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クフ王のピラミッド内部に謎の部屋が!そこにはすべての謎を解明する手掛かりがあるのか!?

2017年11月9日

日本人研究者が中心となり活動している国際研究チームの最新技術を利用した測定の結果、クフ王のピラミッドの中に今まで知られていなかった全長30メートルもの巨大な謎の空間があることがわかった。

この謎の部屋の中には何があるのだろうか?

NHKスペシャルでこのピラミッドに関する最新の研究結果が放送されたので、その内容と共に謎に満ちたピラミッドの都市伝説を紹介したい。

クフ王のピラミッドに隠された謎とは!?

エジプトにはたくさんのピラミッドがあるけれど、その中でも最大の高さと大きさを誇るのがクフ王のピラミッドだ。

クフ王のピラミッドの隣には、クフ王の息子で後継者のカフラー王のピラミッドが、その横にはクフ王の孫にあたるメンカウラー王のピラミッドがある。

この3つの巨大なピラミッドをギザの3大ピラミッドと呼ぶ。

左:メンカウラー 中央:カフラー 右:クフ

最も古い時代に作られたクフ王のピラミッドが一番大きく、その高さは147メートル。これは40階建てのビルに相当する。

クフ王のピラミッドは今から4500年前の紀元前2500年頃に作られ、2~3万人の労働者を使い、約20年の歳月をかけて建造されたといわれてている。

紀元前4500年なんて日本じゃまだ縄文時代。縄で土器に模様をつけて「おっ!キレイな模様ができたぞ~」「やったね、父さん!!」なんてやっているときに、海の向こうでは2万人の労働者が連携して現代の高層ビルに匹敵する建築物を作ってたわけだ。

さらにスゴイのは、これらのピラミッドは建設当時、全体が白い石灰岩でできた化粧石で覆われていたということ。その化粧石には塗装が施されていて、当然のことながらピラミッド内部への入口も塞がれていた。

 

だけど後の時代にギリシアの建造物を作るために剥がされたり、カイロの道路舗装のために使われたりしてほとんどなくなってしまったらしい。

まったく、古代の人は古代遺跡を保存するって意識がかけらもなかったようだ。

おかげでキレイな化粧石はすっかりなくなってしまった。唯一、画像中央のカフラー王のピラミッドの上部には、まだ少しだけ化粧石が残っているのだけれど。

 

つまり、太古の昔のピラミッドは表面が滑らかな三角錐の形状で、太陽の光を受けて白く輝いていた可能性がある。そしてそこには、何らかの文様も描かれていたようだ。

きっと凄くキレイだったに違いない。

 

そんな神秘的なピラミッドだけど、実はいまだに何のためにこれほど巨大な建造物を作り上げたのか、明確な回答は得られていない。

ピラミッドは一般的には古代の王族の墓だと考えられている。だけど今までピラミッドの内部で王族のミイラが発見されたことはない。エジプトにはたくさんのピラミッドが存在しているにもかかわらず。

もちろんクフ王のピラミッドでも、王の棺や副葬品は見つかっていない。

クフ王のピラミッドには盗掘のための横穴が掘られていて、観光客はこの穴からピラミッドの中に入って見学できる。この穴をあけた盗賊たちが、金銀財宝をすべてかっさらっていったのかもしれない。

 

しかし…クフ王のピラミッドには隠された秘密の部屋があり、そこに王の棺や副葬品があるのだという説を唱える専門家もいる。。

というのも、エジプトの古代のパピルスに「クフ王は知恵の神トト神の聖なる秘密の部屋を探し求めた。自らのピラミッドに同じものを作るために」という記述があるからだ。

 

クフ王のピラミッドに隠された謎、これを解けば、ピラミッドの建設理由や、ピラミッドにまつわるあらゆる謎が解明するかもしれない!!

そこで最新の科学技術を利用したスキャンピラミッド計画が発足した。

スキャンピラミッド計画とは!?

スキャンピラミッド計画は、日本の名古屋大学の研究チームと高エネルギー加速器研究機構が中心となっている。

そもそも、なぜ日本が「巨大建造物の内部構造を外から探る技術」について、世界をリードしているのか?

それは東日本大震災で発生した原発事故があったから。放射能汚染で立ち入ることのできない原発の内部を調査するために、事故直後から研究が進められていたのだ。

実際に原発内部を調査した透視技術を使って、ピラミッドの内部も調べてしまおうってわけだ。

使われるのは「ミューオン・ラジオグラフィ」という方法。

宇宙から降り注ぐミューオンという素粒子を使って、巨大建造物の内部をまるでレントゲン検査のように透視することができる最新技術だ。

 

名古屋大学の研究チームと高エネルギー加速器研究機構は、それぞれ別の方法でピラミッドにミューオン・ラジオフラフィ検査を行った。

2つの研究チームの調査結果を突き合せた結果、王の間の上部に30メートル近い巨大な空間があることがわかった。

この調査結果を受けて、パリの研究チームも場所を変えて追加調査を行った。その調査でも謎の空間の存在が確かめられた。

日仏のデータを突き合せた結果、王の間のさらに上部に、全長約30メートル、体積300~500㎥の巨大空間があることがわかったのだ。

 

さらに、この謎の空間に繋がるのかもしれない”隠し通路”の存在も明らかになった。

クフ王のピラミッドの側面には、一部周りと明らかに温度差のある場所がある。

温度は石が温まる昼と、冷却された夜のそれぞれに測定された。大部分の隣接した石の間の温度差は、概して0.1度から0.5度の違いしかなかった一方で、サーモスキャンで確認できるように、ある特定の1箇所だけに6度の温度差が見られた。

参照元:エジプトのピラミッドを赤外線スキャンしたら、あるものが見えた(ハフィントンポスト)

この温度差のある壁の中には空洞があり、だからこそ温度差が発生するのではないか予測されてきた。

温度差がある場所にも同様に、ミューオン・ラジオグラフィの技術でスキャンしてみたところ、その奥に人間が通れるくらいの空間があり、ピラミッドの中央に向けて伸びていたことがわかったという。

 

秘密の通路は王の間の上部にある謎の部屋に繋がっている…?

だとしたら、秘密の部屋には何があるのだろうか?

謎の部屋にはなにがあるのか?

存在するピラミッドの中でも、もっとも大きなクフ王のピラミッド。

その内部で王の棺や副葬品は一切見つかっていない。

クフ王のピラミッドもそうだけど、現存するピラミッドの財宝はほとんど盗掘でなくなってしまったという。

そんな中で唯一見つかったのが、有名なツタンカーメン王の棺と黄金の仮面だ。

だけどツタンカーメン王の棺や黄金の仮面は、王家の谷にあるツタンカーメン王の墓から発見されており、ピラミッドで発見されたわけではない。

もし秘密の部屋にクフ王の棺やミイラがあれば、やっぱりピラミッドは王族の墓標として建築されたとわかるかもしれない。

エジプトでも最も巨大なピラミッドを作り上げたクフ王の埋葬であれば、凄まじいほど絢爛豪華であったはず。そこにはツタンカーメン王の装飾品を超える膨大な金銀財宝がある可能性だってあるだろう。

…あるいは人類の歴史を覆すような、恐ろしい発見があるかもしれない。

ピラミッドの都市伝説とは?

紀元前2500年頃、つまり今から4500年前に建造されたクフ王のピラミッド。

その中身や構造を知れば知るほど、とてもじゃないがそんな太古の昔に人間が作ったとは考えられないほど、精密で凄まじい技術が使われている。

驚異的なピラミッド建築の謎を紹介しよう。

 

①ピラミッドの4辺は正確に東西南北を向いていて、その誤差はたったの0.057度。凄まじいほど精密に方角に沿って作られている。

②平均2.5トンの石が高さ147メートルのピラミッドのてっぺんまで積まれている。重機のない時代にどうやって?その方法は未だに謎に包まれている。

③先ほども紹介した通り、ピラミッドは何故作られたのかいまだにわかっていない。もしかしたら宇宙人が地球に飛来するときの目印かもしれない。ピラミッドが建設当時に白く輝いていたとしたら、上空からもよく目立つだろう。

④ピラミッドの底辺は763.81フィート、高さは486.27フィート。底辺を2倍して高さで割ると「3.1415…」という”円周率”が導き出される。これを意図的に建設するには、ありえないほど精巧な建築技術が必要になるだろう。円周率をアルキメデスが発見したのは紀元前3世紀。その2000年以上前にピラミッドでは円周率をも計算に組み込んで建設されていたということになる。

⑤驚くべきことに、ピラミッドの内部では食べ物が腐らないという!!(空気が乾燥してるだけじゃ…)

その他にもピラミッド自体が巨大なエネルギー生産装置であったとか、フリーメイソンが建築したとか、いろんな面白い都市伝説がある。

 

ピラミッドが建造されたのは、今から4500年前。にもかかわらず、そのすべては未だにビックリするくらい謎に包まれている。

その時代にこれほど巨大な建造物を作る技術が、本当に人間にあったのだろうか?

ひょっとしたら、今の人間の文明とは違った超古代文明、あるいは宇宙人がかかわっているのかもしれない。

秘密の巨大な部屋には宇宙人のミイラがたっくさんあったりして…!?

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