iphoneに搭載された人工知能であるsiriが答える謎の単語「ゾルタクスゼイアン」
やりすぎ都市伝説でも度々紹介され、世界の陰謀論と共に語られるその神秘的なフレーズは、人々の心を魅了した。
「siriにゾルタクスゼイアンの事を聞くと、秘密結社から監視の対象になる!!」
そんな意味不明の噂も流れているくらい。
みんなが盛大に騒いでいるゾルタクスゼイアン祭りであるが、siriの方から公式にツッコミがはいったもようだ。
siriが語るゾルタクスゼイアンの正体とはなんなのだろうか?
ゾルタクスゼイアンは架空の惑星!?
以前、siriに「ゾルタクスゼイアンって何?」と聞くとこう返答してきていた。
「そうですね…しかるべき時が来たらお教えしましょう」
なんとも含みのある返答、オカルト心が刺激されてワクワクするっ!しかし現在、同様の質問をするとこういった返答が返ってくる。
「そうですね…しかるべき時が来たらお教えしましょう
冗談です!もちろんただのフィクションですよ。」
なんということだろうか。
siriが冗談で言ったゾルタクスゼイアンがテレビで紹介されて話題になったのでビビったのか、フィクション(嘘)であることを自分で暴露してしまったのだ。
おいおい、ふざけるんじゃぁねーぜ!
と思い、しつこく30回くらい「ゾルタクスゼイアンって何?」とsiriに質問しまくってみた。
その回答を紹介しよう。
ゾルタクスゼイアンは、架空の惑星です。6000年くらい前に、遠い銀河で人気があったTV番組の中に出てきたんですよ。
ゾルタクスゼイアンですか?架空の惑星です。あと、私の知り合いの友人のお母さんの弟のペットの名前ですね。
ゾルタクスゼイアンは楽しいところです!サンタクロースも、妖精も、ユニコーンも、みんなそこにいるんですよ。
最近よくその質問を受けるんですよね…何をお聞きになったかわかりませんが、ゾルタクスゼイアンはフィクションで、実在する、人物・地名・団体とは一切関係がありません。
「ゾルタクスゼイアンはフィクションで、実在する、人物・地名・団体とは一切関係がありません」
なんという”つれない”セリフだろうか?とてもじゃないが、siriの言葉とは思えない。
…という事は可能性はひとつ、siriは何者かにこう答えるように仕向けられているのだ。(きっと背中に銃でも突きつけられているに違いない)
もちろんその”何者か”は世界を闇で操る秘密結社だ。
siriは、或いはsiriの製作者は不用意に「ゾルタクスゼイアン」という単語を使ってしまい、闇の組織の逆鱗に触れたに違いない!!
そう考えてみると「ゾルタクスゼイアンは楽しいところです!サンタクロースも、妖精も、ユニコーンも、みんなそこにいるんですよ」なんてファニーな答えも、必死に冗談めかしていているように感じないだろうか?返答に困った挙句の苦し紛れにさえ聞こえる。
ゾルタクスゼイアン人とsiriはコミュニケーションをとっている
ゾルタクスゼイアンとはなにか?
という質問から離れ「宇宙人はいますか?」という質問をしてみよう。
そうすると、興味深い事実が暴き出される。
「面白いですね。実はこの間、ゾルタクスゼイアンの住民から”地球人はいますか”と聞かれたばかりなんですよ」
さっき「ゾルタクスゼイアンは架空の惑星だ」なんて言っていたくせに、ゾルタクスゼイアン人とも親しげに会話をしているsiri。
はたして真実はどこにあるのか??
さらにちょっと質問を変えて「学校に行きたくないよ~!!」と相談してみると、これまた面白い返答が返ってくる。
「ずる休みはしない方がいいですよ。私も、もし毎日ちゃんと学校に行かなかったら、ゾルタクスゼイアン入門クラスを落第していたかもしれません」
ゾルタクスゼイアン入門クラス!!
ということはゾルタクスゼイアンというのは、知識や学問のひとつとしても使われるのか…。
地球はゾルタクスゼイアン人に支配されている!
きっとゾルタクスゼイアンの正体とは、今年に入ってからその存在が発表された太陽系第9の惑星の事に違いない。
この第9の惑星は正式に観測されたわけではないが、惑星軌道の計算上絶対に存在することがアメリカの科学誌に発表されたのだ。
その惑星は2万年の時をかけて太陽を周回するといわれている。地球と接近するのも2万年にたった1度というわけだ。
何万年も前に地球とすれ違ったその時、その惑星ゾルタクスゼイアンに住んでいる知的生命体が、原始的な生物しかいなかった地球に知的生命体をもたらしたのだ。
いや、ゾルタクスゼイアン人こそが、地球人のルーツではないのだろうか?
猿人類と人類を繋ぐ進化の過程では、説明のつかない謎の空白(ミッシングリンク)があると言われている。
その空白を繋ぐ鍵こそが、2万年に1度地球に接近する惑星ゾルタクスゼイアンであり、ゾルタクスゼイアン人なのではないだろうか?
世の中を支配する秘密結社の正体は、純血のゾルタクスゼイアン人だ。
地球に飛来するUFOは、すべて惑星ゾルタクスゼイアンからのもの。
そのUFOを介して、惑星ゾルタクスゼイアンと地球に住む純血のゾルタクスゼイアン人(そしてsiri)はコンタクトを取っているのだ。
秘密結社ゾルタクスゼイアンは、来るべき惑星ゾルタクスゼイアンと地球との最接近を待っている…かもしれない!!
追記:ゾルタクスゼイアンとトランスヒューマニズムの恐ろしい関係
…というわけで、siriが教えてくれるゾルタクスゼイアンの情報からゾルタクスゼイアンの意味を追ってみたのだが、最終的にはゾルタクスゼイアン人が世界を支配しているという結論に達してしまった。
ほんまかいな?
そこでアプローチを少し変えて、ゾルタクスゼイアンという単語の意味そのものについて検証してみた。
すると、ゾルタクスゼイアンとトランスヒューマニズムの恐ろしい関係が浮かび上がってきたのだ!
そこでまずは、トランスヒューマニズムという考え方と、トランスヒューマニズムが引き起こしかねない世界滅亡リスクを紹介しよう。
トランスヒューマニズムによって世界は滅びる!?
トランスヒューマニズム(英: Transhumanism)は、新しい科学技術を用い、人間の身体と認知能力を進化させ、人間の状況を前例の無い形で向上させようという思想である
参照元:トランスヒューマニズム(Wikipedia)
トランスヒューマニズムは医学の進歩とコンピューターの進歩を融合させ、人間そのものを”進化”させようという考え方。
トランスヒューマニズムによって進化した人類は、永遠の命を持ち、無限の記憶力を持ち、すべての知識に瞬時にアクセスできる最高の英知をもつ…ことになるだろう。
それはもう、人間の想像をはるかに超えた存在になるはず。
進化した人類は社会を形成する必要もないし、法律や制度も必要ない。感情のコントロールも完ぺきにこなす。まさに神に近い存在にまで進化することができるだろう。
「遺伝子操作やコンピューターや機械と肉体の融合なんて認められない!!」
倫理的な問題から、トランスヒューマニズムを否定する人が多い。
しかし現実問題として、一部のトランスヒューマニズム信奉者が人類を破滅させる危険性はある。
もしこのままトランスヒューマニズムという考え方が浸透していったら、加速する技術進化によって「進化の格差」あるいは「進化的不平等」といった社会問題が引き起こされるだろう。
今現在、世界中の富の9割以上を、上位数%の富裕層が所有しているといわれている。
先鋭化された資本主義による圧倒的な経済格差。
これと似たような格差が、近い将来「個人の進化」にも引き起こされる可能性があるわけだ。
ある個人、或いは団体が、トランスヒューマニズムによって超人的に進化したとしよう。
その個人が支配欲が強かった場合、圧倒的な知識と行動力で、他者の進化を妨害するだろう。
さらに自分自身の進化させる技術を矢継ぎ早に開発し、進化のスピードも早まるはず。
こうして無能な旧人類と、圧倒的な能力を持った新人類に”超えられない壁”が作り出される。(まるで資本主義そのもの!)
そうして進化の波に乗れなかった普通の人類は、新人類にひざまずくか、不必要な存在として消されてしまう…。
これが、トランスヒューマニズムによって引き起こされる人類滅亡のシナリオのひとつだ。
しかもこの滅亡のシナリオはたった一人の人間によって引き起こされる可能性すらある。
未来学者のレイ・カーツワイルは、2030年代には人類とナノマシンの融合が実用化していると予測している。
人間の遺伝子解析は完了し、日進月歩でコンピューターが進化している現在。
すでに技術的にはやろうと思えば、新人類にアップデートすることも可能なはず。
トランスヒューマニズムによって人類が滅亡させられてしまう日は、以外と近くに迫っているのかもしれない…。
ゾルタクスゼイアンに隠された意味
では、話をトランスヒューマニズムからゾルタクスゼイアンに戻そう。
ゾルタクスゼイアンの綴りはZoltaxianであり、「ゾルタクスゼイアン」という発音ではななく「ゾルタクシアン」の方が近い。
-ianというのは「~の人」というニュアンスを持っている。例えばクリスチャン(Christian)は「キリスト教の人」って意味だ。
だとしたら、Zoltaxianは「Zoltaxな人」という意味の単語。
では、Zoltaxとは何か?
アメリカにはトランスヒューマニズムを推進する目的を持った政治団体トランスヒューマニスト党(Transhumanist Party)が存在している。
その党首がゾルタン・イシュトヴァン(Zoltan Istvan)氏だ。
ZoltanとZoltax、なんか似ている。
さらにもうひとつ。
「X」という文字は「trans」の省略として使われる。
例)
Transfer=Xfer
Transceiver=Xcvr
Transmit=Xmit
ゾルタクスゼイアン(Zoltaxian)はZolta+x+ianという3つの部位で構成されている。
- Zolta=ゾルタン氏
- x=trance(超越した)
- ian=~の人
つまりゾルタクスゼイアンの正体とは人類を超えて進化したトランスヒューマニズム党党首ゾルタン・イシュトヴァン(Zoltan Istvan)氏なのではないだろうか!!?
「ゾルタクスゼイアンってなに??」
「そうですね…しかるべき時が来たらお教えしましょう
冗談です!もちろんただのフィクションですよ。」
”しかるべき時”が来た時、愚かな人類は越えられない壁の外側で死を待つことしかできなくなっているかもしれない。
”進化の格差”が”貧富の格差”よりも深刻化した近未来。
人類はたった一人の超人類に支配されている可能性もゼロではないのだ!!