健康とダイエット 雑学

1980年以降に生まれた子どもの身長が低くなっている原因とは?その理由と子どもの身長を伸ばす方法

2018年2月20日

江戸時代や戦前の時代に比べて、食生活が豊かになった近代の日本人の体格は良くなってきている。

身長も伸びているし、体重も増えている。運動能力も高くなっている。

だけど1980年を境にして、再び子どもの身長が低くなってきているという。

いったいなぜッ!!?

最近、日本人の平均身長が低くなっている意外な理由を紹介したい。

子どもの身長は短くなってきている!!

衛生状態の改善とともに、長期にわたって伸びてきた日本人の成人の平均身長が、昭和55(1980)年生まれ以降、縮む傾向にあることが、国立成育医療研究センター研究所の森崎菜穂室長らのチームの調査で分かった。300万人を超す身長データを分析し、専門誌に論文を発表した。

参照元:日本人の身長が低くなった! 昭和55年以降生まれで確認(産経ニュース)

驚くべきことに、食生活が豊かになり、身長も体重も少しずつ増えているであろうと思われていた日本人であるが、身長に関して言えばむしろ低くなってきているという。

 

日本人の身長データを詳細に分析したところ、平均身長のピークは男女ともに昭和53年(1978年)~54年(1979年)生まれであることがわかった。

1980年以降に生まれた子どもは、少しずつ身長が低くなりつつある。

飽食の時代であり、みんながダイエットに悩んでいる今、なぜ身長が低くなりつつあるのだろうか?

 

その理由はどうやら、低出生体重児にありそうだ。

低出生体重児は身長が低くなる傾向にある

体重2,500グラム未満で生まれた赤ちゃんの事を未熟児と呼ぶが、最近では未熟児のかわりに低出生体重児という言葉が使われている。

低出生体重児はアレルギーになりやすかったり、いろんな弊害があるのだけれど、そのひとつとして身長が低くなる傾向があるのだ。

 

厚生労働省の「乳幼児身体発育調査」によると、1980年をピークとして、年々赤ちゃんの出生時体重が低下を続けているという。

子どもの平均身長が低下に転じたのも1980年。

「子どもの身長」と「生まれたときの体重」には明らかな相関関係がありそうだ。

では、なぜ1980年を境に低出生体重児は徐々に増え始めたのだろうか?

低出生体重児が増えてきた理由

最近では10人に1人の割合で低出生体重児が生まれているという。

低出生体重児のリスクを上昇させてしまう要因はいろいろあるけど、代表的な2つを紹介しよう。

①出産時の年齢

②母親の体型

低出生体重児は10代の出産や40代以降の高齢出産で、そのリスクが急激に上昇する。

逆に20代・30代の出産はリスクが低いといえる。

最近では晩婚化の傾向が強いし、医療技術の進歩で高齢出産の安全性も高まっている。40代以降の出産が増えているからこそ、低出生体重児が増えているのかもしれない。

だけど、恐らく2番目に挙げた「母親の体型」の方が、遥かに大きな要因だろう。

 

痩せ体型の母親から生まれた赤ちゃんは低出生体重児になりやすい。

 

厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」から、女性の低体重の推移をグラフ化したデータを紹介しよう。

このデータは1983年からのものだけど、低体重の女性が増えているのがわかる。

それに比べて、肥満体型の女性はほぼ横ばい。むしろ減っている。

日本人の女性は痩せすぎなのだ。

世界的に見ても、先進国でここまで痩せているのは日本だけ。現在では4人に1人の女性が”痩せすぎ”に分類されるという。

テレビや雑誌ではダイエットばかりが注目されるけれど、今の日本に本当に必要なのは健康的に太るための正しい情報なのではないだろうか。

子どもの身長を伸ばすための方法

子どもの身長を伸ばす方法として考えられる方法は、大きく2つに分けれられる。

出産前の対策と、出産後の対策だ。

まだ出産していない段階だとしたら、やっぱり一番重要なのは母親の健康だ。

痩せすぎ体型であれば、慢性的に栄養不足であることが考えられる。しっかりとバランスよく食事をとって、しっかりと太る!!

そうすれば、生まれてくる赤ちゃんの体重が少なくなるリスクを下げることができるだろう。

だけど、中には「食べても太ることが出いない体質の女性」もいる。たくさん食べてるのに太れない、そんな体質を持っていると、女性からは羨ましがられるかもしれないけど、本人からしたらけっこう深刻な悩みだ。その原因は、遺伝的な要素だったり、胃腸の機能がイマイチであったりと様々。

最近ではダイエットではなく、「太るためのサプリメント」なんかも発売されるようになってきている。

体質的に太るのが難しい場合は、たくさん食べるのと同時にこういった太るサプリを利用するのもいいかもしれない。

☆太るサプリメントをまとめて紹介しているサイトはこちら

子どもの背が伸びるサプリメント

出産後、生まれた子供の身長を伸ばすには、食事・運動・睡眠の3つがとにかく大切。

たんぱく質・脂質・炭水化物を中心に、ビタミン類・ミネラル類もしっかりと食べさせる。

適度な運動は骨の関節を刺激して、その細胞分裂を促進させる。その結果、身長も伸びる。

睡眠時には1日で最も成長ホルモンが分泌され、身長が伸びるゴールデンタイム。夜更かしは厳禁!

食事と運動と睡眠が相乗効果を発揮することで、子どもの身長は伸びるだおる。

 

また、10年前にはまったく見かけなかったけれど、最近では「子どもの成長をサポートするサプリメント」が人気を集めている。

これもまた、子どもの身長が低くて悩んでいる家庭が多くなってきたということの表れなのなのだろう。

軽く探しただけでも、10種類以上のサプリメントが発売していた。

こういったサプリメントを利用するのもいい。特に成長期の子どもであれば、不足している栄養分を効果的に補うことができるだろう。

特に「のびるんるん」や「カラダアルファ」が人気みたいだ。子どもの身長のために、こういったサプリを比較検討して使ってみてはいかがだろうか。

まとめ

1980年以降に生まれた子どもの身長が低くなっている原因は、女性全体の体重低下が関係している可能性が高い。

女性はダイエットばかりするのではなく、しっかりと食べ、ふっくらとした体型になって欲しいものだ!!(まあ、個人的に痩せてる女性よりもふくよかな女性の方が好きだからなんだけど…)

 

ちなみに私の身長は169.5センチだ。小学校くらいの頃は、わりと身長が高い方だったんだけど、中学2年生で成長がストップ!!

そこからまったく身長が伸びなくなり、ついには男性の身長としては平均以下になってしまった。

毎日給食で瓶の牛乳を2~3本は一気飲みしていたわんぱく健康優良児であったにもかかわらず、だ!!

あのとき、成長サポート・サプリを毎日飲んでたら、ちょっとは身長が伸びたのだろうか?

せめて170センチは欲しかった…。

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