トランスフォーマーで有名なマイケル・ベイが次に手掛けるのが、映画「ミュータントタートルズ」だ。
と言っても、よく見るとマイケル・ベイが製作と大々的に宣伝しているけど、監督は別でジョナサン・リーベスマンという人。
ともあれそのストーリーの概要と、タートルズたちが使う合言葉「カワハンガ!」の意味、ついでに「ブヤカシャー!」の意味もレポートしよう。
ミュータントタートルズとは?
まず、簡単にミュータントタートルズってなんなのか説明しよう。
ミュータントタートルズは正式にはティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ、略してTMNTと表記されることもあるアメリカのアニメだ。
内容はというと、ミュータント化した4匹の亀が忍術を駆使して悪人たちを懲らしめるお話。
4匹の名前は芸術家からとられていて「レオナルド」「ミケランジェロ」「ラファエロ」「ドナテロ」だ。
タートルズはスプリンター先生と呼ばれるネズミのミュータントから忍術を教わる。スプリンターはシリーズによっては忍者の日本人が飼っていたネズミだったり、元々人間だったのがミュータントになってしまったりと様々。
そして悪役はスプリンターとも因縁のあるシュレッダー。本名サワキちゃんだ。
映画ミュータントタートルズにおいても敵はシュレッダーであり、基本路線はそんなに外れないてあろう。
ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズの魅力
ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズの魅力は、やっぱり4匹のカメのキャラクター。
レオナルドはリーダー格で真面目。だけど、空気が読めない部分もあったり、どっか間抜けで幼いところもある。
ラファエロは言うなればジャイアンみたいな感じ。短気の乱暴者だけど、どっか間抜けで幼いところもある。
ドナテロは発明家タイプ。いろんな発明をするけれど、それがトラブルの元になっちゃうこともある。頭がいいけど、どっか間抜けで幼いところがある。
ミケランジェロは言うなれば4人の中のボケ役。お調子者でおしゃべり。そして間抜けで幼いところがある。
全員ピザが大好き。この4匹がごちゃごちゃと口喧嘩しながら、悪者をブッ飛ばすのがTMNTの面白さだ。
アニメではコミカルで可愛いデザインなのに、映画では一転、リアルCGの亀のバケモンじゃねーか!!というデザイン。う~ん、逆に観てみたい。
カワバンガ!!とはなんなのか?
革製のカバンではない。カワバンガだ。
カワバンガと言う単語、耳慣れないその言葉はタートルズたちの合言葉だ。
みんなでを倒すために街に繰り出す時「カワバンガ!」
ナイスなコンビネーションで敵を倒した時「カワバンガ!」
いろんな場面で使われる。
「いくぜ!!」とか「やったね!!」みたいなニュアンスの意味をもつ。
この語源は1960年代のサーファー文化まで遡る。当時のサーファー達が良い波に乗れた時に言ったスラングがカワバンガなのだ。
日常生活とカワバンガ
カワバンガ!は笑顔で大きな声で叫ぶのが作法だ。
カワバンガの生活の中での使用例を考えてみよう。
卵を割ったら黄身が2つ入ってたよ「カワバンガ!」
4対4の合コン。会場の和民に入るに、「今夜はきめるぜ!!」という気概を込めて男4人で声をそろえて「カワバンガ!」
スーーーッと、まるでそれが必然のように、なんの引っかかりもなく、或は初めからそこにあったのではないか?と思われるくらいに爽やかに放出された巨大な大便が便器に鎮座するのを見て思わず「カワバンガ!!」
生活のあらゆる場面で使える「カワバンガ」。さあ、今日からみんなもタートルズの一員だ!!
ブヤカシャーとはなんなのか?ウルフルズの名曲ブヤカシャー!を聴こう
ブヤカシャーの意味はカワバンガとほとんど同じで「やったぜ!」とか「行くぜ!!」とかいう意味。これもタートルズ達の合言葉。
語源には諸説ある。英語のスラングが語源とか、ヘブライ語やアイルランド語が語源というという説もあるようだ。
このブヤカシャーと言う言葉が使われたのは、直近のCGアニメ版ティーンエイジ・ニンジャ・ミュータント・タートルズでの事。その時はカワバンガは一切使われず、合言葉はブヤカシャーで統一されていた。
ちなみにその時のアニメのエンディングテーマはウルフルズの歌う「ブヤカシャー!」という曲。
なんか耳に残るんだよね。
しかし何といってもウルフルズで一番の名曲は「ええねん」であろう。
全てを肯定するその歌詞は、聴いているだけで元気になる。
何もなくてもええねん
信じていればええねん
意味がなくてもええねん
何かを感じていればええねん
他に何もいらんねん
それでええねん
おっさんになればなるほど、心に染み渡るで!しかし!!
注目はタートルズとシュレッダーの対決
マイケル・ベイが手掛けたトランスフォーマーシリーズは最新作の4まで全て劇場で観たけれど、とにかく凄い迫力でストーリーとかおまけじゃねーかという感じだった。
タートルズ4匹のノリのいいセリフをトッピングしつつ、構図はあくまでもシンプルに「タートルズとシュレッダーの対決」だけ見せる。そしてアクションをとにかく派手にカッコよくすれば、きっと面白い作品に仕上がるだろう。
ベイマックスも日本人が主人公だったけれど、このニンジャタートルズも日本が大きくかかわっている。
なにしろ忍者がテーマ。敵役シュレッダーは日本人だし、味方のスプリンターも日本人。タートルズたちはスプリンターを「SENSEI!」(先生)と呼ぶし、KUMITE(組手)とか、字幕で観たら所々で日本語が聞こえてくるかもしれない。
日本人としては観ざるを得ないだろう。
カワバンガ!!