NHKの”チョイス@病気になったとき”で加齢によるシミ対策について紹介されていたので、その情報を簡潔にまとめて紹介したい。
加齢による肌のシミを「老人性色素班」(ろうじんせいしきそはん)と呼ぶ。
老人性色素班の主な原因は若いころから浴び続けてきた紫外線。
紫外線を浴びると肌の細胞を紫外線から守るため、メラノサイトという細胞が黒い色をしたメラニンを生成する。
紫外線を浴び続けると大量のメラニンが作られ、それがシミの原因になる。
☆老人性色素班の特徴
- 濃い茶色
- 単独、もしくは数か所
- 30~40代で発症
老人性色素班の治療方法は大きく2つ。
レーザー治療と光治療だ。
老人性色素班のレーザー治療について
- 特殊な波長のレーザーは黒い部分だけに反応して熱を発するので、シミに照射すると黒いメラニンだけ破壊することができる。
- シミの大きさにもよるけれど、レーザーの照射の治療時間は1分程度。
- 必ずシミがなくなるとは限らず、再発するリスクもある
- 薄いシミよりも濃いシミの方がレーザー治療の効果は高い
- 治療後は火傷のようにヒリヒリしたり痛みがでる場合もある。
- 費用は病院によって変動するが、1回で数万円以上(保険適用外)
レーザー治療にオススメの人の特徴
- 5ミリ以上の大型のシミ
- 色が濃いシミが単発、数か所できている
- 顔にかさぶたができてもよい人
- 確実にシミを破壊したい人
老人性色素班の光治療について
- 老人性色素班が1センチ未満で、細かいシミが顔全体に広がっている状態だと、顔全体の肌を明るくする光治療がオススメ。
- 紫外線を含まない可視光線を顔全体に照射することで、メラニンを少しずつ破壊していく
- レーザー治療ほどの即効性や確実性はない
- シミのほかにも肌の赤みの原因となる毛細血管も除去できる
- 広範囲をいっきに照射できる
- 数週間開けて、3~6回の治療が必要。
- シミのほかにも肌の赤みの原因となる毛細血管も除去できる
光治療にオススメの人の特徴
- シミが5ミリ以下
- 薄いシミが多数できている
- かさぶたが出来るのが嫌な人
シミを予防する生活習慣や食事療法などはあるけれど、既にできてしまったシミを消すには何らかの形で治療をする必要があるようだ。
そのためには美容皮膚科に行く必要がある。
このような施術は保険の適用外なので、ある程度の出費は覚悟しておいた方がいいだろう。
ちなみに光療法であれば、専用の機器を購入することで自宅で行うこともできる。
長い目で見ればリーズナブルにシミ対策を行えるだろう。