自己啓発

杉村太蔵の人生に学ぶ、幸運を引き寄せ自分の給料を上げるために気を付けたいふたつの事。

2015年10月4日

杉村太蔵が「しくじり先生俺みたいになるな!」に出演し、政界進出のきっかけを披露した。

「類い稀なる強運を持っている」として紹介したそのエピソードは、我々にとっても幸運をつかむためのヒントになるのではないかと思う。

その幸運を引き寄せたエピソードと、給料を上げるための方法を紹介しよう。

杉村太蔵の強運エピソード

杉村太蔵は政治家になる前は外資系の証券会社に勤めていたという。

それを聞いて思った。

「外資系証券会社ってそう簡単に入社できるもんじゃないし、杉村さんはやっぱり頭が良くていい大学を出てるエリートなんだなぁ~」と。

しかし実際のところは大きく違っていた。杉村太蔵は6年間大学に通った挙句に中退していたのだ。

中退した後に、派遣会社に登録。たまたま派遣された先が総理官邸の裏にある44階建てビルの地下にある清掃会社。そうしてたまたま、そのビルの清掃を担当したフロアが、後に杉村太蔵が務める外資系証券会社だったのだ。

そこで杉村太蔵は朝から晩まで便器をピッカピカに掃除していたという。クーラーが効いていたのに汗だくになりながら。

そんな風に清掃を頑張っていると、後にゴールドマンのトップになるグレン・ウッドという方に「君は将来出世するから、うちの会社に来い!」と言われ、証券会社に入社したというのだ。これだけでも凄い!

政界進出のきっかけをくれたのもグレン・ウッド。グレンから「株価の動向を調べろ!」と言われたため、自民党のHPをみていたら、候補者を公募していたというのだ。

「郵政民営化と構造改革に対するあなたの考え方」のレポート提出。

杉村太蔵は先輩の意見や顧客の意見、大臣の言葉など”引用”し、ババ~ッと書いたところ、それが通過。その後5回の面接と、3回の論文試験をパスして見事自民党から立候補したという。

実は杉村太蔵の父親は、元々は自民党幹事長武部勤の後援会の有力支持者だったらしい。それがひとつの好材料になっていた可能性もあるが、少なくとも杉村太蔵本人がただのボンクラだったら、なにもなしえていなかったであろう。

 

この経歴を見ると、確かに幸運の連続。偶然にも清掃の仕事になり、偶然にも証券会社のフロアを担当したことになる。しかし杉村太蔵は自分は強運を持っているというが、果たしてそれはただの強運なのだろうか?便所掃除を一生懸命に行う、こういった仕事への姿勢が強運を呼び込んだのではないだろうか?

確かに上手く行き過ぎているかもしれない。しかし少なくとも、ただノルマをこなすだけの普通の仕事をしていたとしたら、派遣の清掃業から外資系証券会社、政治家への道はなかったであろう。

調子に乗り過ぎた発言や失言が目立つものの、杉村太蔵本人がとてもパワフルで魅力的な人物であることはテレビを通してでも伝わってくる。

自分の給料を上げるには?

自分の給料を上げるにはどうしたらいいのか?

「貰う給料以上の価値を創造すること」

これは昔から言われているし、よく聞く言葉だ。

 

一般的に社員は給料の3倍の価値を創造しなければ、会社にとって有益ではないと言われている。

毎月30万円の給料をもらっているとしたら、その3倍の90万円の売り上げを会社に提供しなければならない。そうしないと、維持費や保険などを考えても会社は存続するのが難しいという。

という事は、自分の給料を上げるには、その給料の最低でも3倍以上の働きをしなければならないという事になる。

 

「成功するには給料以上の仕事をしなければならない」と聞いても、実はイマイチ納得できなかった。

だって、バイトや派遣なんて頑張っても給料上がるわけじゃないし、会社勤めも営業ならまだしも事務職の頑張りなんて目に見えずらい。公務員も頑張ったって給料が上がるというわけではないだろう。

いろんな仕事があり状況があるけれど、仕事をめっちゃ頑張ったって、給料なんてカンタンに上がるもんじゃないよって。

でも、よく考えると、「仕事を頑張る」という方法以外で給料って上がらない気がするのだ。

 

織田信長に小姓として使えていた豊臣秀吉は、信長の草履を懐で暖めていたのをきっかけに認められ、頭角を現していったという。こんな逸話も、仕事への姿勢が成功へと繋がることを示している。

会社や人に貢献することが、出世への足掛かりになるのは今も昔も変わらないようだ。

 

しかし一方で、頑張っても頑張っても、どう頑張ってもどうしようもない現実もある。

ブラック企業なんて呼ばれるような職場では、人を人とも思わないような労働環境で酷使し、ボロ雑巾のようになったら使い捨てるように解雇!なんて事例もあるという。

 

自分がどんな場所にいるのか?どんなタイミングで成果を出すのか?

頭のいい人間は、人を見て、組織を見て、自分の貢献を効率よく発揮する。

先の豊臣秀吉のエピソードも、きっと信長が”草鞋を温める事に関心するような人格”であることを見抜いたうえで行っていたのだろう。

杉村太蔵も掃除を頑張ることで、何らかの人脈を築くチャンスを伺っていたに違いない。

幸運を引き寄せ自分の給料を上げるために気を付けたいふたつの事

自分の仕事がどれだけの価値を生み出しているのかを意識して、給料以上の価値を生み出す。

自分の置かれた状況を正しく認識して、賢く努力し、時には環境を変える勇気を持つ。

そうすれば杉村太蔵氏のように成功する…かもしれない。

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