オカルト

たけしの超常現象特番にヤラセが!大槻教授が吠えるその衝撃的な内容とは?

2016年12月27日

オカルト業界に激震が走った!!!

なんと、大槻教授がブログで「ビートたけしの超常現象マル秘Xファイル」でのヤラセを激白したのだ!!

いちオカルトファンとして、ビートたけしの超常現象特番のこどもの頃からのファンとして、その詳細を紹介したい!

たけしの超常現象特番のヤラセとは!?

大槻教授「金星人が住民票をとって地球で暮らしてるってぇ~?じゃあ、住民票を見せてくださいよ!

韮澤さん「宇宙安全保障条約によってですね、明かすことは禁止されているんですよ!!

 

ビートたけしの超常現象マル秘Xファイルは、オカルト信奉者とオカルト懐疑主義を一堂に集めて、めちゃくちゃにバトルし合うという、めちゃくちゃに面白い番組だ。

オカルト大好き人間である私は、こどもの頃からず~っと観ていた。

中でも一番面白いのは、早稲田大学名誉教授大槻義彦氏と、たま出版社長韮澤潤一郎氏の、頭の痛くなるようなハイレベルの口論・激論だ。

 

ビートたけしでも大竹まことでもなく、大槻大授と韮澤さんなくしてこの番組は成り立たないといっていい。

そんな番組の大黒柱である大槻教授が、2016年12月24日に放送された「たけしの超常現象特番」を観て吠えた!

「ヤラセじゃねーーーかよ!!」と。

その詳細を紹介したい。

大槻教授の主張

大槻教授は、自身のブログで番組のヤラセを激白している。

私は12月7日の『たけしの超常現象特番』収録の1日前、つまり6日に収録台本を受け取りました。

この中で『超能力者が人の脳をハッキングして、その人の脳が考えていること、思い描いていることをずばり当てる』というコーナーが目をひきました。

ここで驚いたのはこのハッキングする人間はあらかじめ決められており、台本に4名の名前がはっきり書かれていたのでした。

参照元:『たけしの超常現象特番』のヤラセ、ウラのウラ(大槻義彦の叫び、カラ騒ぎ)

全米大注目のブレインハッカー、ジョー・ブレギーが来日して番組に登場。ブレインハッキングとは、相手が頭に思い浮かべたものを瞬時に読み取る能力。それを芸能人で試そうという企画だ。

大槻教授によると、すでにブレインハッキングを受ける芸能人は決められており、いくらでも事前に調べられる状態であった。

つまりイカサマ占い師が使うホットリーディングってやつだ。

 

そこで大槻教授は、このイカサマを暴くために一計を案じる。

スタッフに黙って、突然名乗りを上げて、自らブレインハッキングを受けようとしたのだ。

しかしブレギーは大槻教授が6月生まれであることを理由に「6月生まれはやりにくい」と拒否する。

スタッフも「段取りがあるんですから!!」と大槻教授を止めようとする。

大槻教授はジョー・ブレギーが大槻教授を拒否したこと、その顛末を「絶対にカットするなよ!!」とディレクターに念を押して伝えた。

 

…しかし、実際に放送を確認すると、案の定大槻教授の発言は全カット。

何もかもなかったことにされていたのだ!!

 

それを観て大槻教授の怒りが爆発!!

 これほどやっても彼らは私の意向に反して、この件にかかわるすべての私の発言、映像をカットした。彼らは一介の『超能力者』を守り、オカルトを支持し、大槻を否定した。

この番組20年の歴史の中で、この番組が幼稚なウソ八百に塗り固められたオカルトを放送してきたが、しかし私が理路整然と反論、否定することもそのまま取り上げてきた。これまで私の反論はあからさまにカットされたことなど一度もなかった。

しかし残念ながら数年前に制作会社のスタッフが入れ替わった。それ以降、あからさまにオカルト擁護に変わり、オカルト否定派を削減し始めた。

参照元:『たけしの超常現象特番』のヤラセ、ウラのウラ(大槻義彦の叫び、カラ騒ぎ)

数年前に制作会社のスタッフが入れ替わったらしいが、この番組のことをまったく理解していない。

絶対に大槻教授とそのブレインハッカーを対決させるべきだったのだ。

というか今まではそうしてきたし、大槻教授だって超能力者のトリックがわからずに引き下がることも多々あった。

 

ブレインハックが成功するにしろ、失敗するにしろ、そっちの方が番組として絶対に盛り上がったはず。

 

では、大槻教授が無下にされた実際の番組での流れを簡単に紹介しよう。

ブロギーのブレインハックの手順

まずは出演者全員に好きな数字や簡単な図、初恋の人を思い浮かべてくださいとブロギー。

一発目は博多大吉が指名される。(これはもう事前に決まっていたことのようだ)

 

ブロギー「ファーストネームをローマ字で思い浮かべて…それをブレインハッキングで読み取るから。深呼吸して。名前の最初の文字を強く思い浮かべて…

ABCDEFG…HIJKLMN…O…P…もう通り過ぎてしまいましたね。L、M、N、Oのどれかだ。…Mですね?」

このような質問の後、博多大吉の初恋の人が「MIKA」であることを見破られる。

 

…まるっきりメンタリストDAIGOとやってること一緒じゃないか!

 

2人目は浜口京子。

ブロギー「頭の中に1枚の絵を思い浮かべてください。あまり複雑でないものがいい…

今考えているものは郵送では送れませんね?…じゃあ、3つ数えたら描き始めて」

同時に絵を描き始める浜口京子とブロギー。

すると、ふたりはほとんど同じ「家」の絵を描いたのであった。

これも簡単なトリックで手品師が再現可能であろう。

 

3人目は水戸なつめ。

読んだ本の内容をブレインハッキングするというもの。

番組が用意した6冊の本の中から1冊を選ばされる水戸なつめ。

その後、最初に思い浮かべた数字と同じページを開き、最初の数行を読むようにいわれる。

ブロギー「名前が書いてありますね…それはKから始まる名前ですね?

最初に丸いものが見えました…寂しい、孤独という文字、あとは火が見えた。あとはKAMISON」

そのページを水戸なつめが読み上げると、確かに先ほど挙げたキーワードが小説の中にも登場していたのだ!!

…これも選ぶ本はスタッフが用意しているし、いくらでもトリックが成立しそうだ。

 

最後はビートたけし。

その内容は”番組が用意した”たくさんの小道具から、何を選ぶかを、そしてその小道具を使ってどんなアクションをするか当てるというもの。

ブロギー「では、その決心が揺るがないように証拠を残しておきましょう。誰にも見られないようにメモしてください」

ビートたけしにメモを書かせるブロギー。この行為がなんともアヤシイ。

当てるだけならメモなんて不要だからだ。

 

その後たけしは別室に移動し、誰もいない部屋で小道具を選ぶ。

「彼はまずトランプのマスクをかぶるはずだ。そしてトイレの掃除道具を持つ。

最後のアクションが難しかった。何かこう…足を使いながら踊るというか…」

確かにたけしはトランプ大統領のかぶりものとスッポンを選び、スッポンを使ったコマネチ(スッポンコマネチ)を披露したのであった。

たけしのメモには「①トランプ②スッポン③スッポンコマネチ」と書かれていた。

これを密かに確認して答えたのだろう。

 

そのショーの間、大槻教授は足を組んで、ず~っとぶぜんとした表情で眺めていた。

たしかに番組上で大槻教授はまったく発言していなかったが、実は「俺にブレインハックをやってみろ!」と吠えていたわけだ。

戦う大槻教授!!戦う韮澤潤一郎!!

超能力のコーナーは可もなく不可もなく終わり、それ以降もねつ造の動画を見せられるだけの退屈な時間が流れた。

やはり惹きつけられるのは、大槻教授や韮澤さんが発言した時だ。

理論的なオカルト擁護派である山口敏太郎氏が「チュパカブラの正体が哺乳類を狂暴化させるウイルスなのでは?」という自説を展開しているときに、むりやり話に割って入る韮澤さん。

韮澤さんはチュパカブラは宇宙人のペットであるという超絶理論を展開し始める。

 

韮澤「私はね、そこまでは考えないんですよ。1954年から55年にかけてアメリカのミズーリ州に何回かUFOが着陸しまして、そこで出てきた宇宙人が大きなね、ペットを連れてきたんですよ。その写真があるんですよ…」

白黒でわかりにくい写真パネルをみせる韮澤さん。

大竹「単なる犬じゃねーかこれ!

韮澤「これがね、目方(体重)が170キロもあったんです。立つとね、2メーター以上あった。これが一緒に着陸して、もしこれが逃走したり、迷子になったり…」

大竹「何回も言うようだけど、単なる犬じゃねーか!

韮澤「いや…犬だけど、目方が全然違う…」

大竹「犬だけどって!!」

 

そのやり取りを黙って見ていることしかできなかった山口敏太郎氏が、諦めたようにつぶやく。

山口「韮澤さん、台無しですよ…俺スタッフと話をして…2メートルの犬はないですよ…」

そう言っても韮澤さんは止まらない。

韮澤「山口さんのは仮説だし、私のは実際の事件だからね!!

 

最後までチュパカブラが宇宙人のペットであるという自説を曲げない韮澤さん。

山口敏太郎氏は真面目にスタッフと話し合って、展開を考えていたのに台無しにしてしまったのだ。

 

…でも、これが本来の「ビートたけしの超常現象マル秘Xファイル」ではなかったか?

 

大槻教授はブログで「私の発言があからさまにカットされたことは今まで一度もなかった」と発言した。

つまり今までの番組上で行われた討論や口論は、すべてちゃんと事前打ち合わせなしにガチンコで行われていたということ。

そしてそれこそが、この番組の面白さだったハズだ。

 

おわかりだろうか?

あのすごく面白かった、かつての「ビートたけしの超常現象特番」をちゃんとやっているのは、実は大槻教授と韮澤先生の2人だけなのだ!!!

 

番組のひな壇をみると、本当に面白くて質の良いオカルティストたちがそろっている。

素材がいいんだから、みんなで自由に討論させるだけでも何十倍も面白い番組になるはずなのに…。

 

そこには何の工夫もいらないし、ヤラセもいらないはず。

ただ韮澤さんと大槻教授が口喧嘩して、山口敏太郎が理論的な説明をしようとして、それを他のオカルティストに台無しにされて、大竹まことが突っ込んで、ビートたけしがボケて…。

それだけで十分なのではないだろうか?

 

大槻教授は「この番組に来年はないだろう」と発言している。

もう今後は出演する気がないのだろう。だとしたら、この特番の魅力も半減してしまう。

…残念でならない。

 

たけしの超常現象特番は、画像関係の専門学校で卒業制作として作られたようなクオリティの低いねつ造動画ばかりを放送するのではなく、ちゃんとオカルトについて討論するという基本コンセプトに立ち返るべきなのではないだろうか?

 

では最後に番組でちゃんと放送された、数少ない大槻教授の冴えた発言を紹介したい。

今年は世界各国で巨大な円盤型UFOが目撃されているのだが…科学問題研究科の竹本良氏によると、巨大UFOとアメリカ大統領選挙は関係があるという。アメリカは宇宙人と密約を結んでいるので、その更新手続きのため、大統領選挙が行われる年はUFOがいっぱい地球にやってくるというのだ!今ごろトランプ氏はアメリカとの契約更新に調印しているかもしれない。賃貸アパートかよ!!

大槻教授「何をふざけたこと言ってんだよ。大体ね、世紀の密約だってあなた言ったね。なんであなたが密約知ってるの!?

竹本氏「これはね、誰だって知ってますよ!UFOの研究家みんな知っていますよ!!

こんな激論が聞きたいんだ!!

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