食事内容は健康ばかりではなく、メンタルにも強い影響力を持っている。
男女9万人を対象とした大規模な多目的コホート調査より、「自殺率を上げてしまう食事パターン」を紹介しよう。
この研究は2013年に発表され、約9万人の男女を約8.6年追跡調査したもの。その追跡期間中249人が自殺した。
研究では食事パターンを3つに分類している。
①バランスよく食べる「健康型」
②肉や甘いものが多い「欧米型」
③ごはん、味噌汁、魚介類などの「伝統型」
最初に結論を申し上げると、自殺率を上げる危険な食事パターンは「欧米型」と「伝統型」だ。
というか「健康型」の食事を摂っているグループだけは自殺率がすっごく下がっているけど、欧米型と伝統型の食事パターンは自殺リスクとの関連性が見られなかったという。
画像参照:食事パターンと自殺との関連について
なぜ健康型の食事が自殺リスクを下げるのか?
研究者は葉酸や抗酸化ビタミンなど、うつの予防にも効果のある栄養素をしっかり摂取しているからではないかと結論付けている。
欧米型の肉多め、ジャンクフードやお菓子たっぷりの食生活は身体にも精神にも悪そう。
だけど、日本古来の伝統的食生活もそれほど健康的ってわけではないみたいだ。少なくともメンタル的には。
味噌汁とか漬物とか、和食って塩分がすごく多いと聞いたことあるし。ビタミンもわりと少ないのかも。
自殺リスクを下げるには、結局のところ、バランスよくいろんなものを食べて自然食品からビタミンをしっかり摂るのが大切みたいだ。