日まとめ

山の日は日本山岳会を始めとする、山を愛する人々の努力によって作られた国民の休日だったのだ。祝日を作ってしまうという発想、それを実現する行動力。まさに、エベレストを登頂することすら可能にする山男たちのパワーを感じざるを得ない。

 

私はといえば、運動は大の苦手。

日本一低い山と言われる標高3mの日和山に登頂するので精いっぱいだろう。意外とそんなヘタレな発想をする人がいっぱいいて、山の日には日和山のある宮城がにぎわったりして。

山頂までの所要時間わずか10秒。

これなら、体力に自信のない人でも登山が出来るはずだ。

他にも大阪にある天保山(標高4.53m)や徳島県にある「弁天山(6.09m)」なんかも標高が低くてオススメ。

「山の日」は自分の体力に見合った山に登って、真夏の大自然に触れあうのもいいのではないだろうか?

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